下部消化管穿孔患者 - 名古屋医療センター

平成 27 年 4 月 25 日
第1版
研究計画に関する公開情報
〔研究課題名〕
「下部消化管穿孔患者の脊柱起立筋および大腰筋横断面積と歩行能力との
関連」
[研究責任者]
氏名:渡辺 伸一
肩書き:理学療法士
所属部署:リハビリテーション科
[研究の目的]
本研究においては,下部消化管穿孔患者の脊柱起立筋断面積の変化と歩行能
力および臨床指標との関連性について調査することを目的としています.
[研究の方法]
2010 年 4 月 1 日から 2015 年 3 月 31 日までの間に名古屋医療センターリハ
ビリテーション科に依頼され,下部消化管穿孔により ICU にて入室し管理さ
れたかた
1.患者背景に関する項目:年齢,性別,主科,body mass index(BMI)
2.調査項目:原因疾患(悪性疾患,良性疾患),穿孔部位(右側結腸,左側
結腸),術式,手術時間,出血時間,敗血症の割合,acute physiology and
chronic health evaluation(APACHE Ⅱ)score,第1病日の sequential organ
failure assessment(以下,SOFA)score,controlling nutritional status
(CONUT)値を調査する.白血球,血小板,bace excess(BE)値,クレア
チニン値,人工呼吸器装着日数,ICU 在室日数,在院日数,初回端座位ま
での日数,P/F値,転帰,入院前 BI,また,薬物療法としてドパミン,ド
ブタミン,ノルアドレナリンの持続投与の有無
3.歩行能力:歩行能力としてベッドからトイレまでの歩行が可能か否かにつ
いて評価した.
4.脊柱起立筋の断面積:手術直前および手術後 1 カ月以内における脊柱起立
筋の断面積を最長筋,多裂筋,棘筋を一塊に胸部 CT 画像上で評価する.
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の際も患者さんを特定できる個人情報は利用しません.
[問い合わせ先]
電話 052-951-1111 FAX 052-951-0664
名古屋医療センター リハビリテーション科
研究責任者
渡辺
伸一