三浦臨海高校の授業風景(その8)―郷土文学 本校の学校設定科目「郷土文学」では、教室を離れて、作品の舞台となった土地や作家 とゆかりのある場所(文学記念館など)を訪れる学習活動を授業の中に取り入れています。 10 月中旬には、妊娠・中絶など「生命」をテーマとした『神の汚れた手』の一節を、主 人公の親友の住居のモデルとなった家が見える岸壁で、輪読しました。 11 月下旬には、北原白秋の「雨はふるふる 城ヶ島の磯に 利休ねずみの雨がふる(一 部変体仮名表記) 」と刻まれた文学碑と白秋記念館を見学しました。 【登場人物の住居のモデルとなった家】 【北原白秋の碑を見学】 【『神の汚れた手』を輪読】 【城ヶ島の磯波】 講座の開設当初は大勢の受講者がいましたが、ここ2~3年、受講者数は減少する傾向 にあり、残念な限りです。しかし参加者は目で文学を味わうだけでなく、肌で文学を感じ ることができ、受講者は言葉で表現し尽くせないほど素晴らしい「文学の楽しさ」を得る ことが出来たようです。 「郷土文学」は、三浦臨海高校の特色として、今後も特に力を入れていきたい授業の一 つです。
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