日本専門医機構認定 麻酔科専門医 更新単位 50 単位(必須) 麻酔科

日本専門医機構認定
麻酔科専門医
更新単位 50 単位(必須)
麻酔科専門医資格更新に必要な単位の算定は以下に示す i)~iv)の 4 項目の合計で行い,
これを資格更新のための基準とします.
項
目
i) 診療実績
取得単位
最小 5 単位,最大 10 単位
最小5単位,最大10単位
ii) 専門医共通講習
(このうち3単位は必修講習)
iii) 麻酔科領域講習
最小20単位
iv) 学術業績・診療以外の活動実績
最小 3 単位,最大 10 単位
※単位の取得例は,下記の方針で予定しております.取得方法の詳細が決まり次第,HP
を更新いたします.
i)
診療実績(最小 5 単位,最大 10 単位)
専門医資格を更新するために,専門医としての診療実績を以下の方法により証明
していただきます.手術麻酔,集中治療・救急医療,ペインクリニック,入院患者
疼痛管理・緩和ケアに関して,5 年間に診療した症例について臨床実績報告書に,
手術麻酔,集中治療・救急医療,ペインクリニック,入院患者疼痛管理・緩和ケア
の症例数,施設名,責任者氏名(印)を記載して提出いただきます.手術麻酔症例
については症例数のみの記載となりますが,サイトビジット等で検証し,場合によ
っては全例の記録提出を求めることがありますので正確に記載してください.手術
麻酔症例以外は,5 年分の症例(最大 100 症例)を症例一覧表(所定様式あり)に
も記載して提出してください.担当症例 1 例につき 1 記載とし,他の項目との重複
記載は認められませんので注意してください.
いずれも専門医として単一施設で週 3 日以上働いている期間に,担当した症例を
登録してください.
上記の各項目について,更新単位として算定します(単位計算は下記を参照).
複数施設で週 3 日以上勤務している場合は,手術麻酔の全例記録を提出いただき,
更新単位として算定可能であるか審査いたします.全例記録がない場合は,審査対
象となりません.
<単位算定>
診療実績は,最小5単位,最大10単位を更新単位として算定できます.麻酔科領
域の定めた認定病院における診療実績,指導実績を下記の単位算定基準に基づき,換算
します.
1) 主担当医,あるいは指導医として担当した麻酔症例1例につき 0.02 単
位(一つの症例につき,主担当医,指導医ともに最大2名まで認める)ペ
インクリニック・入院患者疼痛管理,緩和ケア担当症例1例につき 0.1
単位
2) 集中治療での担当症例1例につき 0.1 単位
3) 救急医療での担当症例1例につき 0.1 単位
症例数が多い場合であっても 10 単位以上は認められません.6 領域の合計は,最小
5 単位,最大 10 単位とします.
ii)
専門医共通講習 (最小 5 単位,最大 10 単位:ただし,必修 3 項目をそれぞれ 1 単
位以上含むこと)
すべての基本領域専門医が共通して受講する項目です.専門研修施設群のいずれか
の施設が開催するもの,または麻酔科領域専門医委員会で審議し,認められた講習会
とします(たとえば,学術集会や地方会における講習会,地域の医師会が主催する講
習会などですが,他の領域が主催する講習を受講しても,専門医共通講習については
単位を算定できます).E-learning についても,受講を証明できるならば単位として
認めることができます.
以下に専門医共通講習の対象となる講習会を示します.
 医療安全講習会(必修項目:5 年間に 1 単位以上)
 感染対策講習会(必修項目:5 年間に 1 単位以上)
 医療倫理講習会(必修項目:5 年間に 1 単位以上)
 初期研修指導医講習会
 保険医療講習会
 臨床研究/臨床試験講習会
 医療事故検討会
 医療法制講習会(日本麻酔・医事法制研究会の教育講演などを含む)
 医療経済(保険医療など)に関する講習会など
講習会講師については 1 時間につき 2 単位付与することができます(上限数制限な
し)
専門研修施設群のいずれかの施設が開催する上記講演,または,単位対象として認め
られた学術集会講演,E-learning によって単位取得をすることが可能.
【2015 年 8 月現在
日本麻酔科学会主催学会における単位認定講習】
・日本麻酔科学会第 62 回学術集会「T01 最近の細菌感染の傾向と対策」
・日本麻酔科学会第 62 回学術集会「T06 外科系手術と感染管理~周術期抗菌薬を
含めて~」
・2015 年度日本麻酔科学会支部学術集会開催講習
北海道・東北支部第 5 回学術集会
BC01
専門医共通講習
医療倫理講習会
「臨床研究における倫理」
関東甲信越・東京支部第 55 回合同学術集会
BC01
専門医共通講習
医療安全講習会
「CV ラインの医療事故から学んだ医療安全 -東京医科大学病院 CV ライン
センターの取り組み-」
東海・北陸支部第 13 回学術集会
BC01
専門医共通講習
感染対策講習会
「周術期における感染対策のポイント」
第 61 回関西支部学術集会
BC01
専門医共通講習
医療安全講習会
「コミュニケーションエラー」
中国・四国支部第 52 回学術集会
BC01
専門医共通講習
感染対策講習会
「洗浄・消毒・滅菌、考えたことありますか?」
九州麻酔科学会第 53 回大会
BC01
新任教授講演
医療倫理講習会
「プロフェッショナリズムについて」
* 今後の年次学術集会,支部学術集会においても,講習の設定がされます.
iii)
麻酔科領域講習 (最小 20 単位)
麻酔科領域において定められた講習会等で取得する単位です.専門医が最新の知
識や技能を身につけるために必要な講習等への参加を目的としています.単位付与
の対象にできる講習会等は麻酔科領域専門医委員会の認めた麻酔および関連領域の
診療関連の講習会(リフレッシャーコースなど)です.
E-learning についても,
受講を証明できるならば単位として認めることができます.今後開催となるコース
については,確定次第 HP で公開いたします.
【2015 年 8 月現在
日本麻酔科学会主催学会における単位認定講習】
・第 14 回リフレッシャーコース(第 62 回学術集会開催)
* 今後の年次学術集会,支部学術集会においても,講習の設定がされます.
iv) 学術業績・診療以外の活動実績(最小 3 単位,最大 10 単位)
学術集会への参加単位は,日本麻酔科学会年次学術集会,支部学術集会のみ認めら
れ,5 年間で 3 単位が必要です.日本麻酔科学会年次学術集会の出席1回につき 1.5
単位,支部学術集会の出席1回につき 1 単位が付与されます.学術集会等の発表単位
は,筆頭演者と第 2 共同演者のみ同じ単位数が算定されます.論文の発表単位は著者
全員に算定されますが,筆頭者,共著者の単位数が異なりますので,今後 HP に公開
される情報を確認ください.