ミトコンドリア からは、みんなきょうだい、親戚 DNA 「 ( 「 」 ( )、 先 - 雑学

ミ ト コ ン ド リ ア DNA か ら は 、 み ん な き ょ う だ い 、 親 戚
先 の「 人 類 は い か に し て 言 葉 を 獲 得 し た の か ?( HP「 雑 学 BN 」の 書 籍 等 読 後 感 関 係( Ⅴ )、
2010.09.04. : 参 照 )」 を 目 に し た 方 か ら 、 次 の よ う な コ メ ン ト ( 抜 粋 ) を い た だ い た 。
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「余裕」というのは、なるほど!と思いました。
今お会いする患者さんについて考えてみると、皆さん生命の危機を乗り越えるまではと
てもコミュニケーションはとれません。
状態が落ち着いてから、少しずつコミュニケーションがとれるようになっていきます。
ことばというのは、それだけ高次の領域にあるんだな、と改めて思いました。
また、自分にも「余裕」がないと、相手のことばを引き出すことも難しいのかな、と思
いました。
お互いに「余裕」があってこそ、よりよいコミュニケーションが生まれてくるのかもし
れないと思います。
【
】
私も、この本を読みました。とても読みやすい、楽しい本でした。
一方、言語学の分野では「言語の起源」について、いつ言語が出来たか、の議論の他に
何をもって言語の起源とするか、の議論があって昔から堂々巡りになっています。言語は
謎だらけ。
阿部先生がおっしゃるように、ヒトが持つ社会的側面を基盤にするヒトのコミュニケー
ション。
暖かいコミュニケーションのベースには暖かい社会基盤。
コミュニケーションを扱う我々には、大きな社会的使命があるのだと思います。
】
さて、言語の起源に関連していつも思うのは、民族が異なれど、動物学的なヒトとして
の身体的な構造、構音器官等は同じなのに、ヒトが言語を獲得していくプロセスで、どう
してこんなに多くの民族ごとの言語に分かれたのか?不思議でならない。
ヒ ト に は 母 系 か ら し か 受 け 継 が れ な い ミ ト コ ン ド リ ア DNA が あ り 、 そ の DNA の 配 列 を
調べると、世界の今のたくさんの民族も6人の母系にたどりつき、さらのその先はアフリ
カの一人の母系とか。
ミ ト コ ン ド リ ア DNA か ら 観 る と 、 世 界 の み ん な は 親 戚 か き ょ う だ い で す よ ね 。
自分は単純な人間だけに、いっそのこと太古の母がそう多くいなかったのであれば、言
語も共有していれば、今の世界の民族間の争いや戦争はそう起きなくてなくてよかったの
に…と、つい思ってしまう。
世界の共通語としてエスペラント語(国際補助語)が提唱されたのは、こうした視点か
らかな?
どなたか、この側面をスカッと簡潔に解説してくれませんか?
阿部幸泰
( 2010 年 9 月 25 日
記)