「東芝テリー株式会社環境報告書2015」を公開いたしました。

環境報告書
2015
目
ごあいさつ
1.事業の概要
次
1
2
1)会社概要
2)製品紹介
2.環境マネジメントシステムについて
3
1)基本理念/基本方針
2)環境マネジメントシステム
3)環境経営体制
4)目的及び目標
5)環境負荷
6)環境会計
7)法令の順守状況
8)環境教育
9)異常想定訓練の実施
10)環境保全活動
11)環境監査・審査
3.事業活動での環境配慮
10
1)エネルギー使用量の管理
2)廃棄物排出量の管理
3)化学物質取扱量の管理
4)生物多様性保全の取り組み
5)製品における環境配慮
4.コミュニケーション
編集方針
この環境報告書は、当社の 2014 年度の環境活動への取り
組みと成果(一部 2015 年度を含む)を中心にまとめたもので
すが、一部それ以前からの取り組みや、直近の活動報告も含ん
でいます。
記載内容は、GRI(Global Reporting Initiative G3)
を参考にしましたが、わかりやすさを目指して独自性を加えてあり
ます。
13
対象範囲
本環境報告書の記載範囲は、当社本社工場における環境保
全活動の報告となっており、全国の事業拠点は含まれておりませ
ん。
ごあいさつ
東芝テリー株式会社
代表取締役社長
林
幸宏
- 映像システムソリューションを軸に、繁栄の21世紀実現に貢献します。-
21世紀は映像とネットワークの時代と言われています。一瞬のうちにインターネットで現場の映像が必
要なタイミングで必要な人に届けられるようになってきました。新たな技術革新が今まさに始まっており、私た
ちは、私たちの生活とそれを支える産業・社会が大きく変貌を遂げようとする時期に遭遇しています。
東芝テリーは、このような時代に、確かな技術をベースに、お客様のお役に立つ「映像ソリューション」をお
届けし、お客様への価値提供を通して、社会に貢献することを第一の使命と考えております。
また、お客様のご要望、ご要求に対し迅速にお応えすることをモットーに、お客様とともに新たな技術によ
る新しい世界を構築し、納入させていただいている製品に対するサポートを含め、製品のライフサイクルを通
じて、お客様にご満足していただくことが無上の喜びであります。このために、過去の蓄積を大切にしながら、
最新の技術を常に製品に活かして商品開発を進め、お届けする製品は最高級の品質を追求してまいりま
す。
更に、このかけがいのない地球を守り、私たちの世代が後世に禍根を残すことが無いように、環境問題に
は鋭意取り組み、社会的責任をしっかり果してまいります。
以上の考え方をもとに、東芝テリーは、センシング、ネットワーキング、インテリジェンス、高周波技術を基
本的技術軸として捉え、これらを中心に技術開発、製品開発を進めて、産業用カメラ・医療用カメラ、監
視カメラ、検査装置、MRI電源等の分野で、お客様のご要求に最も適した製品とサービスをお届けし、
お客様に貢献させていただく所存でございます。同時に国内のみならず海外でのグローバルな貢献も目指し
てまいります。
1
1.事業の概要
1)会社概要(2015 年 4 月現在)
・所在地・・・・・・・・・・・・東京都日野市旭が丘4丁目7番地1
・代表者・・・・・・・・・・・・取締役社長 林 幸宏
・事業内容・・・・・・・・・・産業用エレクトロニクス、システムの開発・製造及び販売
・設立年月・・・・・・・・・・1950 年 2 月 17 日
・資本金・・・・・・・・・・・・2 億 6 千万円
・役員・従業員数・・・・・356 名
・敷地面積・・・・・・・・・・20,421 ㎡(本社工場)
・延床面積・・・・・・・・・・12,791 ㎡(本社工場)
・年間売上高・・・・・・・・9,902 百万円(14 年度)
・その他の拠点
・関西支店 (兵庫県神戸市)
・中部支店 (愛知県名古屋市)
・上海事務所(中国・上海)
2)製品紹介(当社の主な製品の一部を紹介しています)
GigE/USB デジタルカメラ
産業用液晶モニタ
USB3.0 と GigE(PoE)に対応し
高輝度、広視野角表示を誇る産業用液晶モニタです。アナ
た産業用カメラ「B シリーズ」「DU シリ
ログビデオ(NTSC)に加え HD-SDI 入力も装備し、過酷
ーズ」です。小型軽量で扱い易く機
な設置環境下において遅延の無い映像監視が求められる産
器組込や外観検査用途に最適で
業系の用途に最適です。
す。VGA~12M まで豊富なラインナッ
プを取り揃えています。
RT15SHE004
GigE(BG030) USB(BU030) (DU657)
HD-SDI カメラ
高周波電源
HD-SDI インターフェースを具備した監視カメラです。フル HD 対応
小型、軽量化を図った MRI 用高周波電源です。低磁場用
(アナログの約 6 倍の高解像度)の映像を HD-SDI 信号を用いて
(0.5 テスラ以下 空冷)から高磁場用(3テスラ 水冷)
非圧縮伝送することにより、映像劣化や伝送遅延がほとんど発生し
まで、最大出力40kW まで対応可能です。
ない高精細リアルタイム監視を実現します。
低磁場用空冷式高周波 AMP
TLF シリーズ
高磁場用空冷式高周波 AMP
TC6000-HD
THF シリーズ
2
2.環境マネジメントシステムについて
1)基本理念/基本方針
東芝テリー株式会社 環境経営基本方針
――〔 基本理念 〕――
東芝テリー株式会社は、「“かけがえのない地球環境”を、健全な状態で次世代に引き継いでいくことは、現
存する人間の基本的責務」との認識に立って、豊かな価値の創造と地球との共生を図ります。低炭素社会、
循環型社会、自然共生社会を目指した環境活動により、持続可能な社会の実現に貢献します。
――〔 基本方針 〕――
東芝テリー株式会社は“緑と清流のまち日野市”に立地し、産業用映像機器・高周波電源の開発・製造拠
点として、環境調和型製品を提供し、環境に配慮した事業活動の推進により、地域住民と共存し社会生活や
経済活動に貢献します。
そして、環境への取組みを積極的に推進し、「全員できれいな地球を次世代へ!」をスローガンに全員参加で
次により推進します。
1.環境への取組みを会社経営の最重要課題の一つとして位置付け、技術的・経済的に可能な範囲
で推進します。
2.本方針達成のため、生物多様性を含む環境への影響を評価し、環境目的、及び同目標を定め、計
画的に活動すると共に、活動内容を自主的に見直し、継続的改善及び汚染の予防に取組みます。
3.環境側面に関する法令、その他当社が同意した行動指針等の遵守は企業の責務であり、さらに可
能な限り自主管理基準を設けて、維持・向上を図ります。
4.当社の事業活動、製品・サービスに係わる環境側面について、環境負荷の低減に配慮した次の環境
活動を推進します。
(1)環境調和型製品の提供
(2)製品含有化学物質管理
(3)地球温暖化防止
(4)資源の有効活用
5.従業員の環境意識をより高め、全員で環境活動に取り組むと共に、地域・社会との協調・連帯を図
り、積極的な情報開示とコミュニケーションを行います。
3
2)環境マネジメントシステム
東芝テリー株式会社では、2000 年 3 月に本社工場(敷地内関係会社、協力会社含む)が ISO14001 の認
証を取得しました。
2012 年 2 月の認証更新時には国内全拠点へ認証範囲を拡大しています。
以降、今日まで ISO14001 規格に基づく環境マネジメントシステム(EMS)により継続的改善を図っています。
審査は、外部審査機関により毎年実施され、2014 年の更新審査において不適合は無く、認証が更新されました。
・ISO14001 認証取得内容
認証機関:Bureau Veritas Japan Co., Ltd.
認証範囲:産業用エレクトロニクス、システムの開発・製造及び販売
認証対象組織:本社工場、中部支店、
西日本サービスセンター 関西支店
認証取得:2000年3月
認証更新:2015年1月
3)環境経営体制
環境マネジメントシステムの継続的改善を図るため、環境経営推進体制を以下のように構築し、各自の責任お
よび権限を定めています。
環境経営責任者
社長
内部監査員
環境管理責任者
EMS委員会
環境管理委員会
ECP委員会
企画部
総務部
経理部
中部支店
営業部
関西支店
技術部
(サ)駐在
品質保証サービス部
西日本サービスセンター
生産部
調達取引先
協力会社
4
4)目的及び目標
当社では、2015 年の活動内容として環境目標を策定し、具体的な環境活動項目と、その目標値を管理してい
ます。環境活動項目としては「環境調和型製品の提供」、「製品含有化学物質管理」、「地球温暖化防止」、「資
源の有効活用」の 4 つです。
カテゴリー
環境目標
行動内容
(2015 年度)
(方法 ・ 手段)
2015 年度迄に
エクセレント ECP※1 の申請 2 件
環境調和型製品の
提供
・ECP 基準に基づいた新商品の開発
・開発品の DR と ECP チェック実施
・製品環境情報の開示
2015 年度に
エクセレント ECP の売上台数 40 台
製品含有化学物質
管理
2015 年度に
RoHS 対応機種の AIS※275%入手
・含有状況調査及び代替
地球温暖化防止
1990 年度基準として 2015 年度に
CO2 排出量原単位 31%削減
・設備の高効率化、負荷低減
・新エネルギー導入
資源の有効活用
2000 年度基準として 2015 年度に
・廃棄物総発生量原単位 30%削減
・3R 推進による廃棄物排出量の削減
・廃棄物の分解・分別によるリサイクル化
※1 エクセレント ECP:発売時(あるいは公表時)において業界トップの環境性能を有する製品であると東芝グループで認定したものを
「エクセレント ECP」と呼んでいます。
※2 AIS:アーティクルインフォメーションシート
5)環境負荷
当社の事業活動に伴う環境負荷で主なものは、電力、ガス等のエネルギーの使用、廃棄物の排出、公共用水域
への排水、化学物質の使用等があります。これらは継続的な監視・測定によるデータの収集を行なっています。
---------- 環境負荷概要 ---------水質・騒音・振動は定期的に測定し法規制値、自主基準値と比較し問題ないことを確認しています。
エネルギー
・電力 116 万kw
・ガス 54 千㎥
用水
・地下水 15,476 ㎥
化学物質
・0.1ton
投入
(インプット)
東芝テリー(株)本社工場
排出
(アウトプット)
温室効果ガス
下水道への排出
廃棄物の排出
・528.7t-CO2
・15,476 ㎥
・廃棄物発生量 67ton
・再資源化率 99%以上
5
6)環境会計
当社では、事業活動の中で環境保全活動のために投じた費用とその効果を定量的に把握、分析し環境活動を推進
するため環境会計を導入しています。
(集計期間:2014 年 4 月 01 日~2015 年 3 月 31 日)
・環境保全コスト:事業活動に起因する環境への負荷を抑制することを目的としたコスト及びこれに関連するコスト。
・投資:環境保全効果が将来まで及ぶ、又は将来に向けての投資。
・費用:環境保全効果が当期のみのもので、投資以外の支出。
(単位:千円)
分類
内容
事業エリア内コスト
環境負荷低減(エアコン入替・排水処理・廃棄物処理コスト、設備の減価償却費)
境
上・下流コスト
保
投資額
費用額
3,235
5,177
グリーン調達、製品リサイクルなど(容器包装の低減コスト、設備の減価償却費)
0
0
管理活動コスト
環境教育、EMS維持、工場緑化など(ISO維持・排水分析・環境教育・緑化コスト)
0
2,816
研究開発コスト
環境調和型製品開発など(R番のECP開発費・グリーン調達システム減価償却費)
0
931
ス
社会活動コスト
地域環境支援、寄付など(日野市緑の募金・事業場周辺の清掃)
0
0
ト
環境損傷対応コスト
土壌汚染修復など
0
0
3,235
8,924
環
全
コ
合計
・環境保全効果:環境保全活動により達成された、環境負荷低減の効果及び事業活動でもたらされた効果。
効果欄に金額が表示されている項目は、前年度より費用が削減され、環境保全活動効果があったことを示します。
(単位:千円)
分類
環
内容
効果額
実質効果
電力・都市ガス・ガソリン・水道料金や廃棄物処理などの削減で直接金額表示できるもの
0
保
みなし効果
排水・大気などの環境負荷の削減量を金額換算したもの
0
全
顧客効果
製品の使用段階での環境負荷低減効果を金額換算したもの
リスク回避効果
投資前の環境リスク減少額を算出したもの
境
効
果
合計
44,991
0
44,991
①環境保全費用については、総額が 2013 年度より増加し、8,924 千円となりました。
②環境保全投資額については、情報関連機器の更新、製造設備の更新等により、2013 年度より増加し
3,235 千円となりました。
③実質効果、みなし効果共金額面での効果はありませんでしたが、当社製品をお客様でご使用いただいたとき
の 1 年分の省エネ効果を換算すると、環境保全効果の総額は、44,991 千円となりました。
6
7)法令の順守状況
<排水測定結果> (雨水排水測定結果)(最終放流口にて測定、河川(浅川)へ放流)
規制値
自主管理値
実測値
測定頻度
5.8~8.6
6.0~8.0
6.7
年1回
BOD(mg/㍑)
160
25
2
年1回
COD(mg/㍑)
160
70
5
年1回
SS(mg/㍑)
200
50
24
年1回
窒素(mg/㍑)
120
40
11
年1回
水素イオン濃度(pH)
<騒音・振動測定結果> (特定施設(騒音 エアーコンプレッサー、振動 エアーコンプレッサー))
騒音(dB)
振動(dB)
<その他測定結果>
測定場所:時間
規制値
自主管理値
実測値
測定頻度
敷地境界:昼
70
65
63
必要時
敷地境界:夜
55
53
39
必要時
敷地境界:昼
65
60
30 未満
必要時
敷地境界:夜
60
55
30 未満
必要時
(下水道法:汚水排水測定結果)
規制値
自主管理値
実測値
測定頻度
5.0~9.0
5.8~8.8
7.6
年1回
BOD(mg/㍑)
300
300
100
年1回
SS(mg/㍑)
300
300
4
年1回
水素イオン濃度(pH)
<環境事故・指導指摘・苦情の有無>
状況
環境事故発生の有無
なし
工場周辺や地域での環境問題発生の有無
なし
行政からの指導・指摘の有無
なし
近隣住民からの苦情の有無
なし
8)環境教育
当社では、従業員並びに協力会社を対象として、環境教育を実施しています。
教育の種類
環境教育(e-Learning)
部門教育
(各部門で実施)
対象
時期
全従業員
2014 年 7 月
全従業員
2014 年 4 月~2015 年 3 月
7
受講人数
381 名
―
受講率
100%
100%
9)異常想定訓練の実施
特定作業に従事する従業員に対し異常想定訓練を実施し、事故・緊急事態の発生時に環境への影響を最小限に
食い止めるため適切な行動が取れるよう備えています。
・製造現場で使用している化学物質の漏洩を想定した対応訓練を実施。
10)環境保全活動
2014 年度の環境目標の達成状況は、以下のようになりました。
一部の目標において目標を達成できませんでしたが、その他は達成しました。2015 年度はさらに改善を進め、未達
成だった目標も達成できるよう活動を致します。
カテゴリー
目的・目標
エクセレント ECP の申請 1 件
実績
評価
1件
環境調和型製品の提供
製品含有化学物質管理
地球温暖化防止
2014 年度に環境調和型製品の売上高比率 82%
87.6%
RoHS 対応機種の AIS75%入手
64.5%
1990 年度基準として 2014 年度に
CO2 排出量原単位 30%削減
2000 年度基準として 2014 年度に
・廃棄物総発生量原単位 28%削減
33%
35.3%
資源の有効活用資源
・廃棄物最終処分率 0.5%未満
0.01%
(評価の凡例)
:目標達成
:目標未達
8
11)環境監査・審査
当社では、環境マネジメントシステムの維持・向上のために、以下の監査を実施しています。
・内部監査
ISO14001 規格の要求事項に基づく環境マネジメントシステムの運用状況を、内部監査員により検証しています。
(年 1 回実施)
・東芝総合環境監査
東芝総合環境監査制度に基づき、環境経営、現場の設備・施設の管理・運用状況及びサイトの遵法状況を、総
合的にチェックし評価します。(年 1 回実施)
・ISO14001 維持審査・更新審査
外部認証機関により ISO14001 規格への適合性審査を行ないます。
年 1 回の維持審査と 3 年に一度の更新審査を受けています。
・結果
監査・審査の種類
内部監査
東芝総合環境監査
ISO14001 更新審査
実施時期
対象
2014 年 11 月
国内全拠点
2015 年 1 月
本社工場
2014 年 12 月
国内全拠点
9
結果
不適合
0件
観察事項
8件
環境経営監査 B
現場監査
認証更新
B
3.事業活動での環境配慮
1)エネルギー使用量の管理
電力・都市ガスなどのエネルギー使用量は、CO2 の排出量に換算し、生産高原単位での削減を目標としてます。
空調設備等、新規に導入する設備等も、省エネ製品を積極的に採用しています。
単位(t)
単位(t-CO2/億円)
生産高原単位目標
(単位:t-CO2/億
円)
生産高原単位実績
(単位:t-CO2/億
円)
都市ガス使用量を CO2 排出
量に換算(単位:t)
電力使用量を CO2 排出量に
換算(単位:t)
2)廃棄物排出量の管理
廃棄物排出量は、生産高原単位で排出量の削減を目標としています。廃棄物処理業者への視察を定期的に
実施し廃棄物が適正に処理されているか確認を行なっています。最終処分率は、0.1%以下を維持しています。
単位(t)
(単位:t/億円)
生産高原単位目標
(単位:t/億円)
生産高原単位実績
(単位:t/億円)
廃棄物排出量(単位:
t)
最終処分率(単
位:%)
3)化学物質取扱量の管理
当社で使用している化学物質は、鉛、エチルアルコール
などがあります。
これらは、購入から廃棄まで管理しています。
単位(t)
10
4)生物多様性保全の取り組み
当社は、2012 年度より東芝グループによる、いるか丘陵プロジェクトに参画し、生物多様性保全の取り
組みを実施しています。NPO(鶴見川流域ネットワーク(TR ネット))の構内視察を実施し、その結果、
自生種の保護と、蝶などの呼込みを目的とした、「スミレ」「ユズ」「ヨモギ」のビオトープを設置しました。
それぞれに看板を設置し、広く従業員へのアピールを行うと共に、夏祭り(テリー祭)では、当社の生物
多様性保全を広く知っていただくために展示を行いました。
また、東芝グループの他事業所や、飲料メーカ工場等へ当社に自生しているスミレを移植し、蝶の呼び
込み拠点の拡大を図っています。
※いるか丘陵:高尾山の東方から町田、川崎、横浜、三浦半島までの多摩・三浦丘陵地帯を
いるかの形に見立てた呼称。TRネット代表の岸由二慶應義塾大学教授が提唱。
柚子ビオトープ
ビオトープの設置
スミレビオトープ
スミレが数株自生しています。マグロヒョ
2 本ある柚子を保護しています。柚子に集まるクロアゲハ、ナミアゲハ
ウモン蝶の飛来を期待しています。
蝶の飛来を期待しています。
ヨモギビオトープ
スミレビオトープ
5
号
棟
自生しているヨモギを保護しています。ヨモギに集ま
るヒメアカタテハ蝶の飛来を期待しています。
スミレ、ノジスミレ、タチツボスミレの 3 種類のスミレが植わっています。
スミレに集まるツマグロヒョウモン蝶の飛来を期待しています。
希少植物の保護
東京都レッドリスト※1 において絶滅危惧Ⅰ類※2 に指定されているシュンランが見つかりました。
以前従業員の方が植えた株が現在も残っていたものと考えられます。
希少な植物のため大切に保護したいと考えています。
※1:東京都レッドリスト
東京都の発行している東京都における絶滅のおそれのある野生生物のリスト。
※2:絶滅危惧Ⅰ類
現在の状況をもたらした圧迫要因が引き続き作用する場合、野生でのが困難
なもの。
11
5)製品における環境配慮
東芝グループでは、開発するすべての製品で「環境性能 No.1」を追求し、製品のライフサイクル全体で環境負荷低減
を目指しています。
東芝基準を満たした製品は、「エクセレント ECP※1」として認定され、当社では 2014 年度に「一体型 HD 旋回カメラ」
がエクセレント ECP として認定されました。
■一体型 HD 旋回カメラ
カメラ・レンズ・カメラケース・照明・旋回装置を一体化した屋外用高性能監視カメラです。
旋回カメラ装置に使用する照明(投光器)を従来のハロゲンランプから LED に置き換え、省エネ、長寿命化を図り
ました。
■従来の照明部(ハロゲンランプ搭載)との比較
●省エネ
・消費電力
500W → 50W ⇒90%削減
●長寿命化
・ランプ寿命
2,000 時間 → 交換不要(故障等による交換は除く)
※1:東芝グループでは、発売時に環境性能が No.1 の製品をエクセレント ECP として認定して
います。
(ECP は環境調和型製品(Environmentally Conscious Products)の略称です。)
写真の製品は実際の製品とは異なる場合が有ります。
12
4.コミュニケーション
当社では、地域社会との共生を目指し、夏祭りに近隣の方を招待しコミュニケーションの向上
を図っています。
また、温暖化防止活動である「気候変動キャンペーン Fun to Share」へも引き続き参加しています。
環境報告書をホームページで公開し、環境活動の内容や成果をご理解いただくために努力しています。
・夏祭りの様子(2014 年)
・温暖化防止活動である
「気候変動キャンペーン Fun to Share」へ参画して
います。夏は「COOLBIZ」、冬は「WARMBIZ」の推
進に取り組んでいます。
・東芝グループ環境一斉アクション 2015 への参加
当社は東芝グループ環境一斉アクションとして、4月20日(月)~5月15日(金)までの間、食堂内に回
収容器を設置し、ペットボトルキャップの回収を実施しました。今回も従業員の家庭より排出されるペッ
トボトルキャップも回収し、16.5kg(約6,600個)のペットボトルキャップが集まり、回収したペットボト
ルキャップは、NPO を通じワクチンの普及に役立ててもらいます。今回の回収量はポリオワクチンで約
8人分相当になりました。
・環境報告書の公開
ホームページで環境報告書を公開しています。
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東芝テリー株式会社
〒191-0065
東京都日野市旭が丘 4-7-1
本報告書は弊社ホームページでも御覧いただけます
URL http://www.toshiba-teli.co.jp/company/csr.htm
編集発行
企画部 環境管理担当
2015 年 10 月発行