母子保健法第6条に基づく未熟児の定義

<養育医療(国)>
養育のために病院または診療所に入院することを必要とする未熟児に対し、その養育に
必要な医療の給付を行うものであり、生まれてから継続的に入院治療が必要であれば治療
開始から1年間(1 歳に至るまでの入院期間中)まで養育医療の期間延長することができる
(原則一度退院してしまうと、養育医療は使うことができない)
養育医療の具体的な助成内容としては、基本的には外科的治療・内科的治療などの治療
内容は問わず、その治療が新生児の未熟性に伴うものであれば問題はない。
医療費は所得に応じて一部自己負担額あり。(自己負担額は自治体によって違う。但し、名
古屋市の場合は一部生じる自己負担分については市が助成しており負担なし)
食事代も助成される。
母子保健法第6条に基づく未熟児の定義
「身体の発育が未熟なまま出生した乳児であって、正常児が出生時に有する諸機能を得
るまでに至るまでのものをいう」
諸機能を得るに至っていないものとは、たとえば次のいずれかの症状等を有している場
合をいいます。
(1)出生時体重が、2,000 グラム以下のもの。
(2)生活力が特に薄弱であって、次に掲げるいずれかの症状を示すもの
ア
一般状態
(ア) 運動不安又はけいれんがあるもの
(イ) 運動が異常に少ないもの
イ
体温が摂氏34度以下のもの
ウ
呼吸器、循環器系
(ア) 強度のチアノーゼが持続するもの。チアノーゼを繰り返すもの
(イ) 呼吸数が毎分50を超えて増加傾向にあるか又は毎分30以下のもの
(ウ) 出血傾向の強いもの
エ
消化器系
(ア) 生後24時間以上排便のないもの
(イ) 生後48時間以上嘔吐が持続しているもの
(ウ) 血性吐物、血性便のあるもの
オ
黄疸
生後数時間以内に現れるか又は異常に強い黄疸のあるもの