とうもろこし Sweet corn 果菜類・イネ科作型・品種 1 作型／月 2 南部 3 4 5 6 ●∼◎ 北部 ●∼◎ 7 8 9 10 11 12 主な品種ピーター系キャンベラ系カクテル系ゴールドラッシュおひさまコーン ●：播種、△：仮植、◎：定植、∼：育苗期間、：本圃期間、：収穫期間：保温キャップ被覆、：トンネル被覆、：ハウス等保温、：マルチ被覆ポイント・吸肥力は野菜の中でも強いほうで前作の残存成分でよく育つが最近の良食味種はよく肥えた土を好みます。堆肥などの有機物を多く施しましょう。・低温や乾燥に弱く連作をさけましょう。・根は病害虫に強いので、野菜畑の輪作作物として好適、雄穂が出るころからアワノメイガなどの防除をしましょう。 1. 施肥例（1aあたり）基　肥施　肥　名堆肥 200㎏材５㎏尾道やさい有機189 10㎏石灰資やさい有機129 34 追　肥３㎏（１回あたり）とうもろこし 2. 圃場準備・播種・乾燥に弱いため滞水する所以外では畝立てはしません。畝を作る場合は下図のようにします。（マルチをすると生育が半月はやまります。終霜の10日ほど前が早蒔きの限界です。）・１ヵ所に２～３粒を播種し、３～４㎝覆土します。・雄穂の花粉が雌穂によく付くためには２条植 50㎝えとします。 30㎝（受粉しやすいようにある程度の株数をまとめて栽培することが望ましい。） 90㎝ 60㎝ 3. 植付け後の管理 ★間　引　き本葉が３～５枚までの時期に、もっともよい苗を１本立てとします。作業時は残す株の根いたみに注意します。 ★追肥・土寄せ播種をして１ヵ月位たつと草丈が30㎝前後になります。この時に１回目の追肥・中耕・土寄せを行います。草丈が80㎝前後で２回目の追肥・中耕・土寄せを行います。（マルチの場合は土寄せは必要なし。） ★摘　果通常は２果穂発生しますが、どちらか大きい雌穂を１つ残す。 ★か　ん　水本葉５～６枚期、絹糸抽出期前後が水分が必要な時期になります。乾燥する場合はかん水しましょう。 ★病　害　虫苗立枯病・すす紋病・ネキリムシ・アワノメイガ ★収　穫受粉してから３週間、毛が茶色に縮れたころ（絹糸が出て20日）が収穫時期になります。収穫適期は３～下のほうの小さい雌穂は取り除くいちばん大きい雌穂だけを残す下のほうから出るわき芽は摘除しないでそのまま伸ばし、葉の光合成作用を利用する４日と短いため遅れないように収穫しましょう。 35