外国人労働者の直接雇用に向けた注意点

外国人労働者の直接雇用に向けた注意点
雇用主が行う確認事項
注意点
日本人と同じ仕事ができる資格は
①永住権者、②日本人の配偶者等
③永住権者の配偶者等、④定住者のみです。
入社時
在留資格の確認
その他資格については職種が特定されているか
就業時間の制限があります。
更新又は変更を受けていない場合、
不法就労となります。
在留期限の確認
雇用時
外国人雇用状況の届出
(外国人雇用状況届出制度)
退職時
外国人雇用状況の届出
(外国人雇用状況届出制度)
罰 則
【在留資格・在留期限を確認しなかった場合】
指導・勧告等の対象になると共に、
30万円以下の罰金対象となります。
(雇用対策法8条)
※通常の注意力を持って外国人であると判断できる場合に、確認することが義務づけられています。
ただし、
氏名・言語から一般的に外国人であることが明らかでない場合は、
法違反に問われること
はありません。
【在留資格を知っていて不法就労させた場合、又は在留期限を越えていることを
知っていて雇用した場合】
3年以下の懲役もしくは300万円以下の罰金に処し、又はこれを併科されます。
(出入国管理及び難民認定法第73条の2)
雇用保険の被保険者である場合、でない場合に
よって届出の内容が異なります。
【届出をしなかった場合】30万円以下の罰金対象となります。
(雇用対策法28条)
雇用保険の被保険者である場合、でない場合によって
届出の内容が異なります。
【届出をしなかった場合】30万円以下の罰金対象となります。
(雇用対策法28条)
【その他雇用主責任】
労働関係法令の適用…国籍を問わず、外国人にも日本人と等しく適用されます。
例)退職・雇止め・解雇は日本人と同等の対応が必要です。
※採用後、不法就労が発覚し入国管理局によって雇用期間中であっても、強制退去になる場合があります。
ただし他に解雇事由がない限り、正当な解雇でないとされ、解雇権の濫用とされるケースもあります。
就業規則に正当な事由がない労働力の不提供を通常解雇の事由としておくことで規定に基づいた解雇、もしくは合意退職にすることができます。
(cam/foreigner/01)