生理活性ペプチドを用いる 新たながん診断・治療戦略 福井大学医学部 生命情報医科学講座 分子生体情報学領域 研究代表者:宮本 薫 招へい研究者: 前野 光生 研究の背景: 生理活性ペプチドを用いた子宮肉腫の早期診断法の開発 診断 正確な術前診断の 確立が望まれている ① 侵襲性の低い、 迅速かつ正確な診断法 子宮肉腫鑑別診断システム Yoshida et al. J Nucl Med. 2008 PETによる術前診断(福井大) 問題点:被ばく・コスト 診断キット 治療 福井県済生会病院HPより 早期癌の外科的切除療法 問題点:癌細胞の血中 暴露による転移 子宮肉腫は稀な癌であるが、子宮筋腫との鑑別診断 が難しく、早期発見が遅れるケースが多いため極めて 予後不良な疾患である。私どもは、肉腫から血中に分 泌される生理活性ペプチドを同定し、新たな子宮肉腫 早期診断法の開発に取り組んでいる。本研究により、 子宮肉腫の早期発見と予後の改善に貢献したい。 生理活性ペプチドを用いた子宮肉腫早期診断システムの開発 患者血清中ペプチド濃度 B A 子宮肉腫自然転移モデルの樹立 C D 子宮肉腫鑑別診断システム(イメー ジ) 私どもが樹立した子宮肉腫モデルおよび子宮肉腫ビッグ データの解析より、肉腫から血中に分泌される生理活性 ペプチド4種を同定し、子宮肉腫早期診断システムの開 発に繋げる。 診断キット
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