「人は変わらないという人は、人を変えようとしてきた人 人は変わるという人は、自分を変えようとしてきた人」 まだまだ梅雨真っ只中ではっきりしない天気の中、気温は上がって寝苦しい日々が続きますが皆 様いかがお過ごしでしょうか?気分も晴れにくい今日このごろですが、今月はこころの変わり方に ついて少し考えてみたいと思います。 皆さんは自分のこころを簡単に変えることが出来ると思いますか?また、相手のこころを簡単に変 えることが出来ると思いますか?・・・・・・なかなか難しいですよね。僕にも簡単に出来ません。 例えば自分の子どもに対して、「ここは直してほしい」とか「なんでこんなことも出来ないの」と思うこと があります。一所懸命に「こーしなさい!」「何回いったらわかるの!」と怒鳴りつけて子どもが変わ ったためしがありますか?だいたい何回言っても同じ事で、人を変えようと思ったときには人は変わ らないものです。なぜなら、相手はあなた自身を見て判断しているからです。問題は、あなた自身 の姿にあります。だから、いくら言っても相手のハートを揺さぶるような衝撃的な影響力はなかなか 与えられないのです。 では、どうしたら相手のこころは変わるのでしょう? 例えば、靴を玄関でまったく揃えず、ぬぎっぱなしの子どもがいたとします。親は何度も「靴は揃え なさい」と言いましたが、子どもは揃えようとしません。子どもは「なぜ靴を揃えなければいけないか」 がわかっていないんですね。この場合は、言っている親自身が出来ていない場合が多いです。で も、親自身が率先して靴を揃えて、子どもの脱ぎ散らかしたものも、そっと整えて「いつもきれいな玄 関だといいね」と子どもに教えてあげたらどうでしょう。子どもの気持ちが、少しは変わるかもしれま せん。 自分自身のこころって、今まで生きてきた中で培ってきたもので、その中には良い思い出や悪い 思い出、楽しかったこと辛かったことが色々折り重なって出来てきたものです。以前にもお話したよ うに、経験の数や人間関係で人生の厚みが出来てきますから、今の自分自身を100点満点と認め た上で、より良い成長を求めていくことが大切です。相手から見た自分がいかに魅力的かどうかで、 相手への影響力は間違いなく変わります。いかに自分自身が魅力的かどうかを考えてみません か? いま日本もまさに変わらなければいけない時です。日本が変わる為には地域が、地域を変える為 には会社や組織が、それを変える為に先ずは自分自身が変わっていかなければいけません。私た ち一人ひとりが持った素晴らしい魅力をもっともっと成長させて、この社会がより良くなって行く事を こころからお祈りいたします。
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