なぜ MR は D よりも下にあり傾きがきついのか

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なぜ MR は D よりも下にあり傾きがきついのか
需要曲線の読み方ですが、これは例えば100個作ったら一個あたりいくらで売れるか、
200個作ったら一個あたり一個売れるかということを意味しています。
これは、つまり平均収入と同じ意味を持ちます。
それに対して MR は限界費用ですが、これは今から一個作ったらその一個はいくらで売れ
るかということを意味します。
平均収入を示す需要曲線が右下がり、つまり作れば作るほど平均収入が下がっていると言
うことは限界収入が平均収入よりも小さくなければなりません。つまり新たに作った一個
は今までよりも安くしか売れないと言うことです。
これは例えて言うと、50人のクラスのテストの平均点がいつも70点だとします。
このとき、新たに1人転校生が入ってきて、51人になると平均点が68点になったとし
ます。このときこの転校生は70点よりも低い点数しかとれない人だと言うことになりま
すね。つまり、この転校生の点数はこの場合で言う限界収入、クラスの平均点は需要曲線
上の価格(平均収入)を意味します。
傾きがキツイのは傾きが D 曲線より緩かったらいずれ MR と D は交わってしまいます。
そうすると、需要曲線はそこから右下がりにならなくなります。分かりますか?限界収入
と平均収入が等しければ平均収入は下がっていきません。