石狩市民図書館職員の 石狩市民図書館だより No. オススメ本 「終わりのない旅。 」 64 吉田 都/著(阪急コミュニケーションズ)769.9ヨ 著者は英国ロイヤルバレエ団で、最高位のダンサーであるプリンシパ ルとして長年活躍しているバレリーナです。本書は著者がバレリーナに なったきっかけを語った「憧れ」から始まり、本書のタイトルである 「終わりのない、旅」までの9つのテーマで構成されています。 現役のバレリーナの口から語られる言葉には、私たちが見ているス テージ上の優雅な姿が、「訓練」と言っても過言でないほど厳しい練習 と徹底した自己管理に支えられているのだと再認識させるほどの説得力 があり、またバレリーナを目指す人にも、経験者の言葉として今後の道しるべになるの ではないかと思います。 本書中で自分にとっての「終わりのない旅」とは「踊り続けること」であると著者は 語っていますが、私の「終わりのない旅」とは何か、読後考えさせられる一冊です。 (石狩市民図書館 「日本をあるいて絵かきになるんだ」 圓子 裕佳) 関屋 敏隆/著(小峰書店)E913セ この本は、捨て犬シロが語る、知床の羅臼町を背景にした旅情あふれる 人々のふれあいのおはなしです。 テント兼版画の道具入れの改造リヤカーを引き、「何処へ」という旗を 立て、シロと一緒に北海道内絵かき修行中のしげさん。旅先で出会ったお じいさんが住む羅臼町は、しげさんが幼い頃に亡くなったおとうさんも訪 れたことがあるところです。浜の美しい景色を版画にして人にあげたり、 コンブ漁の仕事を手伝ったり、得意のギターでコンサートを披露するしげさんを、 猟師町の人々は温かく迎えます。 荷物ひとつ身体ひとつで旅をするしげさんが、リヤカーの中で宿泊もしてしまう ところに魅力を感じます。北国の冬の話ですが、読み終わった後にきっと心が温か くなるでしょう。 (石狩市民図書館 順位 石狩市民図書館 太宰治著書 貸出回数TOP10 ※3月4日(水)しらべ 書 名 武田さと美) 出版社 分類 文芸春秋 B913.6ダ 三心堂出版社 L913.6ダ 筑摩書房 918.6ダ 作品社 913.6ダ 三心堂出版社 L913.6ダ 1 斜陽 人間失格 桜桃 走れメロス 外七篇 2 人間失格 3 太宰治全集10 小説 4 女生徒 5 斜陽 6 太宰治全集2 小説 筑摩書房 918.6ダ 6 太宰治の正直ノオト 青竜社 914.6ダ 8 走れメロスほか 講談社 Y913.6ダ 8 走れメロス 富岳百景 岩波書店 Y913.6ダ 8 父の言いぶん 角川春樹事務所 914.6ダ
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