『インプラント上部構造とチタンポーセレンの臨床 ～臨床に於ける NobelProcera(TM)とチタンポーセレンの応用』 生体親和性に優れ、比重も軽く、機械的強度も有するチタンは歯科治療において欠かせな
い金属となりました。現在では CAD/CAM 技術の進歩により、適合精度の高さからチタンを
利用したインプラント上部構造の作製が可能となり、特に金属を多く使用する場合に、軽
量のチタンフレームは非常に有効と考えます。 これまではチタンフレームと組み合わせる修復材料として、ポーセレンを焼付けることは
難しいとされ、レジン系材料との組み合わせが主流となっておりました。今回は、CAD/CAM
でミリングされたプロセラチタンフレームにチタン系ポーセレンを焼き付ける、いわゆる
『チタンボンド』について、数年来取り組んできた経過などを踏まえ、そのメリット、デ
メリットと将来性について紹介いたします。