幸田町地域福祉計画・幸田町地域福祉活動計画

平成27年3月
幸 田 町
幸田町社会福祉協議会
目 次
第1章 計画策定にあたって
1
計画策定の経緯・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1
2
地域福祉の考え方・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2
3
計画の位置付け・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
4
4
計画の期間・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
6
5
計画策定の手法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
7
第2章 幸田町の地域福祉に関する現状と課題
1
統計データでみる幸田町の現状と課題・・・・・・・・・・・・・・・
9
⑴ 人口、世帯の状況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
9
⑵ 高齢者の状況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
10
⑶ 障がいのある人の状況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
12
⑷ 子ども、ひとり親家庭の状況・・・・・・・・・・・・・・・・・・
14
⑸ 生活保護の状況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
15
2
地区別の現状と課題・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
16
⑴ 坂崎学区・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
17
⑵ 幸田学区・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
18
⑶ 中央学区・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
19
⑷ 荻谷学区・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
20
⑸ 深溝学区・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
21
⑹ 豊坂学区・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
22
第3章 基本理念と施策の展開
1
基本理念・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
23
2
施策の体系・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
24
3
施策の展開・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
25
第4章 計画の推進体制
1
計画の進行管理・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
35
2
計画の普及、啓発・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
35
参考資料
1
計画策定の経緯・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
36
2
幸田町地域福祉計画策定委員会設置要綱・・・・・・・・・・・・・・
37
3
幸田町地域福祉計画策定委員会名簿・・・・・・・・・・・・・・・・
39
第1章
1
計画策定にあたって
計画策定の経緯
かつての福祉は、ハンディキャップを持つ限られた人を主な対象として、行政の措置
でサービスが提供されてきました。限られた人以外の生活の困りごとは、家庭や地域の
中で互いに助け合い、支え合いながら福祉課題が解決されました。
高度経済成長期には都市化が進み、家庭を取り巻く環境や社会構造に大きな変化をも
たらしました。三世代家族から核家族へと変わり、生活スタイルも多様化しました。
近年では、女性の未婚率の増加や晩婚化により子どもが減り、団塊の世代が高齢者の
仲間入りをしたことで、急速に少子高齢化が進行しています。
少子高齢化や核家族化、生活スタイルの多様化を背景に地域福祉を取り巻く課題は、
孤立、貧困、ひきこもり、家庭内での虐待、DVなど多岐にわたります。このように多
様化した課題は、既存の福祉サービスを当てはめるだけでは対応しきれない状況が生じ
ています。
また、高齢化により介護サービス費や医療費など福祉分野の社会的コストが拡大する
一方、少子化により、その財源を支える人口は減少しています。税を主な財源とした既
存の福祉サービスを提供し続けることには限界があります。
そこで、家庭の力(自助)
、地域の力(互助)、ボランティアや民間の非営利活動、社
会福祉法人などの力(共助)を最大限活用し、課題解決に向けて取り組む必要がありま
す。そして、自助、互助、共助の努力では解決が難しい課題には、行政(公助)がしっ
かり対応しなければなりません。自助・互助・共助・公助が、それぞれの役割を果たし、
相互に協力し合って地域福祉を推進するための方策として、地域福祉計画の策定が求め
られています。
本町は、まだまだ血縁や地縁による助け合いの機能が強い地域でもあります。
「自分のまちを良くしよう」「自分のまちは自分で守る」という意識で、積極的に地
域活動に取り組む人も多くいます。そして、地域活動に協力している民間企業もありま
す。
良いところを生かしながら、「誰もが安心して暮らせる福祉のまちづくり」を具体化
していくために、住民・社会福祉協議会・行政の協働により「幸田町地域福祉計画・幸
田町地域福祉活動計画」を策定します。
1
2
地域福祉の考え方
⑴
地域にある福祉課題
地域には、子どもから高齢者、障がいのある人など、いろいろな人が生活しています。
家族の形態や生活スタイルもさまざまであり、抱える福祉課題も一様ではありません。
福祉課題は、暮らしのあらゆる場面で起こるものであり、地域で生活している人にしか
見えないものや身近でなければわからない場合もあります。
(既存の福祉サービスだけでは解決できない福祉課題の一例)
・ひとり暮らし高齢者などのゴミ出し、草取り、電球の交換など軽易な手助け
・ひきこもりなど自力で問題解決できない人
・判断能力が不十分で、福祉サービスに関する理解や活用が難しく、家族や友人など
身近な人の手助けが期待できない人
⑵
地域福祉とは
社会環境の変化や核家族化が進行する中、誰もが福祉課題を抱えるリスクを持ってい
ます。誰かに起こった問題を他人事ではなく、自分にも起こり得る問題であると認識し、
支え合うという意識、相手を思う優しさが地域福祉の基になります。
地域福祉は対象や内容が幅広く、概念がわかりづらい言葉ですが、この計画では地域
福祉の概念を『地域の人たちが、地域の福祉課題の解決に取り組むこと』と考えます。
たとえ、障がいがあっても、要介護状態になっても、できる限り住み慣れた場所で自
分らしい暮らしができるような地域を地域の人たちで作っていくことが地域福祉の目
標です。
⑶
地域福祉を推進するために
①
自助、互助、共助、公助の協働
地域福祉を推進するためには、自助、互助、共助、公助がそれぞれ主体的な役割を持
ち、お互いの特性を生かしながら、地域の福祉課題の解決という共通の目的のために協
働することが必要です。
【自助、互助、共助、公助の位置付け】
自助
自分自身の努力、家族での支え合い
互助
隣近所や友人、知人など顔見知りの助け合い
共助
地域で個別支援に携わる人(民生委員・児童委員、赤ちゃん訪問員な
ど)
、福祉団体、ボランティア、社会福祉法人などによる支え
公助
公的な制度、サービス給付
2
②
地域福祉推進の中核機関としての社会福祉協議会のあり方
社会福祉協議会は、地域福祉の推進を図ることを目的に、市町村ごとに設置されてい
る民間の社会福祉法人で、住民による福祉活動を支援し、住民の立場になって共に福祉
課題の解決に向けて取り組むべき団体です。
また、社会福祉協議会は、民間団体でありながら、公共性を併せ持つ団体でもありま
す。この計画を推進していくためには、社会福祉協議会が地域福祉推進の要である互助
の活動を支援しつつ、専門性を持った共助のリーダーとなり、公助と協働できる関係を
持つことが必要です。
街頭募金
ふれあい秋まつり
ぷれジョブこうた就労体験
友愛スポーツ大会
友愛スポーツ大会
3
ボランティア体験
3
計画の位置付け
⑴
法的な位置付け
この計画は、社会福祉法第 107 条に規定される市町村地域福祉計画です。地域住民に
最も身近な行政主体である市町村が、住民などの協力を得て、地域の福祉課題とそれに
対応する必要なサービスの内容や量、現状を明らかにし、かつ確保・提供する体制を整
備する計画です。
−社会福祉法(抜粋)−
(地域福祉計画)
第 107 条 市町村は、地域福祉の推進に関する事項として次に掲げる事項を一体的に定
める計画(以下「市町村地域福祉計画」という。
)を策定し、又は変更しようとする
ときは、あらかじめ、住民、社会福祉を目的とする事業を経営する者その他社会福祉
に関する活動を行う者の意見を反映させるために必要な措置を講ずるよう努めると
ともに、その内容を公表するよう努めるものとする。
1
地域における福祉サービスの適切な利用の推進に関する事項
2
地域における社会福祉を目的とする事業の健全な発達に関する事項
3
地域福祉に関する活動への住民参加の促進に関する事項
⑵
分野別計画との関係
この計画においては、幸田町総合計画を上位計画とし、保健・福祉の各分野別計画を
内包する計画として位置付けます。
幸田町総合計画
幸田町子ども・子育
て支援事業計画
幸田町障がい者計
画・
障がい福祉計画
4
幸田すこやか長寿
プラン21
幸田町地域防災計画
健康こうた21計画
あいち健康福祉ビジョン
幸田町地域福祉計画
⑶
地域福祉活動計画との関係
地域福祉活動計画は、社会福祉協議会と住民などが連携して課題解決に取り組むため
の行動計画です。
行政の地域福祉計画と社会福祉協議会の地域福祉活動計画が一体的に策定されると、
計画推進の効果を上げることが期待できます。この計画は、地域福祉活動計画の内容を
含む計画として策定します。
地域福祉計画
(行政)
地域福祉活動計画
(社会福祉協議会)
5
4
計画の期間
この計画は、平成 27 年度から平成 31 年度までの 5 年間を計画期間とします。
なお、社会状況の変化や法制度、他の計画などの改定に伴い、必要に応じて見直しを
行います。
【分野別計画の実施期間との関係】
年度
幸田町総合計画
H26
H28
第5次
第2次(H35
第
2 次(H35 まで)
幸田町地域防災計画
幸田すこやか長寿
第6期
プラン 21
幸田町障がい者計画・
障がい福祉計画
幸田町子ども・子育て支援
H29
H30
第 6 次(H37 まで)
第1次
第
1次
幸田町地域福祉計画
健康こうた 21 計画
H27
第1期
第4期
第1期
事業計画
6
H31
H32
H33
5
計画策定の手法
この計画は行政だけで進めていく計画ではなく、地域の人たちとともに推進していく
計画であるため、計画の策定段階から多くの住民の参画を促し、地域福祉への理解が深
まるよう努めました。
⑴
策定委員会の設置
住民の代表、各種団体の代表者などにより構成される策定委員が中心となり、計画案
の検討や審議を行いました。
⑵
福祉団体ヒアリング調査の実施
障がいや母子など福祉関係団体に対し、活動に関する現状と課題、今後の方向性、行
政への意見を聞き取り計画策定のための基礎資料としました。
⑶
ふくし講演会の実施
関係者が計画策定の必要性について共通理解を得ることを目的として、講演会を開催
しました。
⑷
ふくし座談会の実施
民生委員・児童委員、地域包括支援センター、在宅介護支援センター、社会福祉協議
会などをメンバーとした座談会を全ての学区で開催しました。住民が抱えている福祉課
題や、支援者が抱えている悩みを共有しながら、意見集約をしました。
⑸
策定部会の設置
庁内関係各課の職員で構成し、計画の内容についての調整、今後の施策や事業展開に
ついての検討を行いました。
⑹
パブリックコメントの実施
ホームページ、広報、掲示などにより計画策定に関する情報を公開し、パブリックコ
メントを募集しました。
7
計画策定体制イメージ
地域福祉計画策定委員会
住民の代表、各種団体の代表等により構成される策定委員が中心となり、計画案の検討
町長
報告
や審議を行います。
意見
提言
報告
説明
住民
事務局
策定部会
8
ふくし講演会
関係各課の職員で構成し、計
意見
調整
福祉課
報告
画の内容についての調整、今後
の施策や事業展開についての
検討を行います。
ふくし座談会
委託
提案
報告
団体ヒアリング
福祉課
健康課
防災安全課
社会福祉協議会
こども課
パブリックコメント
意見
社会福祉協議会
計画策定に係る企画や立案、資
料作成などを行います。
地域包括支援センター
第2章
1
幸田町の地域福祉に関する現状と課題
統計データでみる幸田町の現状と課題
⑴ 人口、世帯の状況
本町の総人口は幸田町が誕生した昭和 29 年以降、毎年増加を続けています。幸田町総
合計画の人口推計によると平成 27 年中には 4 万人を超え、以後も増加を続ける見込みで
す。
しかし、一世帯あたりの人数は平成 7 年には 3.36 人だったものが、平成 22 年には 2.87
人まで減少しています。世帯数は増加しているものの、一世帯あたりの人数は年々減少し
ており、家庭の規模は小さくなりつつあります。核家族やひとり暮らしの世帯では、家庭
内での助け合い機能が低下し、これまでは家庭の中で解決されてきた福祉課題が解決され
ないまま表面化しています。一人一人が健康で自立し、家庭や地域の中でお互いに支え合
い、助け合える関係をつくることが必要です。
最近は、深い近隣関係を望まない人が増えていますが、家庭の機能が低下している現在
では、一人一人が地域とのつながりを持ち、お互いに助け合える関係をつくることが大切
です。
■総人口・総世帯数・一世帯あたりの人員数の推移
(人)
資料:住民基本台帳(各年 10 月 1 日現在)
H27 以降は総合計画の人口推計と整合性を図り、住民基本台帳を元にコーホート変
化率法で推計
9
⑵
高齢者の状況
平均寿命が延び、また団塊の世代が高齢者の仲間入りをしたことで、平成 26 年には高
齢化率が 19.0%まで上がっています。全国の高齢化率は、すでに 25%台に突入しており、
全国に比べるとまだまだ若者が多い町ということが伺えます。
幸田町総合計画の人口推計によると、平成 37 年には団塊の世代が 75 歳を迎え、後期高
齢者が前期高齢者を上回ることが予想されます。厚生労働省の調査では、後期高齢者の介
護保険の認定者数は前期高齢者の約 7 倍になることが報告されており、高齢化の進行とと
もに介護を必要とする高齢者が増加することが予想されます。
また、高齢者のみの世帯は毎年増加をしており、平成 22 年には町内の 1 割近くが高齢
者のみの世帯です。今後、核家族化の進行に伴い、ますます高齢者のみの世帯が増加する
ことが予想されるため、身近な人による見守りなど、地域での生活支援が求められます。
■高齢者数と高齢化率の推移
(人)
資料:住民基本台帳(各年 10 月 1 日現在)
H27 以降は総合計画の人口推計と整合性を図り、住民基本台帳を元にコーホート変
化率法で推計
■ひとり暮らし高齢者・高齢者夫婦のみの世帯の推移
(人)
資料:国勢調査(各年 10 月 1 日現在)
10
要介護認定者の推移をみると、要支援、要介護認定者数は増加しているものの、要介護
認定率は 11%台を推移しています。全国の平均は 17%であり、全国に比べると低い数字
です。幸田すこやか長寿プラン 21 によると、要介護になった主な原因は「認知症」
「高齢
による衰弱」
「脳卒中」です。要支援になった原因は「高齢による衰弱」
「関節の病気」
「心
臓病」が大きな割合を占めています。
今後は、既存の福祉サービスを充実させるとともに、生涯健康でいられるよう介護予防
に関する取り組みも重要になります。
■要介護認定者の状況
(人)
資料:福祉年報(各年 3 月末現在)
11
⑶
障がいのある人の状況
平成 25 年 3 月時点で、本町の障害者手帳の所持者数は 1,560 人、人口の約 4%の人が
何らかの障がいを有していることになります。なお、この値は手帳所持者の数値であり、
障害者手帳は持っていないが、うつ病や高次脳機能障害などにより、生活のしづらさを感
じている人は実際にはもっと多いと思われます。
障がいのある人は、年齢も程度もさまざまです。また、障害者総合支援法の改正により、
難病患者も障がい者の範囲に入ることになりました。今後は、ますます障がいの特性や程
度に見合った個別の支援や対応が必要になります。
① 身体障害者手帳
身体障害者手帳の所持者数は毎年増加しています。年齢別でみると約 6 割が 65 歳以上
となっています。今後、高齢化に伴い身体障がい者の高齢化もますます進むことが予想さ
れます。
■身体障害者手帳所持者数の推移
(人)
資料:福祉年報(各年 3 月末現在)
② 療育手帳
療育手帳の所持者数は毎年増加をしています。年齢別でみると 0 歳から 64 歳以下の比
較的若い世代の人が多いのが特徴です。
幸田町障がい者計画・障がい福祉計画によると、A判定の人が 5 割、B判定の人が 3 割
を占めており、療育手帳所持者の多くが、中重度の障がいを有していることになります。
12
■療育手帳所持者数の推移
(人)
資料:福祉年報(各年 3 月末現在)
③ 精神障害者保健福祉手帳
精神障害者保健福祉手帳所持者及び自立支援医療受給者数は、毎年増加をしています。
自立支援医療受給者を年齢別でみると、9 割近くの人が 64 歳以下であり、比較的若い世
代の人が精神疾患のために医療を必要としていることになります。
■精神障害者保健福祉手帳所持者及び自立支援医療受給者数の推移
資料:福祉年報(各年3月末現在)
13
(人)
⑷
子ども、ひとり親家庭の状況
本町の年少人口は、平成 26 年 4 月現在 17.2%で、今後も土地区画整理事業による住宅
開発などにより増加していくことが予想されます。しかし、現在 10 代∼20 代の人口が少
なく、十数年後に関しては減少することも予想されます。
また、遺児家庭扶助費※受給者数は年々増加しています。全国的にはひとり親家庭、特
に母子家庭は、非正規雇用や就労していない人の割合が高く、収入が低い傾向にあり、生
活環境や経済的環境を背景として、虐待や不登校といった問題を抱えることが多い傾向に
あります。就労や経済的な支援だけでなく、児童福祉や教育の分野における支援も必要と
されています。
■年少人口数の推移
(人)
資料:住民基本台帳(各年 10 月 1 日現在)
H27 以降は総合計画の人口推計と整合性を図り、住民基本台帳を元にコーホート変
化率法で推計
■遺児家庭扶助費※受給者数の推移
(人)
資料:住民子ども年報(各年 3 月末現在)
※父又は母が欠けたことにより遺児及びその家庭が被る心労をやわらげ遺児の健全な育成がなされ、その家庭
の福祉が増進されることを目的として手当を支給する制度
14
⑸
生活保護の状況
全国的には平成 20 年の世界金融危機以降、生活保護受給者は急増し、平成 23 年に過去
最高を更新して以降も増加を続けています。本町においてはほぼ横ばいで、世帯保護率は
0.4%、1,000 世帯に 4 世帯が生活保護世帯ということになります。
類型別でみると、半数が高齢者世帯となっています。全国的には、稼働年齢層と考えら
れる「その他の世帯」の割合が大きく増加していますが、本町では「その他の世帯」はほ
ぼ横ばいとなっています。
生活保護率に大きな影響を与える完全失業率は、こうたの統計によると昭和 60 年代に
は 1%だったものが、平成 22 年には 3.9%まで上昇しており、生活保護にまでは至らなく
ても、失業を機に生活が困窮してしまう人が一定数いることが予想されます。
また、近年生活保護への抵抗感が薄れつつあり、この水際の人たちを救う手だてがなけ
れば、生活保護受給者が増加する恐れがあります。
■生活保護世帯の類型と世帯保護率の推移
(人)
資料:福祉行政報告例(各年 4 月 1 日現在)
15
2
地区別の現状と課題
幸田町は、社会的・地理的条件から 6 つの小学校の学区に分けられており、さらに身近
なコミュニティとして、23 の行政区に分けられています。
歴史、地形、人口、公共交通の利便性、住居の形態などから、それぞれの地域は特性を
持っています。「新興住宅地」「高齢化が進む地域」「集合住宅が多い地域」など、環境の
違いで、町内全域に共通する福祉課題とは別に、それぞれの地域特性による福祉課題が生
じます。そのため、各地域の福祉課題に合わせた小地域での福祉活動の推進が必要となっ
ています。
ふくし座談会開催の様子
16
⑴
坂崎学区
【学区の概要】
町の北部に位置し、岡崎市に隣接しています。北東部に身近な里山をもち、自然環境に
恵まれた地域です。
古くから住んでいる人が多い一方、新興住宅地には比較的若い子育て世代が多く住んで
います。農業は、水稲、苺、筆柿が盛んな地域です。区内には、坂崎駐在所、京ケ峰岡田
病院、特別養護老人ホームつつじヶ丘、坂崎保育園、たつみ第二幼稚園、長嶺地区工業団
地、坂崎地区工業団地などがあります。
2.30
12.8
61.6
25.6
1.3
ひとり暮らし高齢
者世帯割合(%)
外国人割合(%)
高齢化率(%)
生産年齢人口割合
(%)
年少人口割合(%)
町全域
1世帯あたりの人
数(人)
世帯数(戸)
人口(人)
項目/地域
全国
39,155
13,782
2.84
17.2
63.8
19.0
1.7
5.5
学区全域
3,727
1,234
3.28
15.4
56.8
27.8
0.2
7.4
長嶺区
256
72
3.56
15.2
53.9
30.9
0
9.7
久保田区
370
111
3.33
13.2
56.5
30.3
0
6.3
坂崎区
3,101
1,051
2.95
17.8
60.0
22.2
0.6
6.1
資料:総務省統計局、福祉課(平成 26 年 4 月 1 日現在)
【統計による学区の現状】
・1 世帯あたりの人数が多い。
・年少人口と生産年齢人口の割合が低く、高齢化率が高い。
・外国人の割合が低い。
・ひとり暮らし高齢者世帯の割合が高い。
【座談会での意見】
・スーパーや病院がない地域もあり、自動車がないと生活しづらい。
・新興住宅地は転入して間もない人も多く、困った時にどこに相談してよいのかわからな
い人もいる。
・老人クラブ、民生委員・児童委員の見守り活動は活発だが、情報の共有ができず、つな
がりが持てない。
・子育て世代の核家族は地域とのつながりが薄く、孤立しやすい。
17
⑵
幸田学区
【学区の概要】
町の北西から北東にかけて位置し、東部には山々があり、その山裾には大井池などのた
め池が多くあります。
相見駅周辺は、市街地整備が進み、商業施設や多くの住宅が立ち並び、アパートも多く
あります。区内には、相見駅、ハッピネス・ヒル・幸田、幸田高校、大草保育園、わしだ
保育園、幸田あけぼの第一幼稚園、つどいの家、地域安全ステーション、カメリアガーデ
ン、町営神山住宅、デンソー細井寮などがあります。また、町内の医療機関の約半数が学
区内にあります。
2.30
12.8
61.6
25.6
1.3
ひとり暮らし高齢
者世帯割合(%)
外国人割合(%)
高齢化率(%)
生産年齢人口割合
(%)
年少人口割合(%)
1世帯あたりの人
数(人)
世帯数(戸)
人口(人)
項目/地域
全国
町全域
39,155
13,782
2.84
17.2
63.8
19.0
1.7
5.5
学区全域
10,802
3,818
2.97
17.9
64.6
17.5
0.5
5.6
大草区
4,549
1,553
2.93
17.6
64.8
17.6
0.8
5.0
高力区
1,424
508
2.80
19.7
62.9
17.4
0.5
6.7
鷲田区
4,655
1,706
2.73
21.7
65.7
12.7
0.8
2.8
新田区
174
51
3.41
12.6
64.9
22.4
0
7.8
資料:総務省統計局、福祉課(平成 26 年 4 月 1 日現在)
【統計による学区の現状】
・高齢化率が低い。
・外国人の割合が低い。
・高齢化率と外国人割合以外の項目は、町全域とほぼ同じ。
【座談会での意見】
・相見駅周辺は、急速に市街地整備が進み、地域の特性が変わりつつある。
・急速に子どもの数が増えており、保育園や放課後児童クラブが飽和状態になっている。
・子育て世代の核家族は、地域とのつながりが薄く、孤立しやすい。
・不安や課題を抱えていても周りに知られたくない人もおり、課題が家庭内に籠る。
・元気な高齢者は暇を持て余している。
・同じ区内でも新田区は、分断されており、自動車がないと生活しにくい。大草区の東部
も同じ。
18
⑶
中央学区
【学区の概要】
町の中央部に位置し、役場や消防署、菱池保育園、菱池子育て支援センター、幸田中央
公園など公共施設が多くあります。住宅が多く、アパートも多い地域です。西部には農地
が広がり、広田川、尾浜川、前田川、赤川など、河川が多くあります。
岩堀区では土地区画整理事業が始まり、住宅地が整備される予定で、商業施設の建設も
計画されています。
12.8
61.6
25.6
1.3
ひとり暮らし高齢
2.30
者世帯割合(%)
外国人割合(%)
高齢化率(%)
生産年齢人口割合
(%)
年少人口割合(%)
1世帯あたりの人
町全域
数(人)
世帯数(戸)
人口(人)
項目/地域
全国
39,155
13,782
2.84
17.2
63.8
19.0
1.7
5.5
学区全域
7,884
2,875
2.77
17.4
67.4
15.3
2.4
4.8
岩堀区
5,100
1,897
2.69
15.1
67.3
17.7
2.0
5.9
横落区
2,784
978
2.85
19.7
67.5
12.8
2.7
3.7
資料:総務省統計局、福祉課(平成 26 年 4 月 1 日現在)
【統計による学区の現状】
・生産年齢人口の割合が高く、高齢化率が低い。
・外国人の割合が高い。
・ひとり暮らし高齢者世帯の割合が低い。
【座談会での意見】
・災害時要援護者リストは作成されているが、管理及び活用が課題になっている。いざと
いう時に役立てることができるのか不安。
・災害時要援護者リストに登録しない人もいる。支援が必要な人がどこにいるのかわから
ない。
・医療的なケアが必要な人の避難は、自主防災ではできない。
・アパートや新たな住宅地への転入者は、地域とのつながりが薄い。隣近所で顔も知らな
い人もいる。
・元気な高齢者が多い。
19
⑷
荻谷学区
【学区の概要】
町の中央から東部にかけて位置し、東部には、遠望峰山の裾野に農地が段々に広がって
おり、苺の栽培が盛んな地域です。
幸田駅周辺は、土地区画整理事業による市街地の再生が進められています。
区内には、幸田駅、幸田交番、さくら会館、不動ヶ滝園地、幸田保育園、ももの木保育
園、とぼね運動場、中部地区工業団地、国道23号芦谷ICなどがあります。
12.8
61.6
25.6
1.3
ひとり暮らし高齢
2.30
者世帯割合(%)
外国人割合(%)
高齢化率(%)
生産年齢人口割合
(%)
年少人口割合(%)
1世帯あたりの人
町全域
数(人)
世帯数(戸)
人口(人)
項目/地域
全国
39,155
13,782
2.84
17.2
63.8
19.0
1.7
5.5
学区全域
6,006
2,255
3.00
18.7
63.6
17.8
1.4
5.7
荻区
896
277
3.23
14.0
61.0
25.0
0.2
7.6
芦谷区
3,648
1,510
2.42
14.7
68.7
16.6
4.2
6.2
幸田区
652
250
2.61
10.7
64.6
24.7
0.9
8.4
桜坂区
810
218
3.72
35.4
59.9
4.7
0.4
0.5
資料:総務省統計局、福祉課(平成 26 年 4 月 1 日現在)
【統計による学区の現状】
・1 世帯あたりの人数が多い。
・年少人口の割合が高く、高齢化率が低い。
【座談会での意見】
・区画整理地域では、区の行事に参加しない人が多い。区の役員や行事を面倒と感じる人
も多い。
・桜坂区は民間の大規模な住宅開発地で、同じ世代の人が集まっているため、30 年後に
は超高齢地域になる。建物も核家族仕様のため、高齢者のみ世帯が急増する。今は良い
が、将来が心配。
・桜坂区はもともと地元という人が少なく、交流をすることが難しい。
・アパート入居者は、区に入らないことが多く、地域との付き合いは薄い。
・公的な制度を利用していない人の方が、問題を抱えていることが多い。
20
⑸
深溝学区
【学区の概要】
町の南部に位置し、蒲郡市と西尾市に隣接しています。南部の山林一帯は、三河湾国定
公園に指定され、自然環境が保全されています。農業は、ナス、ブルーベリーの苗木、洋
蘭が盛んで、畜産業は養豚が盛んな地域です。
里区では土地区画整理事業が始まり、住宅地が整備される予定で、商業施設の建設も計
画されています。区内には、三ヶ根駅、深溝駐在所、老人福祉センター、深溝保育園、里
保育園、幸田あけぼの第二幼稚園、本光寺などがあります。
2.30
12.8
61.6
25.6
1.3
ひとり暮らし高齢
者世帯割合(%)
外国人割合(%)
高齢化率(%)
生産年齢人口割合
(%)
年少人口割合(%)
町全域
1世帯あたりの人
数(人)
世帯数(戸)
人口(人)
項目/地域
全国
39,155
13,782
2.84
17.2
63.8
19.0
1.7
5.5
学区全域
5,638
1,950
3.03
13.4
61.0
25.6
1.2
6.2
里区
2,129
797
2.67
13.2
63.8
22.9
2.3
6.4
市場区
2,517
825
3.05
17.0
63.3
19.7
2.1
5.5
海谷区
780
267
2.92
12.2
57.3
30.5
0.3
9.4
逆川区
212
61
3.48
11.3
59.4
29.2
0
3.3
資料:総務省統計局、福祉課(平成 26 年 4 月 1 日現在)
【統計による学区の現状】
・1 世帯あたりの人数が多い。
・年少人口と生産年齢人口の割合が低く、高齢化率が高い。
・ひとり暮らし高齢者世帯の割合が高い。
【座談会での意見】
・旧深溝村としての結束は固く、町の南部地域は結びつきが強い。
・スーパーや病院がない地域もあり、自動車がないと生活しづらい。
・公的な制度が充実してきた反面、隣近所の状況が分かりにくくなった。
・女性の会の活動が盛んで会員も多く、いきいきサロンの運営などを手伝っている。
21
⑹
豊坂学区
【学区の概要】
町の西部に位置し、西尾市と岡崎市に隣接しています。農業は、筆柿、梨、桃、柑橘類、
ナスが盛んな地域です。山間の地域であるため、集落が地形的に分断されており、県道沿
いに住宅が多くあります。野場区の区画整理がされた地域では、比較的若い世代が多くあ
ります。
区内には、特別養護老人ホームまどかの郷、豊坂保育園、上六栗子育て支援センター、
野場駐在所、県営六栗住宅、道の駅、国道 23 号桐山IC、国道 23 号須美IC、駅西地区
工業団地、須美工業団地、須美南山工業団地、などがあります。
2.30
12.8
61.6
25.6
1.3
ひとり暮らし高齢
者世帯割合(%)
外国人割合(%)
高齢化率(%)
生産年齢人口割合
(%)
年少人口割合(%)
町全域
1世帯あたりの人
数(人)
世帯数(戸)
人口(人)
項目/地域
全国
39,155
13,782
2.84
17.2
63.8
19.0
1.7
5.5
学区全域
5,098
1,650
3.22
14.9
58.3
26.9
2.0
6.5
野場区
2,095
670
3.13
18.3
57.1
24.6
0.4
5.4
永野区
289
83
3.48
13.5
58.1
28.4
0
3.6
須美区
415
126
3.29
14.5
59.8
25.8
3.1
3.2
六栗区
1,266
435
2.91
15.0
59.6
25.4
6.8
9.2
上六栗区
660
235
2.81
14.7
54.8
30.5
1.5
11.5
桐山区
373
101
3.69
13.1
60.1
26.8
0
5.9
資料:総務省統計局、福祉課(平成 26 年 4 月 1 日現在)
【統計による学区の現状】
・1 世帯あたりの人数が多い。
・ひとり暮らし高齢者世帯の割合が高い。
・年少人口と生産年齢人口の割合が低く、高齢化率が高い。
【座談会での意見】
・空き家が増えてきている。
・学区内にスーパーや病院がなく、自動車がないと生活しづらい。
・六栗区の県営住宅、旧雇用促進住宅は、外国人やひとり親家庭、障がい者世帯が多く、
外国人同士のケンカやゴミ出しのルールを守らないなど、公営住宅特有の課題がある。
・老人クラブ、民生委員・児童委員の見守り活動は活発であるが、情報の共有ができず、
支援のつながりが持てない。
22
第3章
1
基本理念と施策の展開
基本理念
地域にある福祉課題を早期に解決していくためには、「自助、互助、共助、公助がそれ
ぞれの役割を果たしつつ、互いに連携、協働することが必要である」という考え方をもと
に、計画の目指す基本理念を次のとおり設定します。
公
助
自
助
ふれあい・いきいきサロン
歳末街頭募金
共
老人クラブスポーツ大会
互
助
23
育成会ウィンター活動
助
2
施策の体系
『支え合い
ともに生きる
まちづくり』という基本理念を掲げ、以下の施策体系に沿
った各種の取り組みを進めます。
基本目標
1
基本施策
具体的な取り組み
家 庭 の 力 を ⑴ 一 人 一人の生きる ① 正しい知識の普及
向上させる
力を強化
② 男女共同参画の推進
⑵ 人 と 人のつながり ① 世代間交流の推進
づくり
2
② 集える場づくり
地 域 福 祉 の ⑴ お 互 い様の意識づ ① 福祉教育の推進
担い手を増
やす
くり
② ノーマライゼーション理念の普及
⑵ 核 と なる人材づく ① ボランティアセンターの機能充実
り
② ボランティア活動への参加促進
③ 自主活動グループの育成支援
3
地 域 の つ な ⑴ 支 援 の必要な人を ① 小地域での福祉活動の推進
がりをつく
る
早 期 に支援するた ② 相談できる場所の情報提供
めの仕組みづくり
⑵ 連携・協働できる体 ① 地域で個別支援に携わっている人た
制整備
ちへの支援
② 個人情報の共有に関するルールづく
り
③ 社会福祉法人との連携
4
安 心 し て 住 ⑴ 子 ど もが健やかに ① 子どもの権利擁護の推進
み続けられ
るまちをつ
くる
育 つ ための環境整 ② 支援を必要とする子どもへの支援体
備
制の整備
⑵ 災 害 に対する備え ① 避難行動要支援者へ防災意識の啓発
の強化
② 避難行動要支援者の支援体制の整備
⑶ 総 合 的な相談体制 ① 関係機関とのネットワークづくり
の整備
② 包括的な生活支援の実施
⑷ 権利擁護の推進
① 人権意識の醸成
② 福祉サービス利用者の権利擁護の推
進
③ 虐待対応の仕組みづくり
24
3
施策の展開
基本目標 1
家庭の力を向上させる
基本施策⑴
一人一人の生きる力を強化
①正しい知識の普及
②男女共同参画の推進
【これまでの取組の評価】
家庭での解決が難しい課題には、介護保険制度など既存の福祉サービスで対応してきま
したが、税を主な財源とする既存の福祉サービスには限界があります。当事者やその周囲
の人が正しい知識を持ち、お互いに支え合い、助け合うことが重要です。
【今後の方向性】
家庭や地域の中でつながりを持つためには、一人一人が健康で自立することが不可欠で
す。健康や福祉に関する正しい知識を普及し、健康な体づくりや心づくりを推進します。
また、家庭や職場、地域の中で会話する機会をつくり、性差を問わず、子育てや介護、地
域活動などの負担を分担し、協力できるような雰囲気を醸成します。
【役割分担】
・わからないことや悩みがあるときは、
「知る」ための努力をします。
自助
・子育てや介護などの負担を家族で分担します。
・家族で会話をし、お互いを理解します。
・健診を受け、自分の健康状態を知ります。
・友だちや隣近所、職場の人とあいさつや会話をし、お互いを理解し
互助
ます。
・知り合いの輪を広げます。
・個別支援を通じて、自助(まずは自分でがんばる)努力を促します。
・当事者やその家族が正しい知識を持つために、学習する機会を提供
共助
します。
・同じ問題を抱える仲間と交流する機会をつくり、お互いの支え合い
を促します。
・広報やイベントなどで、健康や福祉に関する正しい情報を提供しま
公助
す。
・男女が協力して支え合うまちづくりを推進します。
・健康な体づくりや心づくりを推進します。
25
基本施策⑵
人と人のつながりづくり
①世代間交流の推進
②集える場づくり
【これまでの取組の評価】
一部の地域では、子育てサークルやいきいきサロン、世代間交流イベントなど住民主体
の活動が行われています。すでに一部の地域で行われている活動が、他の地域にも広がっ
ていくような支援が必要です。
【今後の方向性】
人と人とのつながりが希薄化している現代社会では、人と人、人と地域のつながりを意
図的に作ることが必要です。身近な場所で気軽に集まれるサロンやサークル活動を推進し、
住民主体の仲間づくりを進めます。さまざまな年代の人が出会い、交流できるような機会
をつくり、人と人とのつながりを構築します。
【役割分担】
・不安や悩みがあったら一人で抱え込まず、家族や身近な人に相談し
自助
ます。
・周りに悩んでいる人や困っている人がいたら、知らないふりをせず、
声をかけます。
互助
・地域の活動に参加します。
・身近な場所で気軽に集まれるサロンやサークル活動を推進し仲間づ
共助
くりを進めます。
・行事やイベントなどを通じて、同世代のつながりや世代間の交流を
促します。
・広報やイベントなどを通じて、住民の主体的な活動を促します。
公助
・行事やイベントなどを通じて、同世代のつながりや世代間の交流を
促します。
26
基本目標 2
地域福祉の担い手を増やす
基本施策⑴
お互い様の意識づくり
①福祉教育の推進
②ノーマライゼーション理念※の普及
※高齢者や障がい者などが健常者と区別されることなく、社会生活をともにするのが正常なことであり、本来
の望ましい姿であるとする考え方
【これまでの取組の評価】
社会福祉協議会では、平成 3 年度から町内の小中学校、高等学校を社会福祉協力校に指
定し、福祉教育を推進してきました。今後は、より一層地域特性を生かした多様な実践学
習の機会を提供し、子どもたちが次世代の地域福祉の担い手となるよう取り組む必要があ
ります。
【今後の方向性】
高齢化の進行や不安定な雇用の拡大など、急速な社会環境の変化により誰もが福祉課題
を抱える可能性を持っています。子どもから高齢者まで、また障がいがあっても差別や排
除をされることなく、ともに生きる社会を目指します。幼児期から福祉への関心を高め、
思いやりのこころを育てるため、福祉教育を推進します。支える側も支えられる側も、お
互い様の意識を持つことで、支え合いの好循環が生まれます。
【役割分担】
自助
互助
・相手を思いやる気持ちを大切にします。
・周りの人の悩みを、自分に置き換えて考えてみます。
・友だちや隣近所を気にかける気持ちを持ちます。
・身近に困っている人がいたら手助けします。
・機関紙やイベントなどでノーマライゼーション理念の普及啓発を行
共助
います。
・小中学校や高校などでの福祉活動や地域活動を活性化させ、幼児期
から思いやりの心を育てます。
・広報やイベントなどで、ノーマライゼーション理念の普及啓発を行
公助
います。
・子どもから高齢者まで、また障がいがあってもなくても、ともに参
加、交流できる機会を提供します。
27
基本施策⑵
核となる人材づくり
①ボランティアセンターの機能充実
②ボランティア活動への参加促進
③自主活動グループの育成支援
【これまでの取組の評価】
社会福祉協議会ボランティアセンターには 53 団体 720 人の登録者(平成 25 年度実績)
がいます。登録者のボランティアの高齢化や固定化が課題となっています。新たな担い手
の確保とともに、ボランティアが活動する場の開拓を進めることも必要です。
【今後の方向性】
地域には、団塊の世代の人を中心に元気で経験豊富な高齢者が大勢います。元気な高齢
者が地域を支える役割となり、多様な活動を展開していくためには、核となるリーダーや
活動をバックアップする体制が必要です。イベントなどを通じてボランティアへの関心を
高め、地域活動に取り組む人材の育成を積極的に行うとともに、社会福祉協議会ボランテ
ィアセンターの機能強化のために必要な指導、支援を行います。また、住民主体による自
主活動が活発になるよう必要な支援を行います。
【役割分担】
自助
・自分の経験や余暇を地域活動に活かします。
互助
・周囲の人を誘って地域活動の輪を広げます。
・ボランティアニーズを把握し、的確なコーディネートができるよう、
ボランティアセンターの機能を強化します。
・イベントなどを通じて、ボランティアへの関心を高める機会づくり
共助
に取り組みます。
・自らがリーダーシップをとり、一緒に活動する仲間を増やし、活動
の輪を広げます。
・元気な高齢者などが地域で活躍できる場の開拓を進めます。
・赤い羽根共同募金を活用し、地域活動に必要な費用を確保します。
・地域活動に取り組む人材の育成を積極的に行います。
公助
・ボランティアセンターの機能強化のために必要な指導、支援を行い
ます。
28
基本目標 3
地域のつながりをつくる
基本施策⑴
支援の必要な人を早期に支援するための仕組みづくり
①小地域での福祉活動の推進
②相談できる場所の情報提供
【これまでの取組の評価】
すでに多くの地域で民生委員・児童委員や老人クラブ、区長などによる見守り活動は実
施されているものの、支援のつながりが十分ではありません。連携できる体制を作るため
には、それぞれの活動をつなげる調整役が必要です。
【今後の方向性】
支援の必要な人を早期に支援するためには、隣近所と顔の見える関係づくりや小地域で
の見守り機能を強化することが必要です。小地域(主に小学校区単位)での福祉活動に必
要な支援を行い、見守りやネットワークづくりなどを推進します。
また、広報やホームページなどを通じて、相談できる場所をわかりやすく提供するとと
もに、行政と地域のパイプ役である区の役員や民生委員・児童委員に対しても積極的に情
報提供を行います。
【役割分担】
自助
互助
・周りに悩んでいる人や困っている人がいたら、知らないふりをせず、
声をかけます。
・身近な人の異変に気がついた時は、専門の相談機関を紹介します。
・機関紙やイベントなどを活用して、気づきの目を増やします。
・それぞれの機関で実施されている見守り活動をつなげ、連携、協働
共助
できる体制を整備します。
・住民の主体的な活動を支援するとともに、地域の福祉課題の解決に
向けて住民と一緒に考え、行動します。
・個別支援を通じて、地域の資源をつないでいきます。
・ライフライン事業者などの協力を求め、見守りネットワークの構築
公助
を目指します。
・広報やホームページを通じて、相談できる場所の情報を提供します。
29
基本施策⑵
連携・協働できる体制整備
①地域で個別支援に携わっている人たちへの支援
②個人情報の共有に関するルールづくり
③社会福祉法人との連携
【これまでの取組の評価】
平成 17 年に個人情報保護法が施行されて以降、守秘義務や個人情報保護に重点が置か
れ関係者に情報が提供されず、個人情報保護が支援の壁になっている場合があります。地
域で個別支援に携わっている人たちが有機的な関係を作るためには、関係者で情報を共有
する仕組みが不可欠です。
【今後の方向性】
個人情報を共有する方法や提供についての課題を整理し、ルールづくりに取り組むとと
もに、地域で個別支援に携わっている人が、関係機関や庁内関係各課と連携できる体制を
整備します。
また、社会福祉法人制度改革により、社会福祉法人に地域公益活動が義務付けられるこ
とを受け、町内の社会福祉法人がそれぞれの専門性を生かしながら地域の福祉課題の解決
に向けて協働で取り組めるよう必要な支援を行います。
【役割分担】
互助
・不安や悩みを抱えている人がいたら、話を聞き、地域の民生委員・児
童委員や専門の相談機関を紹介します。
・地域で個別支援に携わっている人や団体が、情報交換する機会を設け、
ネットワークづくりに取り組みます。
共助
・対応困難なケースについては、専門機関、行政などとケース検討会を
開催し、解決に取り組みます。
・町内の社会福祉法人が地域の課題を共有する機会を持ち、協働で事業
開発に取り組みます。
・機関紙などを通じて、地域で個別支援に携わっている人(民生委員・
児童委員や友愛訪問員、赤ちゃん訪問員など)の理解を促します。
・地域で個別支援に携わっている人と庁内関係各課が連携できる体制づ
公助
くりに取り組みます。
・地域で個別支援に携わっている人が、活動をする上での悩みや、困り
ごとを受け止め、解決方法をともに考えます。
・情報の共有や提供の方法について、課題を整理し、ルールづくりに取
り組みます。
30
基本目標 4
安心して住み続けられるまちをつくる
基本施策⑴
子どもが健やかに育つための環境整備
①子どもの権利擁護の推進
②支援を必要とする子どもへの支援体制の整備
【これまでの取組の評価】
支援が必要な子どもやその家族へ切れ目のない支援を提供するために、さまざまな機関
との連携に努めていますが、より早期に質の高い支援を提供するためには、支援に携わる
人のスキルアップなど支援体制の整備が必要です。
【今後の方向性】
子どもが健やかに育つためには、子どもの権利が守られ、支援を必要とする子どもに早
期に支援できる体制整備が必要です。すべての子どもの権利が守られるよう、子どもの権
利に関する条例を普及するとともに、支援が必要な子どもやその家族へ早期に、かつ切れ
目なく支援ができるよう、関係機関との連携を強化します。
【役割分担】
・子どもも親も悩みや不安があったら、身近な人に話したり、専門の
相談機関に相談をします。
自助
・子どもが安心して過ごせる家庭づくりに努めます。
・子どもの思いに耳を傾け、子どもの気持ちを理解します。
・あらゆる差別、暴力、危害から子どもを守ります。
・子育てを地域であたたかく見守ります。
・子どもが地域の活動に参加する機会を作ります。
互助
・地域で子どもの仲間づくりを促します。
・子育てに不安や悩みを抱えている人がいたら、話を聞き、専門の相
談機関を紹介します。
・個別支援を通じて、地域のあらゆる機関との連携を図ります。
共助
・世帯で問題を抱えている人に対しては、一人一人を必要な相談機関
につなぎ、問題解決に導きます。
・
「子どもの権利に関する条例」を普及し、子どもの権利を守ります。
・支援が必要な子どもやその家族へ、切れ目のない支援を提供するた
め、保健、保育、教育、就労、医療などさまざまな関係機関との連
公助
携体制を整備します。
・発達障害児支援に携わる人のスキルアップを行い、サービスの質の
向上を目指します。
・関係機関とともに支援を必要とする子どもへの支援のあり方につい
て協議し、具体的な取組を検討します。
31
基本施策⑵
災害に対する備えの強化
①避難行動要支援者※へ防災意識の啓発
②避難行動要支援者の支援体制の整備
※高齢者、障がい者、乳幼児などの防災施策において特に配慮を要する人(要配慮者)のうち、災害発生時の
避難などに特に支援を要する人
【これまでの取組の評価】
平成 20 年から避難行動要支援者名簿の整備を進めてきましたが、名簿の更新や活用の
ルールづくりも不十分であり、今後は名簿の整備とともに活用のルールづくりも必要です。
【今後の方向性】
避難行動要支援者自身の防災意識を高め、避難行動要支援者名簿への登録を促します。
また、避難支援に必要となる情報を適宜更新し、いざという時に適切な支援体制が組める
よう消防、警察、民生委員、社会福祉協議会、自主防災組織等へ避難行動要支援者名簿に
登録された情報を事前に提供していきます。
【役割分担】
・災害時に、自分の命を守る準備をします。
自助
・災害時の対応や避難場所について家族と話をします。
・一人での避難に不安があれば、避難行動要支援者台帳に登録をしま
す。
互助
・日頃から、顔の見える関係づくりに努めます。
・個別支援を通じて防災意識を啓発し、避難行動要支援者名簿への登
共助
録を促します。
・災害時に、災害時ボランティア支援本部が機能するための体制整備
を行います。
・機関紙やイベントなどで、避難行動要支援者へ防災意識を啓発し、
避難行動要支援者名簿への登録を促します。
・避難支援に必要となる情報を適宜更新し、関係者間で共有するため、
公助
情報管理のルールづくりに取り組みます。
・避難時に医療的ケアが必要な人の実態把握を行い、受入可能な福祉
避難所の確保、医療機関との連携を進めます。
・ボランティア以外の福祉関係専門職の受入についての体制を整備し
ます。
32
基本施策⑶
総合的な相談体制の整備
①関係機関とのネットワークづくり
②包括的な生活支援の実施
【これまでの取組の評価】
保健センターや子育て支援センター、教育委員会、地域包括支援センターなど分野ごと
に相談体制が整備され、必要な連携は図れていますが、問題が複雑化、深刻化した困難ケ
ースに対応するためには、今以上に地域のあらゆる機関が連携し、年齢や分野を問わない
包括的な生活支援が必要です。
【今後の方向性】
庁内のネットワークづくりを進めるとともに、地域のあらゆる機関が連携できるよう情
報の集約や提供などに取り組みます。
平成 27 年度からは、
「生活困窮者自立支援法」が施行されます。これまで制度の狭間に
置かれていた問題へのアプローチが求められています。事業の実施主体である西三河福祉
相談センターと協力し制度を推進します。
【役割分担】
自助
互助
・不安や悩みがあったら、家族や身近な人に相談します。
・不安や悩みを抱えている人がいたら、話を聞き、専門の相談機関を
紹介します。
・個別支援を通じて、地域のあらゆる機関との連携を図ります。
・世帯で問題を抱えている人に対しては、一人一人を必要な相談機関
につなぎ、解決に導きます。
共助
・必要に応じて、ケース検討会を開催し、関係者の共通認識を図りま
す。
・既存の制度で対応できない問題には、関係機関で協議、検討を行い、
新たな仕組みを作ります。
・各種相談窓口の周知を図ります。
・問題を抱えた世帯を早期に支援するため、庁内の連携体制を整備し
公助
ます。
・西三河福祉相談センターと協力し、生活困窮者の自立を促進します。
・関係機関や団体、社会資源などの情報を集約し、関係者で情報を共
有、活用できる仕組みを作ります。
33
基本施策⑷
権利擁護の推進
①人権意識の醸成
②福祉サービス利用者の権利擁護の推進
③虐待対応の仕組みづくり
【これまでの取組の評価】
成年後見制度や社会福祉協議会が行う権利擁護事業の利用支援を進めてきましたが、身
寄りのない人や制度利用に伴う利用料を負担することができない人など、行政が対応しな
ければならないケースが増えており、総合的な権利擁護システムの構築が求められます。
【今後の方向性】
権利擁護に関する事業を広く周知するとともに、関係機関と権利擁護のあり方について
検討し、総合的な権利擁護システムの構築に向けた準備を進めます。
また、地域のつながりづくりや関係機関とのネットワークづくりを進める中で、虐待を
未然に防ぎ、早期に支援できる体制整備に取り組みます。
【役割分担】
自助
互助
・自分や家族の人権について考えます。
・誰に対しても、暴力を振るいません。
・友だちや近所の人が暴力や消費者被害などに遭っていたら家族に知
らせたり、専門の相談機関を紹介します。
・人権に関する意識や関心を持ってもらうため、機関紙やイベントな
どで啓発活動を行います。
・成年後見制度や苦情解決制度、日常生活自立支援事業など、権利擁
共助
護に関する事業を広く周知します。
・関係機関で権利擁護のあり方について、協議する場を設け、総合的
な権利擁護システム構築に向け、行政に具体的な提案や意見具申を
行います。
・人権に関する意識や関心を持ってもらうため、広報やイベントなど
で啓発活動を行います。
・人権擁護委員活動を広く周知し、人権擁護活動を推進します。
公助
・社会福祉協議会が行う権利擁護に関する事業を支援します。
・関係機関とともに権利擁護のあり方について検討し、総合的な権利
擁護システムの構築に向けた準備を進めます。
・虐待を防ぐための仕組みづくり、支援体制の強化に取り組みます。
34
第4章
1
計画の推進体制
計画の進行管理
本計画の進行管理については、庁内の関係各課と連携しながら、定期的に状況を把握し、
進捗及び見直しを検討します。
また、住民や社会福祉協議会、福祉団体、ボランティア団体などと連携を図りながら、
意見交換を図る機会を設け、協働で計画を推進します。
2
計画の普及、啓発
広報誌やホームページ、パンフレットなどにより広報を行い、計画内容の周知を図りま
す。また、計画の普及を図るため、区長や民生委員・児童委員を通じて、各地域での具体
的な取り組みや活動事例を紹介していきます。
35
参考資料
1
計画策定の経過
日付
平成 26 年
内容
4 月 1 日 幸田町社会福祉協議会と地域福祉計画策定業務委託契約締
結
5 月 14 日 坂崎学区ふくし座談会
・坂崎公民館 10 人参加
5 月 20 日 荻谷学区ふくし座談会
・芦谷公民館 12 人参加
6 月 9 日 深溝学区ふくし座談会
・里中央コミュニティホーム 12 人参加
6 月 20 日 豊坂学区ふくし座談会
・野場老人憩の家 11 人参加
7 月 17 日 ふくし講演会の開催
・日本福祉大学 野口定久教授「地域福祉計画って何?∼
同じ地域で暮らす住民が互いに支え助け合い、共に生きる
まちづくりについて∼」 93 人参加
7 月 29 日 幸田学区ふくし座談会
・町民会館中会議室 11 人参加
8 月 7 日 中央学区ふくし座談会
・福祉サービスセンター 12 人参加
9 月 1 日∼ 福祉障害者 7 団体へヒアリング調査の実施
10 月 9 日 第 1 回策定部会の開催
・重点課題の抽出 ・分野別計画との整合
・基本理念の検討 ・計画骨子案の検討 など
11 月 10 日 第 2 回策定部会の開催
・基本理念、基本目標、計画素案の検討
12 月 18 日 第 1 回策定委員会
・計画策定の経緯
・ヒアリング結果報告 ・計画素案の検討 など
平成 27 年
2 月 1 日∼ パブリックコメントの実施
役場関係各課への最終確認と意見聴取
3 月 17 日 第 2 回策定委員会
・パブリックコメントの結果
36
・計画答申案の検討
2
幸田町地域福祉計画策定委員会設置要綱
(設置)
第1条 社会福祉法(昭和26年法律第45号)第107条の規定に基づき、本町の地域
福祉の推進に関する事項を一体的に定める幸田町地域福祉計画(以下「地域福祉計画」
という。
)を策定するため、幸田町地域福祉計画策定委員会(以下「委員会」という。)
を置く。
(所掌事務)
第2条 委員会は、地域福祉計画の策定に関して必要な事項を調査及び協議する。
(組織)
第3条 協議会は委員15名以内で組織する。
2
委員は、次の掲げる者のうちから町長が委嘱する。
(1)地域住民の代表
(2)各種団体の代表
(3)学識経験を有する者
(4)関係行政機関の代表
(5)その他町長が必要と認めた者
(任期)
第4条 委員の任期は、委嘱の日から幸田町地域福祉計画が策定される日までとする。た
だし、所属する機関の役職等をもって委嘱されたものの任期にあっては、その役職者に
ある期間とし、後任者の任期は、前任者の残任期間とする。
(委員長)
第5条 委員会に委員長を置き、委員の互選によりこれを定める。
2
委員長は、委員会を代表し、会務を総理する。
3
委員長に事故あるとき、又は委員長が欠けたときは、あらかじめ委員長の指名する委
員がその職務を代理する。
(会議)
第6条 委員会の会議は、町長が必要に応じて招集し、委員長はその会議の議長となる。
2
委員会は、委員の過半数が出席しなければ会議を開くことができない。
3
委員長は、必要があるときは、委員会の会議に委員以外の者の出席を求め、意見を聴
くことができる。
(策定部会)
第7条 委員会に次に掲げる事項を処理するため、幸田町地域福祉計画策定部会(以下「部
会」という。
)を置く。
(1)地域福祉計画基礎指標等の資料収集、分析及び分析結果の検討協議に関すること。
(2)地域福祉計画案の策定に関すること。
(3)地域福祉計画案の総合調整に関すること。
37
2
部会は、町長が任命する職員をもって組織する。
3
部会に部会長及び副部会長を置く。
4
部会長は、委員の互選により選出し、副部会長は部会長が指名する。
5
部会は、部会長が招集する。
(庶務)
第8条 委員会の庶務は、健康福祉部福祉課において処理する。
(委任)
第9条 この要綱に定めるもののほか、委員会の運営に関し必要な事項は、町長が別に定
める。
附 則
この要綱は、平成26年4月1日から施行する。
38
3
幸田町地域福祉計画策定委員会名簿
№
機関等
役職等
1
地域住民代表
幸田町区長会会長
2
福祉団体代表
幸田町社会福祉協議会会長
氏名
◎伊與田 伸吾
黒 栁
諭
3
同
上
幸田町民生委員児童委員協議会副会長
4
同
上
幸田町身体障害者福祉協会会長
村越 冨士夫
5
同
上
幸田町手をつなぐ育成会会長
山﨑
辰雄
6
同
上
幸田町聴覚障害者連絡協議会会長
米津
毅夫
7
同
上
幸田町母子寡婦福祉会会長
西原 まつ江
8
同
上
幸田町ボランティア連絡協議会会長
沢田
弘子
9
同
上
幸田町子ども会連絡協議会会長
児玉
竜也
10
同
上
幸田町老人クラブ連合会会長
市 川
幸田町保健推進員協議会会長
神田 ひとみ
幸田町相談支援事業委託事業所所長
泉
住民こども部部長
桐戸
健康福祉部部長
鈴 木
11
保健福祉団体
12
その他
13
行政代表
14
同
上
○近藤 ひさよ
◎委員長
39
正
陽一郎
博康
司
○職務代理
幸田町地域福祉計画
幸田町地域福祉活動計画
平成27年3月発行
幸田町健康福祉部福祉課
愛知県額田郡幸田町大字菱池字元林1番地1
TEL(0564)−63−5112
FAX(0564)−56−6218
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