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名国研
名国研 中学校読むこと部会
中学校読むこと部会 活動報告
活動報告
2015.9
名古屋国語教育研究会
同
読むこと部会
会長
部長
山 本 か ほ る
大 澤 仁 志
9月11日(金 )、読むこと部会が開かれました。
今 回のテーマは 「 教材研究を基に、授業づく りをしよう」 です。
1 .「写真と言葉が生み出す世界-メディアリテラシー入門」
授業の流れと手立て
そもそもこの教材で何を教えたいのかが議論となりました。
本単元「メディアリテラシーについて知ろう」は三つの学習活動で構成され
ています。それぞれの活動が目指すもの、身に付けさせたい力は何なのかを明
確にすることが 、「メディアリテラシー入門」として必要なことであると考え
ます。国語科でメディアリテラシーを学ぶ意義として、
・身の回りにあふれる様々な情報に込められた発信者の意図を読み取り、自
分のものの見方や考え方を広げることができる。
・言語のはたらきに自覚的になり、様々な情報の中から根拠を明確にして自
分が必要とする情報を選択できる。
の2点であると考えています。
今後、実際の授業を通して生徒たちにメディアリテラシーの意義を考えさせ
ていきます。
2 .「走れメロス」における授業研究
「語り」について議論が交わされました。
夏の一日研でも話題になりましたが 、「語り 」「語り手 」「作者」これらの言
葉(概念)の違いは何なのか、また、授業ではそれらの違いを意識することに
どのような意義があるのか、などが話題に上がりました。
今回の実践の最後には、生徒たちの学びの姿がどのように表出されるのか、
という点についても話題となりました 。「語り」について分かったことが語れ
るようになるのか 、「走れメロス」の内容面について深まったり広がったりし
たものの見方が語れるようになるのか、という問題です。
ワークシートについても、抜き出しが多すぎるのではないか、時間がかかり
すぎてしまうのではないのかといった、具体的な授業の場面も考えました。
今回シラーの『人質 譚詩』と比べて読むという活動を取り入れています。
これにより太宰治が加えた「メロス」に関する「語り」の部分を明確にし、そ
の意義を考えることをねらいとしています。今後の実践報告が楽しみです。
中学校国語の授業で定番といえる教材と中学校の先生方が授業を考える上で
困っているメディアリテラシーの授業について、教材研究を基にした、授業計
画の発表がありました 。「夏の一日研」でもこの2作品について、ワークショ
ップ形式で熱い議論が交わされていました 。「メディアリテラシー」や「走れ
メロス」について、一緒に勉強をしたい!という先生は、ぜひ次の「読むこと
部会」にもご参加下さい。
今後の読むこと部会のご案内
10月 9日(金)
(1) 授業実践報告Ⅰ
・「 写真と言葉が生み出す世界-メディアリテラシー入門 」(1年)
伊勢山中学校 前田 貴哉 先生
(2) 授業実践報告Ⅱ
・『 タオル 』(2年)
宮中学校 帶金 徹 先生
(3)『戦後国語教育問題史』を読む
(4)『盆土産』教材研究(光村図書・2年)
(5) 授業や教材の悩み相談、その他
11月20日(金)
・授業実践報告 その②「走れメロス 」、他
※原則 、『イーブルなごや 』(旧『名古屋市女性会館 』)にて
18:30~行っています。
※年間の部会の予定については 、「ご案内」のページをご覧ください。
授業の方法や教材研究の方法でのお悩み、お寄せください!
中学校読むこと部会は毎月一回、肩肘張らない雰囲気の
中で、教材の読み方や授業の悩みなどを話し合っています。
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若水中学校 前田 豊
[TEL 721-3336 IP 71ー2135]まで
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