A1.従来の日本泌尿器科学会認定の「泌尿器科専門医」(以降「学会

更新についてのQ&A V4
Q1.2020 年 4 月までに専門医更新時期がきます。従来の日本泌尿器科学会専門医の資格
はみたすのですが、機構認定専門医資格は満たしません。どうすればいいでしょうか?
A1.従来の日本泌尿器科学会認定の「泌尿器科専門医」
(以降「学会専門医」と略す)
として更新するか、または機構認定更新時期を延長(1 年間のみ)することが可能
です。学会専門医の更新を選択した場合は5年後に機構認定専門医をめざし、2021
年 4 月以後は「学会専門医」の更新、及び新規認定を行うことはできなくなります。
Q2.2016 年 4 月に専門医更新を控えています。資格単位などはどのようになりますか?
A2.
2011 年 4 月〜16 年 3 月の 5 年間で学会認定専門医更新に必要な単位の 4 年分(=
4/5)と、直近の 1 年間で機構認定専門医更新の定める単位(勤務実態、診療実績
と講習を合わせた単位を 1/5 程度)とを満たせば、機構認定専門医の審査を受ける
ことができます。学会認定専門医更新に必要な 4/5 の単位は 2011 年 4 月~15 年 3
月の 4 年間ではなく、2011 年 4 月~16 年 3 月の 5 年間で取得していればよいこと
になっています。
Q3.機構専門医更新が難しいのですが、指導医の資格はどうなるのでしょうか?
A3.
「機構認定専門医」であることが望ましいと考えられますが、2025 年 3 月までは
「学会専門医」でも可能です。
Q4.現在専門医研修中で、2020 年 4 月までに専門医の申請を考えていますが、どのよう
になりますか?
A4.学会専門医認定を受けることになります。その方々は5年後(2017 年 10 月認定
以降の場合は 4 年 6 ヶ月後)に機構認定専門医更新の対象となります。
Q5.日本泌尿器科学会卒後教育プログラムなどで講演することがありますが、B.泌
尿器科領域講習単位には認定されませんか?
A5.講習会講師については 1 時間当たり2単位を付与できます。
Q6.私は診療所に勤務しており、手術実績がありません。新しい専門医の更新はできな
いのですか?
A6.②診療実績の証明はA.手術症例一覧またはB.症例一覧の両方またはいずれか一方を
提出すれば大丈夫です。ただし、10 単位の実績の提出が必要です。手術実績がない
場合、1) 尿路性器感染症、2) 下部尿路機能障害、3) 尿路性器腫瘍、4) 尿路結石症、
5) 慢性腎不全、6) 小児泌尿器科疾患、7) 不妊・アンドロロジー、の 7 領域から 10
単位以上になるように症例一覧表に記載して申請することになります。各領域はいず
れも 10 症例で 1 単位となります。また、全ての領域を網羅する必要はありません。
◆手術+症例の場合の例
例1: 手術 60 症例、症例 1) 20 症例、2) 20 症例 → 手術 6 単位+症例 4 単位
=10 単位
◆手術無し・症例のみの場合の例
例1: 1) 100 症例=10 単位。
例2: 1) 40 症例、2) 60 症例
→
40+60=100 症例=10 単位
例3: 1) 20 症例、2) 20 症例、3) 20 症例、4) 20 症例、7) 20 症例
→ 20×5
=100 症例=10 単位。
Q7.専門医更新の単位のための手術症例について、手術術式は参照資料1の 1~54 以外
のものは 55 として記載して、症例として認められますか?
A7.55 と記載されているところは審査の段階で術式を確認しますが、専門医が行う
手術としてふさわしいものであれば症例として認められます。
Q8. 症例一覧表に記載する症例は 5 年間のうちに「初診」として診療したものでないと
いけませんか?
A8.必ずしも初診でなくて構いませんが、5 年間で泌尿器科専門医としてふさわしい疾患
と診療内容のもので、同一人物の同一疾患のものが重複しないように記載してくださ
い。
Q9.専門医共通講習、泌尿器科領域講習について、現時点で決まっている具体的なもの
はありますか?
A9.総会や地区総会での卒後教育プログラムに関しては泌尿器科領域講習、
専門医共通講習(今後地区総会では 1 つ、総会では 3 つの共通講習を開催します)
に関してはほぼ単位として認定されることが決まっていますので受講をお勧めい
たします。
Q10.現在勤務している病院の院内講習会も項目が共通講習の内容であれば専門医共通
講習となりますか?また、専門研修施設群のいずれかの施設での講習会での単位の証
明はどのように行うのですか?
A10.専門研修施設群に含まれる病院での講習会に関しては機構の専門医の単位として
認められ鵜可能性が高いですが、そのためには受講が確実に実施されていることを証
明する必要があるといわれています。この点に関しては全診療科にかかわってくる問
題であり、機構側がどのように制定するかについてはまだ明らかにされていない点が
多いです。機構側から情報を得られ次第周知いたしますのでしばらくお待ちください。