トウモロコシの動向 2班 とうもろこし生産量 • ・日本の輸入量は1.6千万tで、こ 近年のとうもろこしの世界全体の 生産量は、約6億㌧前後で、うち れは日本の米の年間生産量の アメリカが4割程度を占め世界最 約2倍である。日本は世界最大 大の生産国となっています。また のトウモロコシ輸入国であり、そ アメリカは世界最大の輸出国で の輸入量の9割をアメリカに依存 もあり、シェアは6割を越えます。 している。また、日本国内で消費 • される75%は家畜の飼料用とし では日本ではどのくらい生産され ているのか?なんと自給率0%。 て使用されている。 あまりの生産量が少ないため、 1%にも満たないのです。詳しく 書くと、自給率は0.014%。全然 1%にたりないのです。 米国 46.5% 米国 中国 ブラジル とうもろこし 総生産量 64,443(万トン) メキシコ フランス アルゼンチン ルーマニア インド イタリア インドネシア その他 なぜ、とうもろこしは作られないのか? • 三大穀物と言われる『米、小麦、 とうもろこし』の1ha当たりの収穫 量を調べてみた。 ・これを見るかぎり、とうもろこしを 作った方がいいように思えるが、日本 のとうもろこしの需要は約1.6千万ト ン。米の需要は0.9千万トン。これをも しすべて作るとすると、とうもろこしは 173万ha必要である。米は日本の1ha 収量は高く約6tなので150万ha必要。 日本の農地面積は、田が253万ha、 畑が212万haなのでほとんどの畑が とうもろこしを作ることになる。 • 米→ 3.73t/ha • 小麦→ 2.54t/ha • とうもろこし→9.23t/ha (世界平均) ・また、生産力が大きく、効率的で、 価格が安い。そのため、多くの国が 作り、広大な農地があるアメリカなど が大量のとうもろこしを作る。 ・日本は畑でとうもろこしだけを作る わけにはいかないし、世界でよく作ら れているものより、需要が高く作られ ていないで高価に売れるものをつくる ため、とうもろこしの生産は少ないの だろう トウモロコシの消費量 • 2006-7年の全体の消費量は約7 億3千万トンで、その内の4憶7千万 トンは飼料用となっている。 • 世界で見てみるとやはりアメリカの 消費量が多く、次いで中国が上がっ てきている。 • トウモロコシの世界的消費量は、中 国・ブラジル等での飼料用需要の増 加が見込まれており、これからも増 加していくことが予想される。 • 日本は生産量が少なく、ほとんど輸 入に頼っているのにこれだけ消費量 が多くて大丈夫なのだろうか? トウモロコシ 世界の消費量 アメリカ 中国 EU27 ブラジル メキシコ インド 日本 その他 総消費量:7憶3千万トン トウモロコシの用途 アメリカ 飼料・その他 • 生産量1位のアメリカでは飼料用 に約6割、輸出に約2割、エタ ノールに約1割、というのが主な 用途であった。 輸出 エタノール コーンシロップ スターチ • 日本も飼料用が70%で大半を 占め、次いでエタノールが20% であった。 • 日本での主な用途はどんなデー タを見ても飼料用約7割、その他 約3割というものばかりであっ た。これは日本のトウモロコシ生 産がほとんどないため、調査が あまり行われないからである。 甘味料 穀物加工品 飲料・工業用アルコール 日本 10% 飼料用 20% エタノール 70% その他 トウモロコシの価格変動・動向 近年の日本での価格変動 価格高騰の原因 ① 天候要因 ② 経済的要因 ③ その他の要因 国内の価格変動 ① 天候要因 日本はアメリカからのトウモロコシが輸入量全体の約95% アメリカが夏場に天候不良 アメリカが凶作 日本のトウモロコシ高騰 ② 経済的要因 日本はトウモロコシのほとんどを海外から輸入して いるために為替レートや輸入コスト(おもに海上運賃) の動向は国内価格にダイレクトに反映される ③ その他の要因 家畜が増えると価格が上がる (国内消費の75%が家畜に利用されている) バイオマスエネルギーへの利用 バイオ燃料に対する取り組み バイオ燃料(ばいおねんりょう)とは生物体 (バイオマス)の持つエネルギーを利用した アルコール燃料、その他合成ガスのこと。 石油のような枯渇性資源を代替しうる非枯 渇性資源として注目されている バイオ燃料の取り組みは食糧自 給問題を解決するのか • 農業地域の活性化 • 生産のための広大な土地が必要 • 食料や繊維の生産と競合する作物が多い バイオ燃料の使用は 地球温暖化防止に役立つのか • CO2排出についてカーボンニュートラルの考 えが適用可能 • 作物生産時における石油の使用
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