(1) n = 4 (2)

年 番号
1
2 つの箱 A と B に,自然数が 1 つ記されたカードが何枚かずつ入っている.箱 A,B からカー
3
氏名
棚に包装された製品が n 個( n = 4 )並んでいるが,そのうち 2 個が不良品だということがわ
ドを 1 枚ずつ,合計 2 枚のカードを取り出す試行を行う.自然数 n に対し,取り出された 2 枚の
かっている.n 個の製品はすでに包装されているため,外見からはどれが不良品かど うかを区別
カードに記された自然数の和が n である確率を Pn とする.
することはできない.今,どの 2 個が不良品かを見つけるために,n 個の製品のうち 1 個を取り
出し,包装を解き,中身をチェックする.中身が不良品だった場合は,別に置いてあったすでに
(1) 箱 A に数字 2; 3 が記されたカードがそれぞれ 1 枚ずつ,箱 B に数字 1; 2; 3 が記されたカー
ネ
ドがそれぞれ 1 枚ずつ入っているとき,P4 =
ノ
ハ
ドに記された 2 つの自然数の和の期待値は
包装された良品と交換し,もとにあった場所に戻す.中身が不良品でなかった場合は,製品を包
である.また,取り出された 2 枚のカー
装し直した上でもとにあった場所に戻す.1 個目の製品のチェックが終わったら,棚の別の製品
である.
ヒ
も同様にチェックし,この作業を 2 個の不良品が見つかるまで繰り返し,2 個目の不良品を交換
(2) 箱 A にカードが 3 枚,箱 B にカードが 5 枚入っていて,
P2 =
1
;
15
P3 =
1
;
5
P4 =
1
;
3
P5 =
した時点で終了する.包装された良品と交換する費用は製品 1 個につき 1000 円,製品を包装し
直す費用は製品 1 個につき 100 円である.
2
5
(1) n = 4 のとき,この作業全体の費用が 2200 円になる確率は
が成立している.このとき,箱 B に入っているカード のうち,最も枚数が多いのは
う数字が記されたカード であり,その枚数は
ヘ
フ
とい
枚である.
( 早稲田大学 2015 )
2
(2) n = 4 のとき,この作業全体の費用の期待値は !2000 +
(3) この作業全体の費用の期待値を n の関数で表すと !2000 +
セ
ソ
タ
である.
9 円である.
9 円である.
( 早稲田大学 2015 )
n を 2 以上の自然数とし,1 から n までの自然数 k に対して,番号 k をつけたカード をそれぞれ
k 枚用意する.これらすべてを箱に入れ,箱の中から 2 枚のカードを同時に引くとき,次の問い
に答えよ.
4
確率 p (0 < p < 1) で「当たり」が出るくじを繰り返して引く.2 回目の「当たり」が出たと
きにこの試行を終える.n = 2 として,n 回目でこの試行を終える確率を pn とする.次の問い
に答えよ.
(1) 用意したカードは全部で何枚か答えよ.
(2) 引いたカード 2 枚の番号が両方とも k である確率を n と k の式で表せ.
(1) p2 ; p3 ; p4 を求めよ.
(3) 引いたカード 2 枚の番号が一致する確率を n の式で表せ.
(2) pn を求めよ.
(4) 引いたカード 2 枚の番号が異なっている確率を pn とする.不等式 pn = 0:9 を満たす最小の自
(3) N = 2 として,
N
P
k=2
然数 n の値を求めよ.
pk を求めよ.
( 琉球大学 2015 )
( 岡山大学 2015 )
5
正方形の 4 個の頂点を,時計回りに順に A,B,C,D とする.頂点 A から出発して頂点上を時
計回りに点 P を進めるゲームを行う.硬貨を 1 回投げるごとに,表が出たときには頂点 1 つ分
だけ点 P を進め,裏が出たときには頂点 2 つ分だけ点 P を進めるものとする.ただし,点 P が
頂点 D にとまった時点でゲームは終わるものとする.
硬貨を n 回投げ終えた時点で点 P が頂点 A に到達する確率を pn とするとき,次の問に答えよ.
(1) p2 ; p3 を求めよ.
(2) p4 ; p5 を求めよ.
(3) p12 を求めよ.
( 佐賀大学 2015 )
6
1 個のさいころをくり返し投げ,3 の倍数の目が出る回数を数える.いま,さいころを n 回投げ
るとき,3 の倍数の目が奇数回出る確率を Pn とする.このとき,以下の問いに答えよ.
(1) P2 および P3 を求めよ.
(2) Pn+1 を Pn で表せ.
(3) Pn を n の式で表せ.
( 中央大学 2015 )
7
n を自然数とする.白玉 4 個と赤玉 8 個が入っている袋から,玉を 1 個取り出し,色を見てから
もとにもど す試行を n 回繰り返すとき,白玉が偶数回出る確率を pn とする.ただし,0 は偶数
と考える.
(1) pn+1 を pn で表せ.
(2) 数列 fpn g の一般項を求めよ.
(3) 極限 lim pn を求めよ.
n!1
( 日本女子大学 2015 )