クレイ完全講座卒業レポート 44 歳 男性(夫) 昨年の冬にひどいフケに

クレイ完全講座卒業レポート
44 歳 男性(夫)
昨年の冬にひどいフケに悩まされ皮膚科を受診し「脂漏性皮膚炎」と診断されました。頭
皮と顔の特に眼の周囲に赤みがあり皮膚が剥がれ落ちるようにボロボロとしていました。
皮膚科から勧められた専用シャンプーと塗り薬にて症状は一旦落ち着きましたが、春にな
止
り眉間を中心に額と鼻周辺に赤みと皮膚の剥離が再度気になりました。本人の思うところ
によると紫外線に強く(長く)あたったことが引き金となったようであるとのこと。
調べてみると顔におこる脂漏性皮膚炎というのは真菌(カビ)と皮脂の過剰分泌が主な原
因で、紫外線によるダメージが皮脂分泌を過剰にさせ、さらに皮膚の炎症を加速させるよう
である。皮脂の過剰分泌は食生活とストレスなど心身のバランス依るところが大きいとは
禁
思われるが、クレイの力が美容的な皮膚状態の改善と真皮までの作用によりケアを意識し
た身体の内側からの改善の助けになると思われます。
美容的には、細菌の繁殖を防ぎながら、抗菌作用と消毒作用により炎症を取り除き、また
瘢痕形成作用により皮膚の細胞組織を再生させることを期待し、内的には、不要な毒素の排
ピ
ー
出と身体のバランスを調整する助けとなるようクレイの使用を考えていくこととします。
体力もあるのでグリーンイライトを使用し、赤みと熱がある炎症のため常温の冷パック
をしていくのを基本とし、体調と患部の状態をみながら他のクレイを使用していきました。
1 日目 体調は良さそうなので、グリーンイライトにて眼の間を中心に赤みのあるところ
へ 15 分 1 ㎝弱の厚みにてパックする。スポンジで拭き取る時に力は強くないのにボロボロ
と皮膚がはがれてきた。
2 日目 皮膚がボロボロとひどく剥がれている。パックをしなかった眉毛の中も皮膚が剥
がれている。表皮の剥がれがひどく思えたので吸着と瘢痕形成をより重視し、ホワイトカオ
コ
リン 1 ㎝弱厚みにてパック 15 分する。この日はより自然に皮膚が剥がれた方がいいかと思
い、スポンジで拭き取らず洗い流してもらうことにする。左こめかみの髪の毛の生え際に赤
い湿疹があるのを発見。
3 日目 赤みもこれまでより落ち着いた感じ。この日は外作業で日焼けもし、疲れもある
のでグリーンイライトはやめグリーンモンモリオナイトで 15 分、眉間を中心に、また同時
に左こめかみにもパックした。
4 日目 お休み
5 日目 皮膚の剥がれは少なくなったが赤みがまだ多少ある。体調も良いようなので、グ
リーンイライト 1 ㎝強で 20 分パック。
6 日目 朝皮膚の剥がれがまた強いような状態。この日は出勤で夜遅くの帰宅となったた
めパックはせず、ホワイトカオリンでの洗顔をすすめる。
止
7 日目 左こめかみの赤い湿疹は、跡はあるけれども落ち着いた様子。眉の中の皮膚の剥
がれはなくなっているが、眉間~鼻上部両脇はまだ赤みと皮膚の剥がれもある。翌日休みと
いうこともあり再度グリーンイライトにて 15 分パック。
8 日目 お休み
禁
9 日目 グリーンイライトを使うと翌日に症状としてはひどくでるため、翌日が出勤の日
はイエローイライトにしたほうが良いように思い、1 ㎝弱で 20 分パックする。
10 日目 イエローイライトでパックした翌日になるが、ひどい症状は出ておらず皮膚の
状態は良さそうである。一旦終了。
ピ
ー
この 10 日間を振り返りよく理解できたことは、グリーンイライトの力の強さと「1 日 1
回のパックはケアとして意味がない」ということでした。グリーンイライトのパックをした
翌日には、症状がバッと出ることに驚きました。特にパック中や後に体調が悪くなるなど影
響はみられなかったことから、体質的にはグリーンイライトを使っても大丈夫と思われま
す。また、パックを外した時のクレイの状態もドロドロにもなっておらず安定しているので、
身体のバランスがひどく偏って崩れているわけでもなさそうです。ただし、グリーンイライ
トをパックした後に、症状が悪化するような感じがあるのは、グリーンイライトが呼び、吸
収するものが身体の中にある結果と思われます。しかし、
「ケア」を考える場合には 1 日に
1 回のクレイ湿布したところで大きな改善を期待できるものでなく、ケアとしては意味を成
さないので、ケアとするなら 1 日に複数回の湿布をして、そうなるまでと同じ時間がかか
コ
るというのも肯けました。
今後は油を取らない食事期間を計画してクレイ内服をとり入れることを促そうと思いま
す。それと同時に、定期的にクレイを生活に取り入れて身体に貯まっている不要なものの排
出を助けつつ、食生活の改善と良質な油をとることを心掛け、症状を改善させていくことを
目指していくのが良いと思っています。