憩いのみぎわ ◇ 年度初めの挨拶 2015 年4月 園長 Vol.1 塩谷舞海 春光うららかな季節、皆さまにはますますご清栄のこととお喜び申し上げます。 水ゆるみ、桜の蕾がふくらみだすと、親しんだお友達を送り出す準備、そして新しいお友達を迎える準備で、 各施設ともとてもにぎやかになります。 春は、出会いと別れの季節。 子どもたちの巣立ちは寂しくもあり、その成長が喜ばしくもあり、複雑な思いが胸に訪れますが、人生の新た なステージへと歩みだす子どもたちの背中に大きなエールを送りたいと思います。子どもたちならきっと、 この“いこいのみぎわ”で身に付けた力を活かし、どんな場所でも活躍してくれることでしょう。 お別れはいつも寂しいものですが、新しい子どもたちと出会える喜びもまた、私たちには与えられています。 今年は、みぎわ保育園約150名、中京みぎわ保育ルーム15名、みぎわ児童館85名で新年度をスタート いたします。 「どんな時も 自分で自分のことを幸せ にできる力」を子どもたちに育むことを 目指して、社会福祉法人 美樹和会職員 一同、気持ちも新たに励んでまいります。 どうぞ変わらぬご支援・ご協力のほど よろしくお願い申し上げます。 ◇ 保育理念・目標 統括主任 赤松聡子 「保育は子どものために、保育園は保護者のために」。 みぎわ保育園の事務所扉には、このような理事長の 言葉が掲げられています。 “保育は子どものために”という言葉には、みぎわ保育 園の子どもたちに対する姿勢があらわされています。 子どもたちは、一日の大半を保育園で過ごします。 子どもたちにとって、園での生活が健康的で安全で あり、その情緒を安定させるものであるように、私た ちは園の環境を整えていきます。 次に“保育園は保護者のために”という言葉。この言葉は、保護者の皆様が安心してお仕事に専念できるよう、 一人ひとりの保護者としっかりした信頼関係を築き、各ご家庭に寄り添った支援を目指そうという私たちの姿 勢をあらわしています。 みぎわ保育園職員一同は、常にこの理事長の言葉を心に留め、日々の保育を誠心誠意おこなっていきます。 ◇ 今年度の活動 幼児保育士長 関谷奈月 幼児組では、保育内容を「からだ」 「あたま」 「こころ」の三つの分野に分け、それぞれの分野の成長目標 に向かって日々の保育を積み重ねていきます。 「からだ:体力作り」あそぶにも、勉強するにも、生きていくにも、体がしっかりしていないと始まりませ ん。体力強化を主な目的としますが、同時に体力作りを通して集団の力を高めていきます。 「あたま:体験あそび」子どもたちの好奇心・探求心・想像力・喜怒哀楽はすべて【あそび】を通して育ま れていきます。子どもたちが持っているあらゆる感情スイッチが入るよう、様々なことを広く体験できるプ ログラムを用意し、失敗を恐れないチャレンジ精神を育てていきます。 「こころ:礼拝・礼儀」静と動の活動のけじめがつけられること、人の話を静かに聞けること、場面場面で ふさわしい振る舞いができることを目指します。 ◇ 乳児クラス活動方針 乳児保育士長 光岡浩子 乳児クラスは、「よく遊びーよく食べーよく眠る」を方針とし、年齢ごとに年間カリキュラムをたて日々 の保育をすすめています。身体を使ってしっかりと遊びこめばお腹もすき、よく食べられます。お腹が満た されれば自然と眠くなり、その月齢にあった睡眠時間を充分眠ることができます。充分眠れたら活動も活発 化します。 「よく遊びーよく食べーよく眠る」理念の具体化が、 「基本的生活習慣の確立」を目指しての諸活 動となります。「食・排泄・睡眠・着脱・衛生」を繰り返し指導し、幼児組に上がる前の2歳児でひととお りの自立ができることを最終目標と定めています。 そして、どんな時も「自分で自分のことを幸せにできる力」をもった子どもを育てるために、人に対する 愛着関係(基本的信頼関係)を育み、その土台をつくります。そのため、乳児クラスでは、生活面を小グル ープにわけて担当制にしてすすめていきます。特定の大人との信頼関係を築き、子どもたちの安心感・自己 肯定感を育むことを大切に、乳児クラスは保育にあたっています。 ◇ 中京みぎわ保育ルームを開設して一年 主任 大槻真樹 2014年 4 月、中京みぎわ保育ルームLa petite étoile は、 みぎわ保育園の小規模保育事業として開所されました。京都の中 心地である中京…。初めての土地、小規模保育、主任という経験 も全くない私にとって、すべてが未知の世界でした。一体どんな ことになるのか想像もつかず、ただひたすら毎日必死に前に進む ことしか考えていなかった一年でした。振り返ってみるとあっと いう間でしたが、地域の方々にも可愛がっていただき、保護者の 方々のご理解、ご協力を賜り、私の保育人生で忘れることが出来 ない楽しい一年となりました!! すばらしい環境の中で、京都の伝統行事(葵祭、祇園祭、時代祭)も身近で体験することができ、御所を庭? のように、毎日散歩にでかけています。春は梅林・桜の花見、夏は出水で水遊び、秋は紅葉狩り、どんぐり・ まつぼっくり拾い、冬は落ち葉拾い、雪遊びなど四季折々の自然を楽しんでいます。その他に本園との合同行 事(運動会・もちつき会・みぎわフェスタ)は、子どもたちも保護者の皆さまもとても楽しみにしてくださっ ており、本園との交流も大事にしています。 この一年間本当に充実した日々が送れましたこと、全ての方々に感謝したい気持ちでいっぱいです(*^_^*) さあ~!2015年度はどんな一年になるのか、今からワクワクしています!子どもたちにとって将来の根幹 となる大切な時期を楽しい経験を重ねて過ごしていけるように、いろいろアイデアを膨らませていきたいと思 っています。どうぞよろしくお願いいたします!
© Copyright 2024 ExpyDoc