本研究課題 詳細(PDF)

2008 年~2012 年に、当院において卵巣明細胞腺癌と診断された患者さんで、手術の際に
包括的同意書に同意をされている患者さんへ。
研究:
<ATRAS-C>卵巣明細胞腺癌に対する新規バイオマーカーの検索と化学療法感受性に関す
る後方視的検討
1.本研究の意義および目的
化学療法多剤耐性を示す卵巣明細胞腺癌に対する新規バイオマーカーの検索と化学療法感受性に関する
検討を行うことを目的としています。また、本研究は、文部科学省が推進する次世代がん研究戦略推進
プロジェクト「創薬コンセプトに基づく戦略的治療デザインの確立」の一環として、化学療法効果規定
因子の探索も行います。
2.研究の方法
全国多施設から、卵巣明細胞腺癌と診断された患者さんの診療情報を集積すると同時に、腫瘍検体、血
液サンプルを集積いたします。それらの検体を用いて、遺伝子情報の解析をし、化学療法感受性に関す
る検討を行います。取得した診療情報には番号を付与し匿名化いたします。
3.試料等の保存および使用方法について
腫瘍検体、血液検体は、JGOG 組織バンクにて保管します。また集積した資料は施錠可能な保管庫で保存
し, 本研究以外で使用することはありません。
4.研究全体の期間と予定症例数
研究期間は当院実施承認後~2014 年 3 月末、登録症例数は順天堂医院で 5 例です。
5.研究結果の公表について
得られた結果については、次世代スタディチェアとの協議のもと、共同研究として学会発表および論文
として公表する予定です。
6.研究の開示について
この研究について、さらに詳しい内容を知りたい場合は、他の患者さんの個人情報保護やこの研究の独
創性の確保に支障がない範囲内で、研究計画、方法(および結果)についての資料を見ることができま
す。希望される場合は、担当医師にお伝えください。
7.個人情報に関して
利用する情報からは、お名前、住所など、患者さんを直接同定できる個人情報は削除します。また、研
究成果は学会や学術雑誌で発表されますが、その際も患者さんを特定できる個人情報は利用しません。
8.本研究への参加を拒否する場合
本研究への参加を拒否される場合は、研究対象から除外いたします。下記(10)連絡先までご連絡くだ
さい。
9.研究機関、研究責任者および研究者
【研究機関】 順天堂大学医学部附属順天堂医院
【研究責任者】 寺尾 泰久
10.連絡先
113-8421 東京都文京区本郷 2-1-1
順天堂大学 医学部産婦人科学講座
(順天堂大学医学部附属順天堂医院 産科婦人科)
電話:03-3813-3111(内線 3365)
FAX:03-5689-7460