特集 - 旬刊経理情報

フラッシュ
特集
成できればよいのか?
8%が達
「ROE経営」
パート
Ⅰ
パート
Ⅱ
パート
Ⅲ
パート
Ⅳ
再入門
持続的な成長、
中長期的な企業価値向上
なぜ、
今
「ROE経営」
なのか?
ROEは90年代にもブームだった
業績評価指標をめぐる
これまでの批判と課題
各種指標に分解し、
現場に落とし込む
連結グループで
「ROE経営」
を
展開するポイント
将来予測と連結レベルの製品別収益性
意思決定に必要な情報の
把握に向けた取組み
櫻田 修一(㈱アカウンティング アドバイザリー 公認会計士)
「ROE経営」
の考え方は、1990年代に米国から持ち込まれたものの、単純に売上高と利
益を増大させていれば問題が起きなかった当時では、多くの日本企業にあまり定着してこ
なかった。2014年8月に伊藤レポートが公表されて以来、ROEが再び注目されている。
し
かし、
ROEという用語だけが先行し、
「ROE経営をどう実践するか」
についてつかみきれてい
ないマネジメント層は案外多いようだ。
そこで本特集では
「ROE経営」
をあらためて考察している。今、
「ROE経営」
が求められて
いる背景だけでなく、ROE以外の主な業績評価指標が浸透しない課題も踏まえ、連結グ
ループに
「ROE経営」
を展開するための勘所をまとめてもらった。
グローバル市場での競争
を勝ち抜くためにも、
上手な業績管理の考え方を参考にしていただければ幸いである。
9
経理情報●2016.2.20(No.1438)