様 説明担当薬剤師 カバジタキセル(ジェブタナ)療法 使用するお薬 写真 お薬名 点滴時間 薬の効果 1 デキサート ガスター ポララミン 10~15 分 化学療法剤によるアレルギ ーや吐き気を抑えます。 2 生理食塩液 30 分 アレルギー予防のお薬の効 果が出るのを待ちます。 3 カバジタキセル (ジェブタナ) mg 60 分 成分名:カバジタキセル がん細胞の増殖を抑える薬 です。 *点滴の終了後、チューブに残ったお薬を洗い流すために生理食塩水 50mL程度点滴します。 投薬スケジュール お薬名 1 日目 2~21 日目 カバジタキセル お休み (ジェブタナ) *おおよそ 1 ヶ月に 1 度お薬の点滴をします。 症状や経過に合わせてお休み 期間は変わります。左の表の 21 日間を1回の治療として 繰り返し行います。 点滴当日注意していただきたいこと ・ジェブタナ点滴中に、まれにですがショックなどのアレルギー症状が起こるこ とがあります。点滴投与開始後、息苦しさ、胸痛、顔がほてる、かゆみなどの症 状を感じた場合はすぐに医療スタッフに申し出てください。 ・点滴中に異常な痛みを感じたり、点滴部位が腫れてきたり、かゆみやほてりなど 不快を感じたら早めに医療スタッフまで申し出て下さい。 (血管外に点滴が漏れている可能性があります。) ・お薬を溶かすために少量のアルコールが使われています。 ・点滴中、気分が悪くなったり、なにか気になる症状があらわれた 場合には早めに医療スタッフまで申し出てください。 泌尿器ジェブタナ 予想される副作用 白血球の減少・貧血・出血 白血球が減少することがあります。白血球が減少すると病原菌に十分に対抗できず肺炎などの 感染症が起こりやすくなります。日常生活での手洗い、うがい、マスクなどの感染対策 が重要です。また、貧血が起こることがあります。 下痢 下痢が起こることがあります。水分を補給したり、下痢止めのお薬を使うことがあります。 食欲不振・悪心・嘔吐・味覚の変化 投与直後から現れることがあります。症状と時期に合わせて、吐き気止めのお薬を使い、 対応します。2~3 日ほど続きますが、ほとんどの場合その後に回復に向かいます。 手足のしびれ(点滴の回数が多くなると出やすくなります) 治療3~5日後から手や足がしびれたり、刺すような痛みがあったり、感覚が鈍くなったり することがあります。症状が軽いうちに速やかな対処を行うことによって重くなることを防ぐこ とができます。ご相談ください。 心臓の副作用・浮腫(むくみ) 不整脈が出たり、手足や顔にむくみが生じることがあります。1 日に 1kg 以上体重が増加す るなどの急なむくみが出たときはご相談ください。 間質性肺炎 まれに間質性肺炎が起こることがあります。早期発見が一番の治療ですので、息切れや呼吸が しにくい、空咳や発熱があった場合はご連絡下さい。 脱毛 個人差はありますが、治療開始後2、3週間たつとほとんどの患者さんで脱毛がおこります。 脱毛は一時的なもので、治療が終わると元通り髪は生えてきます。 その他、倦怠感、疲労感などの症状が出ることがあります。 ご自宅で以下のような症状があらわれた場合は必ずご連絡ください。 38 度以上の発熱があるとき 1 日の半分以上を寝てすごさなければならないほどのだるさがあるとき 吐き気止めの薬を内服していても、1 日 6 回以上の嘔吐、または水分をとれない ほどの吐き気があるとき 1 日 7 回以上の下痢があるとき 上記以外でもご自宅で副作用が現れたとき(いつもと違うと感じたとき)には我慢することなく、 以下の連絡先にご連絡ください。 公立大学法人 横浜市立大学附属市民総合医療センター 泌尿器科 電話:045(261)5656(代表) ※ご連絡の際は診察券をお手元にご用意ください。 泌尿器ジェブタナ
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