【含めるべき項目】 1. はじめに: 取り上げる化合物の説明 2. マススペクトル,または,クロマトグラムとマススペクトル: 典型的なマススペクトルとその説明 ・一連の化合物群の場合には代表的なマススペクトル 2 つ程度 ・同じ分類群でもスペクトルが異なる場合には,必要最小限 ・フラグメンテーションの仕方(文章で説明あるいは図示) など ・マススペクトルのサイズは,以下を目安とする −14 57.1 71.1 −14 Intensity 85.1 −14 −14 −14 −14 99.1 113.1 50 127.1 [M]+ = 254.3 ▼ −14 141.1 100 254.3 155.2 150 200 250 m/z −14 155.2 −14 169.2 −14 183.2 254.3 −14 −14 211.2 160 180 200 −15 −14 197.2 225.3 239.3 220 240 260 i. メインのスペクトルの縦軸:横軸 = 1 : 4 ii. スペクトルの一部を拡大して説明する場合には,説明しやすい 任意の大きさを用いる iii. 使用する色は,軸:黒,スペクトル:青,イオンフラグメンの m/z:グレー,開裂パターンの説明:緑(複数のパターンを示す 場合は,2つ目以降は任意の色を使用する) ・TIC 等のクロマトグラムのサイズは,以下を目安とする ▼-Ac 16 ▼ -TMS 10 15 18 ▼ 20 19 ▼ 22 21 20 19 18 16 24 20 ▼ 21 ▼ 22 ▼ 25 26 24 ▼ 28 30 28 ▼ 26 ▼ 30 30 ▼ 35 iv. クロマトグラムの縦軸:横軸 = 1 : 6 v. 軸:黒,それ以外:任意 3. 同定: 同定するために役立つ情報や同定するための方法論の説明 ・クロマトグラム ・特徴的なマススペクトル ・イオンフラグメントによるスクリーニング など ・抽出イオンクロマトグラムは,以下を目安とする (3) n-Alkanol ▼-Ac -TMS 16 ▼ 18 ▼ 19 ▼ 22 21 20 19 18 16 20 ▼ 21 ▼ 24 22 ▼ 26 24 ▼ 28 26 ▼ 30 28 ▼ 30 ▼ TIC m/z 83.1 m/z 97.1 m/z 75.1 10 15 20 25 30 35 i. 各クロマトグラム(TIC,抽出イオン共に)の縦軸:横軸 = 1 : 8 ii. 使用する色は,軸:黒,TIC:黒,抽出イオンクロマトグラム: 任意 4. 質量情報: 化合物名,化合物および主要なイオンフラグメントの m/z など 5. 試料と分析方法: ・使用した試料,または標準物質,試薬,溶媒等 ・前処理法(抽出,精製,誘導体化,など) ・使用した分析機器と分析条件 6. 引用文献: 本文中で文献を引用する場合には,引用文献を記載(形式は ROG に従う) 【備考】 ・ n-alkane, n-alkanoic acid, n-alkanol ように一連の化合物(またはその誘導体化 物)は,共通のフラグメンテーションを持つものが多いので,できるだけ1 つの原稿(項目)にまとめるように努力する。ただし,著者が異なる場合や 共通の原理で説明できない場合には,別の項目にする。 ・ 3. 同定と 4. 質量情報は一緒にしてもよい。 ・ 6. 引用文献は,本文中に引用文献がない場合には,不用。 ・ 化合物,試薬等は,英語表記,または日本語表記(英語表記)のどちらかと する。 ・ 試料と分析法は,他の論文を引用する形をとり省略してもよい。 ・ 試料は,環境試料でも標準物質でもよいが,環境試料の場合には,ROG 技 術論文に準拠した形で,同定のレベル(信頼性)を示す。 ・ 使用したクロマトグラムとマススペクトルの xy データ(csv や excel 等)を 用意し(後日,読者が HP からダウンロードできるようにする予定),受理 後に提出する。 ・ 本文,及び表の日本語は明朝体,英語は Times または Times New Roman を使用する。図は Arial を用いる。
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