H メールマガジン URNHQ 2015年 6月15日 現在 第 イー・ロウケン 262 号まで 配信中 URL http://www.roken.or.jp <登録・配信に関するお問い合わせ先> 公益社団法人 全国老人保健施設協会事務局 TEL : 03-3432-4165 E-mail : [email protected] 編 集 後 記 ロボットといえば、子どもの頃、鉄腕アトムを 事はどうなる?」と題してロボットについて語っ 見ながら夢のような科学の世界に憧れたものであ ていた。 「この数年の目覚ましいテクノロジーの る。ところが、今では介護現場にも役立つロボッ 進歩は経済を豊かにし、我々は楽ができ、素晴ら トが開発され身近なものとして語られるように しいことがいっぱいである。ただし、厄介な問題 なった。人手不足時代の中で、介護ロボットの普 もある。ロボットのために職を失う人が出る。ロ 及が高齢者の自立支援や介護者の負担軽減につな ボットはものを買わないし税金を納めない。格差 がることに加えて、将来の基幹産業としての経済 を広げることになる、不平等な世界になる等々…。 効果が大きく期待されているからであろう。 しかし、情報社会の中で、人はその厄介な事実を 第26 回全国介護老人保健施設大会 神奈川in 知り危機感を持ち、必ずそれに立ち向かえる」 。 横浜では、すでに介護ロボットを導入している老 ざっとこんな内容であった。 健施設の発表を聞ける。また今回は、世界で初め 便利さゆえに失うものもあることを我々は知っ てロボットスーツを開発した筑波大学の山海嘉之 ている。だからこそ、人は賢明になり人にしかで 教授の記念講演も予定されており楽しみである。 きないことを大切にしなければならない。介護現 ところで、 「スーパープレゼンテーション」と 場の我々も倫理観・感性・創造力などを磨きなが いうテレビ番組をご存じだろうか。 4 月 1 日に放 ら、さらに多職種協働を進めていくことが重要だ 映されたプログラムでは、マサチューセッツ工科 と思う。テクノロジーが進歩すればするほど人間 大学のアンドリュー・マカフィー氏が「未来の仕 力が問われている。 月刊 全国老人保健施設協会機関誌 平成27年7月号 (第26巻第4号 通巻240号) 定価1,000円 (税・送料込) (会員の購読料は会費に含まれる) (美原恵里) 編集発行人―東 憲太郎 発行所―公益社団法人全国老人保健施設協会 〒105-0011 東京都港区芝公園2-6-15 黒龍芝公園ビル6階 Tel 03-3432-4165 Fax 03-3432-4172 [email protected] http://www.roken.or.jp 102 ●老健 2015.7 102編集後記(四)0615.indd 102 2015/06/15 18:47:45
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