深度200m予備ステージボーリング孔における 地下水の水質モニタリング

深度200m予備ステージボーリング孔における
地下水の水質モニタリング
目的
研究坑道掘削が地下水の地球化学環境に与える影響の把握
実施内容
¾ボーリング孔(07MI07号孔)の掘削
¾多区間水質連続モニタリング装置の設置
¾地下水水質のモニタリング
多区間水質連続モニタリング装置
地下水の物理化学的な性質(物理化学パラメータ;pHや酸化還元電位等)を連続的にモニタリングする
とともに、採水ボトルを接続して嫌気、被圧状態での地下水採水が可能
多区間水質連続
モニタリングシステム
モニタリング装置
多区間水質連続モニタリング装置 孔内部の概要
¾地下水の水質は弱アルカリ性であり
ナトリウムイオン(Na+)と塩化物イオン(Cl-)を
主な溶存成分とするNa-Cl型の地下水
Cl-(mg/L)
モニタリング結果
250
区間1
200
区間6
150
100
50
0
H19.9.25
本ボーリング孔の特徴
H20.1.3
H20.2.22
H20.4.12
H20.6.1
H19.11.14
H20.1.3
H20.2.22
H20.4.12
H20.6.1
250
Na+(mg/L)
¾酸素、水素、炭素同位体分析の結果から、
地下水の起源は約1万年前の降水の可能性
H19.11.14
200
150
100
50
0
H19.9.25
¾07MI07号孔では、掘削水による汚染が少ない地下水を嫌気・被圧状態で採取可能
¾大学等の他機関との研究協力や共同研究における重要な研究資源として活用可能