全身を抱き締めてもらって いるのと同じこと 子どもにとって絵本を読んで

園長のつぶやき
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子どもにとって絵本を読んでもらうのは
全身を抱き締めてもらっているのと同じこと
ということ、という西東京こ
うです。
のに。これじゃ、 君
A は全然うれしくな
いな。でも、大きく前進。﹂そう思ったそ
子が親に絵本を読んでもらう
どものとも社通信制の文章を
ところが、次の日 君
A は大喜びで、会
う先生会う先生に自慢していたのです。
とが大好きです。おそらく私たち大人が
次の日も、次の日も。一ケ月以上も続い
れたんだなぁ﹂と。
ある保育園でこんなお話を聞きました。
らうということは、全身を抱き締めても
子どもにとって、親に絵本を読んでも
をせかします。﹁急げ!早くしろ!ぐずぐ
不機嫌です。携帯をいじりながら子ども
ために、大切な親が時間を作ってくれる。
らっていることと同じことです。自分の
もにとって、絵本を読んでもらうという
どもにとって計り知れない喜びの時間で
言ってるのではありません。むしろ、子
ですから、雑に読んでやっても良いと
できるでしょうか?
全く耳を貸しません。週に1回の絵本の
貸し出しでも、お家でお母さんは
です。
そこで園の先生は、お母さんに
君がとに
あるからこそ、親や先生の周りの大人た
てほしいのです。
かくお母さんに絵本を読んでもらいたい
げてとお願いしました。
君に絵本を読んでやるこ
にしとも担当 平井圭介
うでしたが、
君は大喜び
ない。それどころか、早口で、平坦で、
方と言ったら。お世辞にも上手とは言え
が読み始めました。ところが、その読み
で、1冊の絵本を持ってきて、お母さん
いう事を再認識して頂きたいと思い、引
なにも喜びであり、幸せなことであると
て親に絵本を読んでもらうことは、こん
りではないと思いますが、子どもにとっ
気持ちで絵本を読んであげられる日ばか
とになりました。さっそく
ひどくつまらなそうに読んだのです。
用させていただきました。
A
A
先生は、﹁あーあ、せっかくの機会だった
忙しい日々の中、いつもゆったりした
ある日、お母さんはとても面倒くさそ
ちは、やさしく、愛情をこめて読んでやっ
保育園で絵本が大好きな事。
君は
絵本を読んでもらうことはなかったよう
A
A
と思っていることを伝え、一度読んであ
A
!!
ことは、どれほどの喜びであるか、想像
素敵な物語の世界へ導いてくれる。子ど
自分に向けた言葉を発してくれている。
君が﹁絵本読んで!﹂と頼んでも、
ずすんな!﹂
君のお母さんは、お迎えの時いつも
び、幸せを感じ、満足感で満たされます。 たのだそうです。
想像するよりもはるかに子ども達は、喜
﹁子ども達は、親に絵本を読んでもらうこ ﹁昨日、お母さんがここで絵本を読んでく
引用させていただきます。
子
A
A
君に