千葉労災病院後期専門研修プログラム(神経内科) 1. 研修対象者 初期

千葉労災病院後期専門研修プログラム(神経内科)
1. 研修対象者
初期臨床研修修了者で、日本神経学会専門医取得を目指す医師。
2. 研修期間
原則 3 年間(ただし、雇用契約期間は1年ごととなります)
3. 研修の目的
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本プログラムと通して多くの症例を経験することにより、日本神経学会専門医取得
に必要な知識・技能を身につけること。
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神経内科の基本から救急からコモン・ディジーズまで、また神経変性疾患や神経免
疫疾患といった専門性の高い領域まで幅広く研修を積むことにより、神経内科専門
医を取得した後の進路について選択ができる素地を身に着けること。
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神経学的障害をもった患者の介護・管理上の要点を理解し、在宅医療を含めた社
会復帰の計画を立案し、必要な書類を記載できるようになること。
4. 研修プログラム責任者・および指導医
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責任者:上司 郁男(神経内科部長、日本神経学会専門医・指導医、日本リハビリ
テーション医学会認定臨床医)
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指導医:平賀 陽之(神経内科副部長、日本神経学会専門医・指導医、日本脳卒中
学会専門医、日本頭痛学会専門医)
5. 当科の特色
神経救急を中心に専門性の高い医療を提供しています。年間の入院患者数は 400-500
人台です。
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脳梗塞:tPA を含む急性期治療を行っています。
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神経免疫疾患・末梢神経疾患:血液浄化療法などの各種免疫治療を行っていま
す。
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コンサルテーション神経内科:400 床クラスの垣根の低い病院であるため、コンサル
テーションが多く、内科疾患に合併した神経症状など幅広く経験することができま
す。
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臨床研究や症例報告を国内外の学会で発表して論文化しています。
6. 研修プログラムの特徴
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脳梗塞を中心とした急性期疾患を多数経験できる。
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基本手技から専門医療まで奥深く学ぶことができる。神経症候学や神経生理、神
経放射線、神経超音波など各種神経学的検査結果の解釈ができ、各疾患の治療
法を理解できる。
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大学との連携が強く、当院のみでなく、千葉大学神経内科でより専門的研修を行う
ことができる。
7. 週間スケジュール・カンファレンス・研修会等
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平日日中:それぞれ病棟、外来、救急当番に分かれて臨床業務
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平日午後 16 時~カンファレンス、病棟回診
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週 2 回リハビリスタッフ・病棟スタッフとのリハビリカンファレンス(火曜日と水曜日 13
時~)
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外来の電気生理検査:火曜日の金曜日 14 時~(分担)
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平日ならびに土日の待機・当直は交代制です。
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神経放射線カンファレンス:毎週木曜日 17 時~(脳神経外科、リハビリテーション科、
精神科と合同)
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房総地域の神経内科・脳卒中関連の研究会参加:随時
8. 研修修了後の進路
専門医取得後は、千葉大学神経内科と連携しての大学院進学や、当院での臨床医継
続などの選択肢があります。適宜相談に応じます。