タイトル: 私の夢は警察官 氏名: 佐々木 柚芽 小学校名:秋田県 横手

タイトル: 私の夢は警察官
氏名: 佐々木 柚芽
小学校名:秋田県 横手市立雄物川小学校 六年
私の夢は、警察官になることです。幼いころはケーキ屋さんになりたいなとか、水泳選
手になりたいなとかいろいろ思っていました。私が四年生の時、社会科見学で警察官の仕
事に触れる機会がありました。制服を着たおまわりさんが私の町を安全にするために働い
ていることを知って、そのことが私の心に強く残ったのです。
去年の秋頃、家族で出掛けた時家に帰るのが遅くなったことがありました。その時間は
私達がいつも寝ている時間でした。その時間に、赤いランプを光らせパトカーが走ってい
るのを見かけました。お父さんが、
「パトカーの赤いランプは警察官が見守っているよという合図だし、悪いことをしようと
する人をとどめる力があるんだよ。
」
と教えてくれました。私たちの他に車はなかったけれど、私たちが寝ている時間でも町の
安全を守るため、頑張ってくれているんだなととてもうれしくなりました。
私のお父さんは警察官です。お父さんを通じて、警察官の仕事に対する理解が深まりま
した。
私が低学年のころ、私の家族は、お父さんとはなれてくらしていました。お父さんが仕
事で単身ふにんだったからです。友達のお父さんは家からお仕事に通っているのに、どう
して私のお父さんははなれてくらしているのかと、さみしい思いをしたこともあります。
約束していた場所にも行けなかったことがあります。出掛けている途中で仕事に行ってし
まったときもあります。そんなときは、楽しい気持ちが、しぼんでしまうように思いまし
た。妹が泣いてしまったこともありました。
でも、今の私は、さみしいとは思わなくなりました。妹と弟の気持ちもわかるのでお父
さんの仕事について教えることもできます。
それは、お父さんは、私たちが安心して安全にくらせる町にするために働いていると理
解しているからです。そして、どこにいても365日警察官だと思っていると、知ってい
るからです。でも、365日警察官だと疲れてしまうと思うので、家に帰って来たときく
らいはゆっくりしてほしいなと思っています。
お金では買うことのできない「安心感」を町の人に与えるということは大変だし、すご
く時間のかかることだと思います。そんな仕事をしているお父さんを誇りに思います。
今の私の夢は、お父さんのような警察官になることです。お父さんに、このことを話し
たら、次のようなことを教えてくれました。一つ目は、うそをつかず、正直に生きること
が大切だということです。正直に生きることは、正義を守り、人々に安心感を与えること
につながるのだと私は考えました。もう一つは、自分のことは自分ですばやくすることで
す。このことは、仕事をするときの決断力につながると考えました。このようなことをが
んばり、多くの人に、安心を分けてあげられる警察官になりたいと思います。