言語活動の充実

Akita Standard
こ と ば ナ ビ
「言語活動の充実」の意義
「言語活動の充実」とは?
「小学校学習指導要領総則(H20)」より
○言語活動の充実
中教審答申(H20)において,「今回の改訂で
充実すべき重要事項」の第一に取り上げられ,
学習指導要領改訂の眼目となっている事項。
各教科等の学習において,児童生徒が,めざ
す力を身に付けるために言葉を用いて主体的に
学習活動に取り組むようにすることが求められ
ています。
各教科等の指導に当たっては,児童の思考力,
判断力,表現力等をはぐくむ観点から,基礎的
・基本的な知識及び技能の活用を図る学習活動
を重視するとともに,言語に対する関心や理解
を深め,言語に関する能力の育成を図る上で必
要な言語環境を整え,児童の言語活動を充実す
ること。〔第1章第4の2⑴〕
「言語活動の充実」の意義~2つの方向性
○言語活動の充実を図ることの意義
言葉の力を育てる
全ての教育活動で,言葉を
大切にし,言葉の力を育て
る(言語に関する能力その
ものを高める)
言語に関する能力は,学習活動の
基盤となるものであり,さらには,
論理的思考,コミュニケーション,
感性・情緒の基盤でもあり,豊かな
心を育む上でも,言語に関する能力
を高めていくことが求められていま
す。(「小学校学習指導要領解説総則編
(H20)」より)
各教科等の目標を達成する
各教科等の目標を達成するた
めに,言語活動を取り入れる
(特に,思考力・判断力・表
現力を育てるために)
中教審答申(H20)では,各教科で行うべき言語活動と
して,次の6つの例が示されています。
①体験から感じ取ったことを表現する
②事実を正確に理解し伝達する
③概念・法則・意図などを解釈し,説明したり活用した
りする
④情報を分析・評価し,論述する
⑤課題について,構想を立て実践し,評価・改善する
⑥互いの考えを伝え合い,自らの考えや集団の考えを発
展させる