勝央町教育大綱(素案)

勝 央 町 教 育 大 綱 (素案)
《楽 し く 学 び 、 他 人 を 思 う 心 豊 か な 人 づ く り 》
平成28年
月
勝
央
町
勝央町教育委員会
~はじめに~
勝央町では、「心豊かに安心して暮らせる自然と文化のまち"
元 気 な 勝 央 "」 の 実 現 に 向 け 、 「 住 民 と 協 働 で つ く る ま ち づ く り 」
「健康で安心して暮らせるまちづくり」「誰もが住みやすい快適
でうるおいのあるまちづくり」「環境に優しく、安全で安心なま
ちづくり」「やさしい人と文化をはぐくむまちづくり」「豊かさ
と活力を実感できるまちづくり」を基本方針に掲げ町政、教育行
政の推進に取り組んでいます。
そうした中、平成27年10月に策定した「勝央町元気なまち
総合戦略」においても、最優先課題に「子育て」を掲げており、
町民アンケートにも教育への要望が多数寄せられました。
今日、少子高齢化や情報化の進展、産業構造・雇用の変化、価
値観の多様化、グローバル化の進展など、社会が大きく変化して
います。また、地域コミュニティの喪失、核家族、一人親家庭の
増加等家族形態の変容による人間関係の希薄化、家庭や地域の教
育力の低下、社会的・経済的格差の固定化等も顕著になっていま
す。今後は、こうした変化が激しい社会状況等を踏まえた教育行
政の推進が求められています。
町では、学校・家庭・地域が互いに連携して、勝央町を愛し、
町の将来を切り拓こうとする「ひと」を育成するために、教育大
綱を策定いたします。
平成28年
月
勝央町長
水
嶋
淳
治
1.大綱の位置づけ
平 成 2 7 年 4 月 に「 地 方 教 育 行 政 の 組 織 及 び 運 営 に 関 す る 法 律 」
が 改 正 さ れ 、教 育 の 目 標 や 施 策 の 根 本 的 な 方 針 で あ る「 大 綱 」を 、
総合教育会議において地方公共団体の長が定めることとなりまし
た。
勝央町においては、平成24年度から平成33年度までの10
年間を対象期間とした第4次勝央町振興計画を作成しており、そ
の中で教育の基本的方向を掲げていることから、大綱はこの第4
次勝央町振興計画を重視して策定します。
2.大綱の構成と期間
大綱は、「基本理念」「基本目標」「基本施策」で構成し、期
間は平成28年度から平成33年度までの6年間とします。ただ
し、期間中においても社会情勢の変化等を踏まえ、必要に応じ見
直しを行います。
3.教育大綱の基本理念
≪楽 し く 学 び 、 他 人 を 思 う 心 豊 か な 人 づ く り ≫
子どもたちが生きる力を身に付け、個性や創造性を伸ばし、次
の世代を担う人材として成長することができるよう、乳幼児教育
からの充実を図ります。
また、高齢者や障がいのある人が生きがいを持って暮らせ、町
民一人ひとりが健康に満ち、自分の目標に向かって楽しく学ぶこ
とにより、より良い社会、魅力ある地域を創っていける、思いや
りと豊かな心を持った「人づくり」ができる環境を目指します。
4.基本目標
1.「幼児教育の充実」
”すくすく育てよう!”
心豊かでたくましい子どもを育む就学前保育・教育を実施
し、楽しく充実した活動によって質の高い保育・教育を推進
します。
2.「学校教育の充実」
”わくわく学ぼう!”
次 代 を 担 う 子 ど も た ち が「 確 か な 学 力 」と「 心 豊 か な 人 間 性 」
を身に付けるため、充実した学校教育活動を推進します。
3.「生涯学習等の充実」
”いきいき暮そう!”
町民一人ひとりが生涯を通じて生き甲斐を持って生活できる
よ う に 、生 涯 学 習 や 社 会 教 育 、ス ポ ー ツ 活 動 を 推 進 す る と 共 に 、
歴史や文化財の保存と活用に取り組みます。
基本施策
1.「幼児教育の充実」
①健やかな発育支援
②乳幼児教育の充実
③家庭と保育園の連携推進
④保育園と小学校の連携強化の推進
⑤認定こども園の推進
⑥地域ぐるみでの子育て支援
⑦保育士の研修等、スキルアップの支援
⑧施設の環境整備
2.「学校教育の充実」
①知・徳・体のバランスの取れた教育の推進
②学ぶことの楽しさを実感させる教育の推進
③心豊かにたくましく生きる教育の推進
④特別支援教育の充実
⑤小中一貫教育の推進
⑥安心して学べる学校施設整備の充実
⑦地域の伝統・文化を育む教育の推進
⑧家庭・地域・学校の連携強化の推進
⑨国際化に対応できる教育を推進
3.「生涯学習の充実」
①豊かな生活を送るための学習機会の提供
②子どもたちの体験活動の充実
③地域の教育力の向上
④公民館活動の活性化
⑤家庭教育の向上
⑥子ども・若者の自立支援の推進
⑦コミュニティ活動の活性化
⑧図書館を活用した生涯学習の推進
4 . 「 スポーツ・ レクリエーションの 振 興 」
①スポーツ活動の環境整備
②スポーツ関連施設の利用促進
③スポーツ活動の活性化
④スポーツ関係団体の連携強化
⑤スポーツ人口の増加促進
5.「地域文化の振興と文化財の保護活用」
①歴史・文化財の保存と継承
② 歴史・文化財の利活用による交流の促進
③ 優れた芸術や文化に直接触れる機会の提供
④ 芸術文化団体の育成支援