労働移動支援助成金 27年4月から拡充されました 離職者の円滑な労働移動を図る場合の助成金 離職を余儀なくされる労働者の再就職支援を民間職業紹介事業者に委託等して行ったり、 離職を余儀なくされた労働者を雇い入れて訓練を行う事業主に対して助成金が支給されます。 Ⅰ 再就職支援奨励金 ■対象となる事業主 ① 次のいずれかに該当すること a 雇用対策法に基づく再就職援助計画を作成し、公共職業安定所長の認定を受 けること b 雇用保険法施行規則に基づく求職活動支援基本計画書を作成し、都道府県労 働局長又は公共職業安定所長に提出すること ② 計画対象者の再就職支援を民間の職業紹介事業者に委託すること ■助成金の概要と支給額 1.再就職支援 離職する労働者の再就職支援を職業紹介事業者に委託した 場合の助成(再就職支援委託時と再就職実現時に支給) 訓練 再就職支援の一部として訓練を実施した場合、助成金を上乗 せられます(再就職実現時のみ支給) グループ ワーク 再就職支援の一部としてグループワークを実施した場合、助 成金を上乗せられます(再就職実現時のみ支給) 2.休暇付与 支援離職が決定している労働者に対して求職活動のための休 暇を与えた場合の助成(再就職実現時のみ支給) 大企業 中小企業事業主 再就職支援委託時 再就職実現時 10万円 (委託費用-訓練加算の額- (委託費用-訓練加算の額 グループワークの額)× -グループワークの額)× 1/2【2/3】-10万円 2/3【4/5】-10万円 訓練やグループワークの実施を委託した場合 <訓練> 月6万円(上限3ヶ月分)を加算 <グループワーク> 3回以上で1万円を加算 休暇付与 4,000円/日(*) 7,000円/日(*) (*)1人あたり90日分、上限:500人分(1年) -1- Ⅱ 受入れ人材育成支援奨励金 ■対象となる事業主 (1)再就職援助計画等の対象となった労働者の雇入れ、または(2)移籍による労働者の受入 れ、または(3)在籍出向から移籍への切り換えによる労働者の受入れを行い、それらの労働者 に対して Off-JT のみまたは Off-JT 及び OJT を行った事業主であって、次のすべての措置をと ることが必要です。 ・職業訓練計画を作成する。 ・職業訓練計画を含めた申請書類を管轄の労働局に提出し、訓練開始前に認定を受ける。 ・職業能力開発推進者を選任する。 ・対象者の雇入れた日(または受入れた日)から1年以内に訓練を開始する。 ・対象者を期間の定めのない雇用契約で雇用し、訓練実施期間中に対象者に対し賃金を支 払う。 ■支給額 訓練の種類 助成対象 支給額 賃金助成 1時間あたり800円 Off-JT 訓練経費助成 OJT 訓練実施助成 実費相当額上限30万円 1時間あたり700円 【早期受け入れ支援】 再就職援助計画の対象となった労働者及び求職活動支援書の交付を受けた 労働者を離職後3か月以内に期間の定めのない労働者として雇入れた場合 1人につき、30万円 ●助成金の支給額は、訓練の種類に応じて、1つの職業訓練計画について支給対象者1人当たり の支給額の合計がまとめて支給される。 ●1年度1事業者あたり5000万円が上限。 -2-
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