2 0 1 5 . 1 . 8 第 1 2 回 生 体 分 子 構 造 学 小 テ ス ト 問 題 核 酸 に 関 す る 以 下 の 記 述 の 正 誤 を 答 え よ . 正 =① , 誤 =② を マ ー ク せ よ . 1 ) 核 酸 を 構 成 す る 糖 は D-リ ボ ー ス と 2-デ オ キ シ -D-リ ボ ー ス の 二 種 で あ る . 2 ) DNA は D-リ ボ ー ス ( D-ribonucleic acid) の 略 で あ る . 3 ) D-リ ボ ー ス に は 全 部 で 4 種 の 不 斉 中 心 が あ る . 4 ) ヌ ク レ オ チ ド は リ ン 酸 と 塩 基 が 糖 に 1 分 子 ず つ 結 合 し た も の で あ る . 5 ) 塩 基 は プ リ ン 型 と ピ リ ミ ジ ン 型 に 大 別 さ れ る . 6 ) プ リ ン 型 塩 基 は ア デ ニ ン ( A), グ ア ニ ン ( G) の 二 種 で あ る . 7 ) ピ リ ミ ジ ン 型 塩 基 は シ ト シ ン ( C) チ ミ ン (T), ウ ラ シ ル ( U) の 三 種 で あ る . 8 ) 核 酸 塩 基 は い ず れ も 芳 香 環 で あ る . 9 ) 糖 と 塩 基 が 結 合 し た も の を ヌ ク レ オ シ ド と 呼 ぶ . 1 0 ) ヌ ク レ オ シ ド の 糖 と 塩 基 は β- N -グ リ コ シ ド 結 合 で 連 結 し て い る . 1 1 ) ATP や FAD, NAD + も 核 酸 の 一 種 で あ る . 1 2 ) 核 酸 鎖 の 一 次 構 造 ( 配 列 ) は 塩 基 の 略 号 で 表 さ れ る . 1 3 ) DNA は 2’ 位 の 水 酸 基 が な い た め , 加 水 分 解 受 け や す い . 1 4 ) DNA は 逆 平 行 に 並 ぶ 2 本 の 核 酸 鎖 が 右 巻 き ら せ ん 構 造 を と っ た も の で あ り , 表 面 が 親 水 性 内 部 が 疎 水 性 で あ る . 15)らせん軸に対して垂直方向に引き合う力は水素結合によるもの で あ り , 軸 方 向 に 引 き 合 う 力 は π -π 相 互 作 用 や CH-π 相 互 作 用 な ど の 疎 水 性 相 互 作 用 ( ス タ ッ キ ン グ ) に よ る も の で あ る . 16)塩基により形成される層の間に入り込み,スタッキングされる 物 質 を イ ン タ ー カ レ ー タ ー と 呼 ぶ . 17)インターカレーターは変異原性を有していたり,抗がん作用を 持 つ も の も あ る . 18)塩基同士が特定の相手とのみ水素結合をする.その組み合わせ を Watson-Crick の 相 補 的 塩 基 対 と 呼 ぶ . 1 9 ) DNA で は A–T, G–C, RNA で は A-T, G-U で 対 を つ く る . 20)抗リウマチ,抗がん薬のメトトレキサートは葉酸還元酵素を阻 害 す る こ と で 核 酸 合 成 を 阻 害 し , が ん 細 胞 の 増 殖 を 抑 制 す る .
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