介護老人保健施設における薬物治療の在り方に 関する調査研究事業

平成 27 年度老人保健健康増進等事業
介護老人保健施設における薬物治療の在り方に
関する調査研究事業
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実施要綱
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1.事業の目的
高齢者は複数疾患に罹患していることから、多剤併用とそれに伴う薬物有害事象とノンアドヒアラ
ンス(薬を正しく飲まない)リスクを抱えている上、複数の医療機関を受診することで、同じ効能の薬
を複数から処方されている可能性があります。
介護老人保健施設(以下、老健施設)では、入所時に高齢者の多剤併用、重複投与や有害事
象について把握し、管理することが可能であり、入所後は、療養環境の変化とアドヒアランスの改
善により、減薬が必要となるケースもございます。
そこで、本事業では老健施設入所時に投与されていた薬剤に関して、入所中の変更やその考え
方について実態を把握し、多剤投与が多く見られる薬剤について老年医学の観点から適正な投
与方法を検討することを目的としております。
本調査結果は、老健施設において適切な薬剤マネジメントを行うことにより、薬剤による有害事象
の減少や薬剤費の抑制、病院から施設そして在宅へといった流れにおいて必要となる、在宅に向
けた治療内容の見直しに資する非常に意義のある研究となります。
本調査の趣旨をご理解いただき、ご協力の程よろしくお願い申し上げます。
2.調査対象施設
全老健に加盟の全施設を調査対象とします。
3.調査票について
本調査は、管理医師調査と個別調査を行います。
≪管理医師調査票≫
施設の管理医師がご記入ください。(管理医師以外が記入される場合は、管理医師の協力
を得てご記入ください)
ご記入いただいた調査票は平成 27 年 12 月 7 日(月)までに「①管理医師調査票在中」
と記載された返信用封筒にて当協会宛ご郵送ください。
≪個別調査≫
①個別調査の対象および選定
平成 27 年 8 月 1 日~10 月上旬に入所(短期入所除く)された方(この期間内に入所利用
を開始した方、再入所の方も可)で、本事業の協力について同意を得られた方を対象として
ください。
対象者は 1 施設 5 名までご協力ください。(6 名以上ご協力いただける場合、調査票の不足
分はコピーまたは全老健ホームページ(http://www.roken.or.jp/member/)からダウンロード
してください)
また、期間中に対象となり得る方がいない場合等は若干であれば 8 月~10 月上旬という対
象期間を変更して頂いて構いません。(ご不明な点は全老健事務局までお問い合わせくださ
い)
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②同意書について
調査の実施に当たっては「同意書」を用い、調査対象者及びそのご家族に事前に
本調査の趣旨などをご説明いただくとともに、同意を得てください(同意を得られ
ない方は、本調査の対象者から除外してください)
。
同意が得られましたら「説明及び協力同意書」に署名・捺印を頂いてください。
なお、ご本人から直接の同意を受けることが困難な場合には、ご本人の意思及び利益
を代弁できると考えられる「代諾者」の同意を得てください。
(注)同意書の取り付けについて
本調査は、利用者ご本人の医療・介護に関わる情報を収集することになりますので、お手
数でも「同意書」の書式をご利用頂き、必ず説明及び協力同意書の取り付けを行って頂きま
すようお願い致します。同意を得る際には、どのようなデータを利用するか「調査票」をご
提示の上、説明をお願いいたします。
また、調査対象者が認知症等により有効なインフォームド・コンセントを与えることがで
きないと客観的に判断される場合には、代諾者(当該調査対象者の法定 代理人等、調査対
象者の意思及び利益を代弁できると考えられる方)の同意と署名により、調査への同意取り
付けに替えることが可能です。
この調査により得られたデータは、当協会が実施する別の調査等で使用する可能性がござ
います。その場合も個人が特定できるような情報は一切公表いたしませんので、調査対象者
並びに調査実施者のプライバシーは守られます。
なお、途中で調査への協力を撤回されたい場合は、いつでも同意を取り消すことができま
す。この場合は、
「同意書」の最後にあります「協力同意撤回書」にご署名頂いたうえ、ご一
報下さい。
調査対象者全員分の「同意書」については、本事業実施中は貴施設にて保管して頂き、
事業終了後まとめて、平成 28 年 1 月 8 日(金)までに「個別調査票(2 か月後または退
所時調査票)」とともに当協会あてご郵送ください。
③個別調査の記入・実施について
(1)調査票の記入について(対比表の利用/調査記入者)
調査票への入力は対象者の氏名等が特定出来ないように番号等、貴施設で自由に設
定した番号等の ID にて表記してください。ただし、内容の確認が後からできるように、
「対比表」に「ID」と「氏名」をご記入いただき、貴施設にて保管をお願いいたしま
す。調査の記入は施設の職員であれば職種は問いません。医療的な内容も含まれます
ので、設問に応じ、医師等にもご協力いただき、ご記入ください。
なお、対象となる方の人数把握のため、平成 27 年 12 月 7 日(月)までに名前を消
した「対比表」のコピーを事務局までお送りください。
(人数把握が出来るものであれ
ば、「対比表」のコピー以外でも構いません)
(2)調査内容について
個別調査は「初回調査(入所時及び入所 1 か月後調査)
」と「2 か月後または退所時
調査(入所から 2 か月後、2 か月未満で退所の場合は退所時の状況の調査)」の 2 回行
ってください。調査票に対象者の氏名は記載せず、(1)で決めた対比表の ID を対象
者 ID の欄にご記入ください。
(3)初回調査(入所時及び入所 1 か月後調査)
同意を得られた方の入所時点の状況と入所から 1 か月後について、「②個別調査票
(初回調査(入所時及び入所 1 か月後調査))」にご記入ください。(対象が平成 27 年
8 月 1 日~10 月上旬に入所開始した方のため遡っての調査となります。)
ご記入いただいた「②個別調査票(初回調査(入所時及び入所 1 か月後調査)
)
」は、
まとめて平成 27 年 12 月 14 日
(月)
までに返信用封筒にて当協会あてご郵送ください。
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(4)入所 2 か月後または退所時調査
(3)
「初回調査」を実施した方について、入所から 2 か月後の状況について「③個
別調査票(入所 2 か月後または退所時調査)」にご記入ください。入所から 2 か月未
満で退所される場合は退所時の状況をご記入ください。
ご記入いただいた「③個別調査票(入所 2 か月後または退所時調査)」は、「同意
書」と合わせて、まとめて平成 28 年 1 月 8 日(金)までに返信用封筒にて当協会
あてご郵送ください。
※本事業にご協力頂いた方について、今後、追加で調査のご協力をお願いする可能
性がございます。その場合は、必要書類を揃えたうえで改めてご依頼をさせて頂
きますが、貴施設におかれましても、追加調査が可能となるように事業終了後も
当面の間は貴施設にて対比表を保管していただければ幸いです。退所された方に
つきましても、再入所した場合、その時の状況等についての調査のご協力をお願
いする可能性がございます。
4.各種書類の提出締切(再掲)
各種書類は返信用封筒で当協会あてご郵送ください。
・管理医師調査票:平成 27 年 12 月 7 日(月)
・名前を消した対比表のコピー(対象者の人数が分かるものであれば他の物でも可):
平成 27 年 12 月 7 日(月)
・個別調査票(初回調査(入所時及び入所 1 か月後調査))
:平成 27 年 12 月 14 日(月)
・個別調査票(入所 2 か月後または退所時調査)及び同意書:平成 28 年 1 月 8 日(金)
(注)提出期限厳守のお願い
上記の各書類の提出につきましては、可能な限り期限を厳守して頂きますよう、何卒よろ
しくお願い申し上げます。ただし、締切後の調査票につきましても、今後の様々な基礎デ
ータとして使用させて頂く可能性がございます。締切に間に合わなかった場合であっても
可能な限りご提出をお願いいたします。
5.その他
・本調査により得られた調査結果は、当協会が他の調査を実施する上での基礎データと
して活用させて頂くことを想定しております。あくまでも基礎データとしての活用の為、
分析・解析の際に使用するだけであり、個人が特定できるような情報は一切公表されるこ
とはございません。追加で調査を行う場合等については、改めて同意書を取り交わす等の
配慮をいたします。
・調査票等は、全老健ホームページ http://www.roken.or.jp/member/からダウンロード可能です。
(ユーザー名/パスワードは不要です。)
・本調査にご協力いただけない場合であっても、いかなる不利益も発生致しません。
6.問い合わせ先
公益社団法人全国老人保健施設協会 業務部業務第一課 宝田、光野、大矢
〒105-0011 東京都港区芝公園 2-6-15 黒龍芝公園ビル 6 階
TEL:03-3432-4165 FAX:03-3432-4172
メールアドレス:research@roken.or.jp
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