様説明担当薬剤師オキサリプラチン＋ティーエスワン（SOX）療法今日の点滴のスケジュール外観お薬名点滴時間薬の効果１アロキシデキサート 15 分吐き気を予防する目的で使います。２エルプラット mg 120 分成分名：オキサリプラチンがん細胞の増殖を抑える薬です。＊終了後、針をさしている部分の炎症を予防する目的で生理食塩液 50mL を点滴します。症状や経過に合わせて投薬スケジュールお薬名 1 日目お休み期間は変わりま 14 日目 15～21 日目す。左の表の 21 日間を１回の治療として繰り返し行います。エルプラットお休みティーエスワン（ mg）１日 2 回朝・夕食後に服用＊1 日目の夕～開始１回錠点滴当日注意していただきたいこと・点滴中に異常な痛みを感じたり、点滴部位が腫れてきたり、かゆみやほてりなど不快を感じたら早めに医療スタッフまで申し出て下さい。（血管外に点滴が漏れている可能性があります。）・点滴中、気分が悪くなったり、なにか気になる症状があらわれた場合には早めに医療スタッフまで申し出てください。・ティーエスワンを服用し始めて、数日間の間に嘔吐や下痢、倦怠感で辛い症状がでましたら、必ず服用を中止し、病院に連絡してください。消化器 SOX 療法予想される副作用手足のしびれ感やのどの違和感（主にオキサリプラチンで起こる症状です）多くの方に、点滴後から 1～2 日以内に末梢神経障害（しびれ、痛み、感覚が鈍い・しない）がみられます。回数を重ねると期間が長くなったり、症状がひどくなることがあります。また、のどの感覚異常（呼吸がしにくい、飲み込みにくい、胸がしめつけられる感じ）がみられることもあります。これらは体を冷やすことで症状が出現または悪化するため、冷たい飲食物を避けたり、寒い場所では皮膚を衣類でおおう工夫をお願いします。食欲不振・嘔気・嘔吐お薬投与後から現れることがあります。症状と時期に合わせて、吐き気止めのお薬が追加で使用できます。辛いときは我慢せずお伝えください。骨髄抑制白血球が減少することがあります。白血球が減少すると病原菌に十分に対抗できず、肺炎などの感染症が起こりやすくなります。日常生活での手洗い、うがい、マスクなどの感染対策が重要です。血小板が減少すると出血しやすくなることもあります。体を強く擦ったり、ケガや転倒などしないように気をつけてください。赤血球が減少すると貧血になることがあります。脱毛個人差はありますが、治療開始後２、３週間ほどで脱毛が始まる可能性があります。脱毛は一時的なもので、治療が終わる（もしくは髪が抜けにくいお薬に変更する）と再び生えてきます。元通りになるには数ヶ月かかることがあります。下痢下痢が起こることがあります。軽度の場合は整腸剤などを使用し、重症の場合は下痢止めの薬を使うこともできます。水分補給を心掛けてください。ティーエスワンを飲み始めて、すぐに出てくる場合は、必ずお薬をやめてご連絡下さい。頭痛、便秘、疲労感、色素沈着、手先の荒れなどの症状が出る場合もありますご自宅で以下のような症状があらわれた場合は必ずご連絡ください。    38 度以上の発熱があるとき 1 日の半分以上を寝てすごさなければならないほどのだるさがあるとき吐き気止めの薬を内服していても、1 日 6 回以上の嘔吐、または水分をとれない  ほどの吐き気があるとき 1 日 7 回以上の下痢があるとき上記以外でもご自宅で副作用が現れたとき（いつもと違うと感じたとき）には我慢することなく、以下の連絡先にご連絡ください。公立大学法人横浜市立大学附属市民総合医療センター消化器病センター ※ご連絡の際は診察券をお手元にご用意ください。消化器 SOX 療法電話：045（261）5656（代表）様説明担当薬剤師ベバシズマブ（アバスチン）療法（3 週間ごと）今日の点滴のスケジュール外観お薬名アバスチン１ mg 点滴時間薬の効果 30 分※ 成分名：ベバシズマブがん細胞の増殖を抑える薬です。 ※添付文書上、点滴時間は初回 90 分とされていますが、臨床研究の結果問題ないと報告されている為、当院では初回から点滴時間 30 分で治療を行います。投薬スケジュールお薬名 1 日目 2～21 日目以降お休みアバスチン症状や経過に合わせてお休み期間は変わります。左の表の治療を３週間以上の間隔で繰り返し行います。＊他のお薬と合わせて点滴します -MEMOアバスチン（ベバシズマブ）は、血管新生阻害薬と呼ばれる新しいタイプのお薬です。がん細胞に栄養を送る血管ができるのを防ぎ、増殖を抑えます。アバスチンは他の抗がん剤と組み合わせて使います。他の抗がん剤と組み合わせて使う場合には、その薬による副作用がでる場合がありますので注意してください。点滴当日注意していただきたいこと・点滴中に異常な痛みを感じたり、点滴部位が腫れてきたり、かゆみやほてりなど不快を感じたら早めに医療スタッフまで申し出て下さい。（血管外に点滴が漏れている可能性があります。）・点滴中、気分が悪くなったり、なにか気になる症状があらわれた場合には早めに医療スタッフまで申し出てください。消化器アバスチン療法（3 週間間隔）予想される副作用高血圧高血圧になることがあります。症状に応じた降圧薬をお飲みいただくことがあります。日頃から血圧を測定することが望ましいです。尿に蛋白が出る（蛋白尿）高血圧の患者様では蛋白尿がみられる割合が高くなる傾向があります。このときは、腎臓の働きが悪くなっている可能性があるので、注意が必要です。鼻血などの粘膜からの出血鼻血や歯肉などの粘膜から軽度の出血がみられることがあります。鼻からの出血は通常軽く、自然または鼻にティッシュをつめることで止まります。歯医者にかかるなど出血を伴う処置を受けるときは事前に申し出るようにして下さい。骨髄抑制白血球が減少することがあります。白血球が減少すると病原菌に十分に対抗できず、肺炎などの感染症が起こりやすくなります。日常生活での手洗い、うがい、マスクなどの感染対策が重要です。血小板が減少すると出血しやすくなることもあります。体を強く擦ったり、ケガや転倒などしないように気をつけてください。赤血球が減少すると貧血になることがあります。血栓症（まれな副作用です）まれに血管が詰まることがあります。体重増加、むくみ、痛みなどを感じた際はご連絡下さい。消化管穿孔（まれな副作用です）耐え難いお腹の痛みが出現したときは、必ず病院にご連絡下さい。ご自宅で以下のような症状があらわれた場合は必ずご連絡ください。     38 度以上の発熱があるとき 1 日の半分以上を寝てすごさなければならないほどのだるさがあるとき吐き気止めの薬を内服していても、1 日 6 回以上の嘔吐、または水分をとれないほどの吐き気があるとき 1 日 7 回以上の下痢があるとき上記以外でもご自宅で副作用が現れたとき（いつもと違うと感じたとき）には我慢することなく、以下の連絡先にご連絡ください。公立大学法人横浜市立大学附属市民総合医療センター消化器病センター電話：045（261）5656（代表） ※ご連絡の際は診察券をお手元にご用意ください。消化器アバスチン療法（3 週間間隔）