白龍伝説 江戸時代、東海道宮の渡し、から 桑名宿 の海路のバイパスとして人々に愛された佐 屋街道、その終点、佐屋宿の手前に一軒のお寺があり、その境内に全身が白いうろこに包 まれた龍が住んでいるという大楠がある。 白龍は西を守る龍、尾張名古屋の西を守護する神聖な龍神だと言われております。 佐屋街道を使うのは、海路が荒れている時が多い、雨のときには大法寺の白龍が旅人を 光 を放ち、導いていたという、伝えがある。 白龍がものを吐くとそれが地面に入り金になるといわれ、この大楠の実、葉が金運の護符 になるといわれている。 以前は大楠の元に小さな祠があり、祠の中には楠の一木彫りの宝剣を抱いた白龍神像が安 置され、 『 悪縁切りの佛様 』とされ、特に女性の参拝者が多く訪れたといいます。 この祠でのおみくじには、凶、大凶しかありませんでした。 大法寺は『 おわりはじまりの寺 』という別名でも呼ばれ、 『 今が一番底である、悪縁切りの仏様と縁を結び、悪い縁を断ち切り、良い縁を迎えら る、命になる 』 器の水の様に、悪い縁、泥水でいっぱいならば、せっかくのいい縁、綺麗な水も入らない、 一度その器の中の悪い縁、水を空っぽにするのが この御寺です。
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