さいたま市第2期保健福祉総合計画(地域福祉計画)第 1 次検証 平成25

資料2
さいたま市第2期保健福祉総合計画(地域福祉計画)第 1 次検証
平成25∼27年度 進捗状況について
1.第1次検証について
(1)概要
本市では、市民一人ひとりが、生活の場である地域において充実した人生を送ることができるよう、
市民・事業者・行政が協働して、支えあい、尊重しあうコミュニティを築き、個人の状況に応じた効果
的・効率的な保健福祉サービスを総合的に展開することにより、安心感のある、人にやさしい健康福祉
都市さいたまを実現するため、「さいたま市第2期保健福祉総合計画(地域福祉計画)」(以下、「計画」
という)を、平成25年度に策定しました。
計画では、「市民が主体となった健康福祉のまちづくり」「市民の権利擁護と情報共有、相談体制の充
実」「総合的に市民の生活支えるサービスの提供」「人にやさしいユニバーサルデザインのまちづくり」
の4つを基本目標に位置付け、それぞれ基本施策を設定しています。また、この基本施策を柱とする
103の施策を掲げ、事業(取組)ごとに成果指標や目標値等を設定しています。
これらについては、毎年度、内部評価を行うとともに、さいたま市社会福祉審議会地域福祉専門分科
会において外部評価を実施してまいりました。
平成27年度は、計画の第1次検証期にあたり、平成25∼27年度の3年間の目標達成状況につい
て、各施策の施策目標に対する達成状況等の内部評価を実施しました。
(2)評価の対象
評価の対象は、計画に位置付けられた4つの基本目標に設定されている16の基本施策において、それぞれ
掲げられている103の施策です。
●基本目標
●基本施策
さいたま市第2期保健福祉総合計画(地域福祉計画)
●施策(事業・取組)
(1)健康福祉文化の創造と推進・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6施策
1.市民が主体となった健
康福祉のまちづくり
(2)地域における健康福祉活動推進のための環境づくり・・・・・・・・7施策
(3)地域における健康福祉活動を担う人材の育成及び団体への支援・・・9施策
(4)地域の支え合いネットワークの構築・・・・・・・・・・・・・・15施策
(5)社会参加と交流の促進・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11施策
(1)人権意識の啓発及び福祉教育の推進・・・・・・・・・・・・・・・2施策
2.市民の権利擁護と情報共
有、相談体制の充実
(2)権利擁護の推進・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11施策
(3)情報共有の推進・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5施策
(4)きめの細かい相談・苦情対応の推進・・・・・・・・・・・・・・・5施策
3.総合的に市民の生活を支
(1)効果的・効率的なサービス提供のしくみづくり・・・・・・・・・・3施策
えるサービスの提供
(2)協働で進める保健福祉サービスの充実・・・・・・・・・・・・・・4施策
(3)サービスの質の向上と新たなサービスの開発・・・・・・・・・・・8施策
(1)人にやさしい都市環境の創出・・・・・・・・・・・・・・・・・・6施策
4.人にやさしいユニバーサ
ルデザインのまちづくり
(2)快適で安全な居住空間の創出・・・・・・・・・・・・・・・・・・4施策
(3)交通手段の確保・移動対策・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2施策
(4)自主的な地域安全・防災対策の促進・・・・・・・・・・・・・・・5施策
1
(3)評価の基準
計画期間の3年間(平成25∼27年度)における事業の実施状況や成果指標等の達成状況を踏まえ、以下
の区分により達成度を記載しています。
A:適切・十分(目標値に対し 80%以上達成
B:概ね適切・概ね十分(目標値に対し 60%以上 80%未満)
C:改善の余地がある(目標値に対し 40%以上 60%未満)
D:改善する点が多い(目標値に対し 40%未満)
2.評価結果
(1)全体の評価結果
計画に掲げられた103の施策について、所管課による内部評価を実施した結果、A評価(適切・十分)が
61施策、B評価(概ね適切・概ね十分)が30施策、C評価(改善の余地がある)が8施策、D評価(改善
する点が多い)が3施策、廃止事業が1施策となりました。
その結果、A評価(適切・十分)及びB評価(概ね適切・概ね十分)を合計した、「目標を達成した」
施策数は、91施策(88%)であり、全体の約9割を占める結果となりました。
約9割の施策が「適切・十分」
「概ね適切・概ね
十分」に成果目標等を達成し、計画通りに事業を
実施している。
*評価対象外…制度改正等により廃止された事業
A 評価(適切・十分)
、B 評価(概ね適切・概ね十分)の主な事業【10事業】
基本目標
No.
1(2)⑤-1
市民が主体となった健康福祉のまちづくり
市民の権利擁護と情報共有、相談体制の充実
総合的に市民の生活を支えるサービスの提供
人にやさしいユニバーサルデザインのまちづくり
事業名
頁
きめ細かい子育て支援体制の充実
11
1(3)⑤
シニアボランティアの育成
19
1(3)⑥
うんどう遊園地域指導員の養成
20
1(5)④-2
高齢者や障害者をはじめとするスポーツ・運動教室等の推進
42
2(2)⑥
さいたま市ホームレス自立支援計画に基づく支援体制の充実
57
2(2)⑧-3
虐待対策の強化
61
2(3)①-1
インターネットを活用した保健・福祉情報提供の充実
62
3(2)②
障害者福祉サービスに関するネットワークの充実
76
3(2)③
介護者等への支援
77
4(4)②
高齢者への交通安全教育
101
2
C 評価(改善の余地がある)
、D 評価(改善する点が多い)の事業一覧【11事業】
基本目標
市民が主体となった健康福祉のまちづくり
総合的に市民の生活を支えるサービスの提供
人にやさしいユニバーサルデザインのまちづ
くり
No.
事業名
頁
1(2)①
地域健康福祉情報コミュニティの整備
7
1(3)⑧
「地域の子育て」支援機能の整備
22
1(4)①
自治会との連携強化
23
1(4)③
高齢者見守り事業の実施
25
1(4)④
生活支援サポーター事業の実施
26
3(1)②
保健福祉サービスのネットワーク体制の充実
73
3(1)③
各専門機関相互の連携促進
74
4(1)②
市民・関係事業者の意識啓発
88
4(2)④
介護予防住宅の普及促進
96
4(4)①-1
要援護者避難対策の強化促進
99
4(4)①-2
要援護者避難対策の強化促進
100
(2)基本目標別の評価結果
計画に掲げられた4つの基本目標については、
「市民が主体となった健康福祉のまちづくり」
「市民の権利擁
護と情報共有、相談体制の充実」
「総合的に市民の生活を支えるサービスの提供」はA評価及びB評価が8割
を超えました。特に、
「市民の権利擁護と情報共有、相談体制の充実」は、全ての施策がA評価及びB評価と
なり、達成度が高い結果となりました。
一方、
「人にやさしいユニバーサルデザインのまちづくり」はA評価及びB評価が76%であり、進捗に遅
れが見られる結果となりました。
3
基本施策別の評価一覧
評価結果数(単位:施策)
基本目標
基本施策
A
B
C
D
(1)
健康福祉文化の創造と推進(6施策)
5
1
0
0
市民が主体とな
(2)
地域における健康福祉活動推進のための環境づくり(7施策)
5
1
1
0
った健康福祉の
(3)
地域における健康福祉活動を担う人材の育成及び団体への支援(9施策)
4
4
1
0
まちづくり
(4)
地域の支え合いネットワークの構築(15施策)
8
4
1
2
(5)
社会参加と交流の促進(10施策
10
0
0
0
(1)
人権意識の啓発(2施策)
1
1
0
0
(2)
権利擁護の推進(11施策)
5
6
0
0
(3)
情報共有の推進(5施策)
4
1
0
0
(4)
きめの細かい相談・苦情対応の推進(5施策)
4
1
0
0
総合的に市民の
(1)
効果的・効率的なサービス提供のしくみづくり(3施策)
0
1
2
0
生活を支えるサ
(2)
協働で進める保健福祉サービスの充実(4施策)
4
0
0
0
ービスの提供
(3)
サービスの質の向上と新たなサービスの開発(8施策)
5
3
0
0
人にやさしいユ
(1)
人にやさしい都市環境の創出(6施策)
1
4
1
0
ニバーサルデザ
(2)
快適で安全な居住空間の創出(4施策)
2
1
1
0
インのまちづく
(3)
交通手段の確保・移動対策(2施策)
0
2
0
0
り
(4)
自主的な地域安全・防災対策の促進(5施策)
2
1
1
1
市民の権利擁護
外、廃止1施策)
と情報共有、相
談体制の充実
4