2008 年 1 月作成・Ver.1.2 ECP (English Class Plus)ガイダンス 2008 年の ECP は“「英語脳」を作る”をテーマにバラエティにとんだプログラムを組んでいきたいと思い ます。 「英語脳」とは 日本人の英会話がなかなか上達できない理由はいろいろとありますが、最大の問題は「英語を日本 語に置き換えながら会話を試みている」事にあります。 つまり、日本語の脳で、英語を日本語に翻訳し、日本語を英語に翻訳して話そうとしているわけです。 これでは、日本語のようにさくさくと会話をするのは難しいといえます。 英語で話す時は、脳に「日本語で考えて日本語で話す」領域とは別に「英語で考えて英語で話す」領 域を自分の脳に作っていく必要があるといえるでしょう。 「英語脳」の作り方 「英語で考えて英語で話す」ことは、一朝一夕にはできません。様々なトレーニングが必要です。 おそらく、1週間に1回、ECPに通うことだけでは、むずかしいでしょう。日頃から英語と接し、英語脳を 作っていくトレーニングをしていけば、その回数が多ければ多いほど、上達は早いはずです。 ECPでは、「英語脳」を作るためのキッカケやトレーニングを提供し、週に最低1回、英語で考えて話 す機会をつくることで、皆さんの英会話マスターのお手伝いをしていこうと考えています。 ①音読をする。 音読は、脳をウォーミングアップさせる効果があります。 文字を読み、声を出し、それを自分の耳で聞く事で脳が活性化されます。 ECPでは音読の効果をあげるため、発音や英語独特のテンポやリズム、アクセント、イントネーション もチェックし、日本語に無いこれら英語の「プロソディ」(英語特有のメロディ)のマスターを目指します。 英語のプロソディをマスターすれば、見違えるようにヒヤリングと英語の話し方が上達します。 ②英語を使う事にチャレンジする。 ECPは、英語でコミュニケーションをしたいと思っている方が集う「サークル」のようなものです。 決して「英会話学校」ではありません。ですから、「勉強をする」という考え方を捨てて、「英語で自分の 言いたい事を伝える」チャレンジの場と考えましょう。とにかく「英語で話して」みませんか? ECPでは、そのお手伝いをしていきます。 それでは、以下にチャレンジする際の「コツ」をご紹介します。 ・簡単な表現・単語で話す事をこころがける。 ネイティブは意外と簡単な単語と短い文章で話しています。(聞き取れないのは英語独特の「プロソ ディ」に私たちが慣れていないからです) 最初はなかなか言葉が出てこないかもしれません。しかし、臆せず、間違っても構わないし、ゆっくり でも一つの単語だけからのスタートでもいいので、英語を発していきましょう。 それが「英語脳」を作る第1歩です。 ・わからない単語や表現は英語で学ぶ。 これは非常に労がかかりますが、わからない単語を英和辞書でひいてしまうと、その時点でつくりか けの英語脳が日本語脳に取って代わります。 わからない単語は英英辞典で引きましょう。 当然、そこでまたわからない単語が出てきます。そうすると、その分からない単語を英英辞典で更に ひく、分からない単語が出てくるまで英英辞典を引いていくのです。これは大変な作業になりますが、 めげずに繰り返していくと「英語の意味を英語で理解する」事ができるようになります。 ECPでは、ある参加者が分からない英単語が出てきた場合、その単語を分かっている他の参加者 が英語でその意味を説明するということで、トレーニングをしていきます。人間英英辞典ですね。 (最終的には、キャシーを始めとするネイティブスピーカが意味をチェック、フォローしてくれます) ECPの約束事 英語(特に米語)は、その背景に「積極性」と「表現豊かなコミュニケーション」があります。 おそらくこれは、様々な文化を抱えた多民族の移民によって形成された国ですから、自分を主張し、 理解してもらう、または意見を通すことをしていかないと、生きていけないという意識が働いているの であろうと思われます。 一方、日本の場合は島国で、基本的に単一民族の国でしたから、協調性を重んじるがゆえに自分 をあまり主張しなかったり、自分の考えや意見をみんなの前で力説することに「抵抗」があったり、 「恥ずかしい」と思いがちな「控えめ」な文化や国民性が形成されました。 英会話の場合、日本人から見るとオーバーアクションな程の言葉の抑揚やジェスチュアで、交流し ているように見えますが、実際、彼らからすれば、そんなオーバーなものではなく、「自分の言いた いことや気持ちを伝えるにはわかりやすい方がいいでしょう?」という自然とそんな意識が働いてい るのだと思われます。私たちも「英語人」を演じるくらいの気持ちになった方が英語の世界に入りや すいかもしれません。 と、いう事で、ECPでは以下を約束事にします。 ① ② ③ ④ 恥ずかしがらない。 間違っても気にしない。(間違って当然) わからない時はわからないと言う(英語で) ECPの時間中は日本語を使わない。 ・ただし、英語でどう言うかわからない日本語の単語や表現を言うのは可。 ・ホワイトボードやジェスチュアや表情とか、日本語以外のあらゆる手段を使う。 ⑤ 英語人を演じるくらいの気持ちでのぞむ。 文法について 英文法は非常に大事な要素ではありますが、「日本語で学んできた英文法」にとらわれすぎると、英 会話を習得する上での障害となります。文法を気にしすぎると、英語が口からすぐに出てきません。 また、頭の中で文法を組み立てて、英語を作るという複雑なことを脳で行っていると、時間もかかる し、脳も疲れるで、英会話が成り立たないからです。 文法構造がよくわかれば、英語がうまくしゃべる訳ではありません。これは、鍵盤の位置やピアノの 原理を学んだからといって、ピアノが上手に弾ける訳ではないのと同じだといえます。 もちろん、基本的な英文法(というか、英語の約束事)ができていないと意味が通じない事は確かで す。よって、「日本語で学んできた複雑怪奇な日本語英文法は意識しない」と理解してもらえればと 思います。基本的な英語の構造・仕組みについては、ポイントポイントで、ネイティブスピーカが実践 的に解説してくれるでしょう。 以上を踏まえて、2008年のECPを展開していこうと思います。 1年後には英会話が弾むサークルになりましょう。 聖書キリスト教会 東京教会 ECPチーム 以 上 ECP (English Class Plus)のご案内 <日 時> 毎週日曜日午前9時半∼10時半 ※最大延長10時55分まで。 <場 所> 聖書キリスト教会 1F 101号室 <内 容> ウオーミングアップ (プロソディドリルまたはフリーディスカッション) リーディング ディスカッション ○資料は毎回、開催時に配布されます。 ○基本的に1回ごとに完結する1パッケージ方式で進めますが、進捗によっては、次回に持越し する場合もあります。 <参加対象> 英会話に興味のある方。(中学校で学んだ英語レベルで充分です) <ご用意いただくもの> 筆記用具 ( 辞書の持ち込みは可能ですが、英和・和英辞書はサークル終了までひかないてください。 英英辞書の持ち込みは可能です。といっても、辞書をひいている時間がないかも・・・) <参加費> 無料です。 <備 考> 焼き立てのハンドメイドスコーンやマフィン※、紅茶が出ます。 ブレックファースト気分で英会話を楽しみましょう。 ※主催者が当日忙しくなった場合、でお出しできない場合もあります。 主催のキャシー尾山さんの都合がつかなくなった場合は別のネイティブスピーカまたは、在米経験の 長い日本人スタッフが代行します。 以 上 聖書キリスト教会 東京教会 ECPチーム
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