勝央町教育大綱 ひ と 《楽 し く 学 び 、 他 人 を 思 う 心 豊 か な 人 づ く り 》 平成28年3月 勝 央 町 勝央町教育委員会 ~はじめに~ 勝央町では、「心豊かに安心して暮らせる自然と文化のまち" 元 気 な 勝 央 "」 の 実 現 に 向 け 、 「 住 民 と 協 働 で つ く る ま ち づ く り 」 「健康で安心して暮らせるまちづくり」「誰もが住みやすい快適 でうるおいのあるまちづくり」「環境に優しく、安全で安心なま ちづくり」「やさしい人と文化をはぐくむまちづくり」「豊かさ と活力を実感できるまちづくり」を基本方針に掲げ町政、教育行 政の推進に取り組んでいます。 そうした中、平成27年10月に策定した「勝央町元気なまち 総合戦略」においても、最優先課題に「子育て」を掲げており、 町民アンケートにも教育への要望が多数寄せられました。 今日、少子高齢化や情報化の進展、産業構造・雇用の変化、価 値観の多様化、グローバル化の進展など、社会が大きく変化して います。また、地域コミュニティの弱体化、核家族、一人親家庭 の増加等家族形態の変容による人間関係の希薄化、家庭や地域の 教育力の低下、社会的・経済的格差の固定化等も顕著になってい ます。今後は、こうした変化が激しい社会状況等を踏まえた教育 行政の推進が求められています。 町では、学校・家庭・地域が互いに連携して、勝央町を愛し、 町の将来を切り拓こうとする「ひと」を育成するために、教育大 綱を策定いたします。 平成28年3月 勝央町長 水 嶋 淳 治 1.大綱の位置づけ 平 成 2 7 年 4 月 に「 地 方 教 育 行 政 の 組 織 及 び 運 営 に 関 す る 法 律 」 が 改 正 さ れ 、教 育 の 目 標 や 施 策 の 根 本 的 な 方 針 で あ る「 大 綱 」を 、 総合教育会議において地方公共団体の長が定めることとなりまし た。 勝央町においては、平成24年度から平成33年度までの10 年間を対象期間とした第4次勝央町振興計画を作成しており、そ の中で教育の基本的方向を掲げていることから、大綱はこの第4 次勝央町振興計画を重視して策定します。 2.大綱の構成と期間 大綱は、「基本理念」「基本目標」「基本施策」で構成し、期 間は平成28年度から平成33年度までの6年間とします。ただ し、期間中においても社会情勢の変化等を踏まえ、必要に応じ見 直しを行います。 3.教育大綱の基本理念 ひ と ≪楽 し く 学 び 、 他 人 を 思 う 心 豊 か な 人 づ く り ≫ 子どもたちが生きる力を身に付け、個性や創造性を伸ばし、次 の世代を担う人材として成長することができるよう、乳幼児教育 からの充実を図ります。 また、高齢者や障がいのある人が生きがいを持って暮らせ、町 民一人ひとりが健康に満ち、自分の目標に向かって楽しく学ぶこ とにより、より良い社会、魅力ある地域を創っていける、思いや りと豊かな心を持った「人づくり」ができる環境を目指します。 4.基本目標 1.「幼児教育の充実」 “すくすく育てよう!” 心豊かでたくましい子どもをはぐくむ就学前保育・教育を実 施し、楽しく充実した活動によって質の高い保育・教育を推進 します。 2.「学校教育の充実」 “わくわく学ぼう!” 次 代 を 担 う 子 ど も た ち が「 確 か な 学 力 」と「 心 豊 か な 人 間 性 」 を身に付けるため、充実した学校教育活動を推進します。 3.「生涯学習等の充実」 “い き い き 暮 ら そ う ! ” 町民一人ひとりが生涯を通じて生き甲斐を持って生活できる よ う に 、生 涯 学 習 や 社 会 教 育 、ス ポ ー ツ 活 動 を 推 進 す る と 共 に 、 歴史や文化財の保存と活用に取り組みます。 基本施策 1.「幼児教育の充実」 ・健やかな発育支援 ・乳幼児教育の充実 ・家 庭 と 保 育 園 の 連 携 推 進 ・保育園と小学校の連携強化の推進 ・認定こども園の推進 ・地域ぐるみでの子育て支援 ・保育士の研修等、スキルアップの支援 ・施設の環境整備 2.「学校教育の充実」 ・知・徳・体のバランスの取れた教育の推進 ・学ぶことの楽しさを実感させる教育の推進 ・心豊かにたくましく生きる教育の推進 ・特別支援教育の充実 ・小中一貫教育の推進 ・国際理解教育の推進 ・安心して学べる学校施設整備の充実 ・地域の伝統・文化を育む教育の推進 ・家庭・地域・学校の連携強化の推進 ・国際理解教育の推進 3.「生涯学習の充実」 ・豊かな生活を送るための学習機会の提供 ・子どもたちの体験活動の充実 ・地域の教育力の向上 ・公民館活動の活性化 ・家庭教育の向上 ・子ども・若者の自立支援の推進 ・コミュニティ活動の活性化 ・図書館を活用した生涯学習の推進 4 . 「 スポーツ・ レクリエーションの 振 興 」 ・スポーツ活動の環境整備 ・スポーツ関連施設の利用促進 ・スポーツ活動の活性化 ・スポーツ関係団体の連携強化 ・スポーツ人口の増加促進 5.「地域文化の振興と文化財の保護活用」 ・歴史・文化財の保存と継承 ・歴史・文化財の利活用による交流の促進 ・優れた芸術や文化に直接触れる機会の提供 ・芸術文化団体の育成支援
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