様 GEM(ゲムシタビン)療法 点滴のスケジュール 投薬

説明担当薬剤師
様
GEM(ゲムシタビン)療法
点滴のスケジュール
外観
1
お薬名
点滴時間
グラニセトロン
15分
ゲムシタビン
2
30 分
mg
薬の効果
吐き気を予防する目的で使
います。
成分名:ゲムシタビン
がん細胞の増殖を抑える薬
です。
*終了後、針をさしている部分の炎症を予防する目的で生理食塩液 50mL を点滴します。
投薬スケジュール
お薬名
1日目
8 日目
ジェムザール
15 日目
16~28 日目
お休み
症状や経過に合わせてお休み期間は変わります。上の表の28 日間を1回の
治療として繰り返し行います。
点滴当日注意していただきたいこと
・点滴中に異常な痛みを感じたり、点滴部位が腫れてきたり、かゆみやほてりなど不快を感じ
たら早めに医療スタッフまで申し出て下さい。(血管外に点滴が漏れている可能性があります。)
・点滴中、気分が悪くなったり、なにか気になる症状があらわれた場合には早めに医療スタッフ
まで申し出てください。
予想される副作用
食欲不振・嘔気・嘔吐
お薬投与後から現れることがあります。症状と時期に合わせて、吐き気止めのお薬が
追加で使用できます。辛いときは我慢せずお伝えください。
骨髄抑制
白血球が減少することがあります。白血球が減少すると病原菌に十分に対抗
できず、肺炎などの感染症が起こりやすくなります。日常生活での手洗い、うがい、
マスクなどの感染対策が重要です。
血小板が減少すると出血しやすくなることもあります。体を強く擦ったり、 ケガや転倒
などしないように気をつけてください。
赤血球が減少すると貧血になることがあります。
間質性肺炎
まれに間質性肺炎が起こることがあります。早期発見が一番の治療ですので、
今までより息切れや呼吸がしにくかったり、咳や発熱があった場合はご連絡下さい。
その他、倦怠感、色素沈着などが現れることがあります。
ご自宅で以下のような症状があらわれた場合は必ずご連絡ください。
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38 度以上の発熱があるとき
1 日の半分以上を寝てすごさなければならないほどのだるさがあるとき
吐き気止めの薬を内服していても、1 日 6 回以上の嘔吐、または水分をとれない
ほどの吐き気があるとき
1 日 7 回以上の下痢があるとき
上記以外でもご自宅で副作用が現れたとき(いつもと違うと感じたとき)には我慢する
ことなく、以下の連絡先にご連絡ください。
公立大学法人
横浜市立大学附属市民総合医療センター
血液内科
電話:045(261)5656(代表)
※ご連絡の際は診察券をお手元にご用意ください。