金属疲労による 破壊メカニズムの解明と強度設計法

NO. 150932
金属疲労による
破壊メカニズムの解明と強度設計法
◆ 日 時 : 2015年9月17日(木)10:30~16:30
◆ 会 場 : カメリアプラザ 9F 会議室【東京・江東区】
◆ 聴講料 : 1名につき49,980円(税込、昼食・資料付き)
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※会員登録(無料)をしていただいた方には下記の割引・特典を適用します。
・1名でお申込みされた場合、1名につき47,250円
・2名同時にお申し込みされた場合、2人目は無料(2名で49,980円)
※大学生、教員のご参加は、1名につき受講料10,800円です。
(ただし、企業在籍者は除きます。また、2人目無料も適用外です。)
03-5857-4812
※お申込み確認後は弊社よりご連絡いたします。
◆講師 (株)日立製作所 日立事業所 研究開発グループ 工学博士 宇佐美 三郎 氏
製品破損の原因は、ほとんどが疲労です。そのため、疲労のメカニズムを良く理解して適切な裕度を与えて設計すれば、信頼性と経
済性を兼ね備えた製品を開発することができます。
そのため,本セミナーでは金属疲労の基礎から最新の疲労強度設計技術までを平易に解説します。まず、歴史的な破損事故と対
策を分析した結果から、各種の破損モードと得られた教訓を解説します。
つぎに、疲労破壊のメカニズムと各種因子の影響について述べ、代表的な構造部品(溶接継手、ボルト締結部、はんだ接続部など)
の疲労強度や予防保全法、寿命増大法、多数の強度改善構造例を紹介します。さらに、近年発達している破壊力学について、その
概要とその疲労設計への適用例を分りやすく述べます。
最後に、最新の構造設計法について、その体系から、応力集中部や溶接継手の設計基準の詳細を解説します。また、各段階には
例題がありますので、その演習と解答を通して、基礎から応用までを確実に習得できます。
1.事故に学ぶ材料強度
1-1.機器・プラントの破壊事故例とその原因・対策
1-2.破損事故防止の考え方
2.構造物の疲労寿命
2-1.金属疲労破壊のメカニズム
2-2.疲労限度
2-3.各種因子の影響
2-4.構造部品の疲労強度
a.溶接継手
b.ボルト締結部
c.接触・フレッティング疲労 d.低サイクル疲労
e.はんだ接続部の熱疲労 f.疲労強度増大法
3.疲労強度改善構造
3-1.トラス、ラーメン構造で曲げを防止する方法
3-2.力の流れを滑らかにする構造
3-3.各部の荷重負担を均一にする構造
3-4.形状不連続部の曲率半径Rを大きくする方法
3-5.応力集中部を高応力域に設置しない方法
3-6.板へ面外力が作用する場合の構造
3-7.熱応力・座屈を防止する構造
4.破壊力学の入門と応用
4-1.強度設計における破壊力学
4-2.応力拡大係数の値
4-3.疲労き裂進展速度と進展下限界値
4-4.溶接継手不溶着ルート部の疲労強度
4-5.微小欠陥を有する部材の疲労強度
5.構造強度設計基準
5-1.構造強度設計の体系
5-2.ASME Codeの疲労設計基準
5-3.IIWの溶接継手疲労設計指針
5-4.高温強度設計基準
[質疑応答・名刺交換]
例題・演習と解答
※演習のため四則演算が可能な電卓などを持参ください。
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