1) 異状死とは、臨床医が確実に診断した病死以外の全ての死である

博士課程
場
所:第 1 研究・教育棟 4 階
第 2 講堂
予約時間:18 時から 21 時
日程:下記のとおり(すべて木曜日)
10 月 29 日
11 月 5 日
①死因究明制度
②死因論
③ストレスと突然死
③過労死、損傷総論
11 月 12 日
④頭部外傷、脳出血
⑤胸腹部内臓・脊髄損傷
11 月 19 日
⑥ショックと塞栓症
⑦交通事故と医療
11 月 26 日
⑧身の回りの窒息、虐待
12 月 3 日
⑩⑪特別講義
⑨中毒
阿部隆徳弁護士(日米弁護士)白熱教室「医療と法」
(仮題)
12 月 10 日
⑫医療情報開示、医療事故調査
12 月 17 日
⑭医療紛争
⑬医事法、
⑮阿部幸恵先生「紛争にならない患者対応」
修士課程
月曜日午後 4:30~6:00
大学の情報棟 1F 講義演習室
死因究明制度(犯罪見逃し、死因過誤はどうして?)
ストレスと突然死(喧嘩で病死するわけ)
虚血性心疾患、心臓突然死の謎を追って
頭部外傷と脳出血(画像で死因がわかるか?)
ショックとは?(さまざまな病態・損傷の担い手)
薬毒物中毒(アルコール、一酸化炭素から覚醒剤、危険ドラッグまで)
窒息(どうしてお風呂で溺れるか?)
医療事故と事故調査
定員はありません。選択科目となりますので、最低 0 人から最大 11 人となります。
1) 異状死とは、臨床医が確実に診断した病死以外の全ての死である。先進国では、公
的死因究明する対象と考えられている。しかし、日本では、警察の関与、情報利用
の法的制限等の問題から、医療者に死因究明の意義が伝わらず、また公衆衛生上の
利用ができない。このような死因究明の問題点と意義を理解する。
2) 死因は、法的責任の判断、個人の権利に係ることが多い。医療従事者として患者・
家族へ対応すべき事項や社会から求められる事項を、類型別に関連法規・判例等と
関連づけて理解する。
3) 異状死に含まれる事故死・診療関連死・突然死・交通事故関連死・過労死・虐待死
等における死因決定の考え方、及び傷害・事故・ストレス・環境要因等の外因と素
因・既往症等の内因の死への寄与度の判断の考え方を理解する。
4) 異状死や診療関連死の調査制度に関する国内外の状況について理解する。そして、
制度の矛盾を分析し、どのように制度を革新するかについて考える。