料理・スタイリング/ワタナベマキ 栄養計算/新 友歩 写真/伏見早織(本社写真部) 料理 時短レシピ 時間も材料も限られた調理介助の現場で重宝する、簡単・おいしい・旬も取り入れた レシピをご紹介。食材の置き換えが可能な、アレンジ力の高さもポイントです! 分で 15 副 …副菜 主菜 主 あさりを身と汁に分ける 副 湯をわかす 主 じゃがいもを切り、 ミニトマトのヘタを取る 副 アスパラ、ちくわを切る 主 じゃがいも、酒、水を 火にかける 408 kcal 塩分 副 アスパラをゆでる 主 あさりの身と汁、ミニトマト を加える 副 アスパラを切り、ちくわ、 調味料と和える 主 カレールウを加える 2.9g じゃがいもにあさりとトマトのだしを効かせて あさりとじゃがいもの トマトカレー煮 材料 (1人分) 作り方 あさり(水煮) …小1缶(約130g) じゃがいも(中)…2個 ミニトマト…5個 酒…大さじ1 水…200㎖ カレールウ(フレーク状) …小さじ1~2 (約15~20g) 1. あさりは身と汁に分け、汁は取り分け ておく。 2. じゃがいもは皮をむき、小さめのひと 口大に切り、水にさらす。A(写真) ミニトマトはヘタを取る。 3. 鍋にじゃがいも、酒、水を入れて中火 にかける。アクを取りながらひと煮立 ちさせ、あさりの身、 1で取り分けたあ さりの汁大さじ3、ミニトマトを加え、 弱火にして約5分煮る。 4. カレールウを加えて溶かす。 2 品の料理を利用者さんに提供できます! 主 …主菜 あさりは鉄分が豊富。 貧血気味の人におすすめです ◦ 冷凍のあさりやシーフードミックスを使っても。 ◦ カレーに合う野菜なら、にんじん、なすなど何でもOK。 ◦う どんやそばにかけても。ごはんを入れればリゾット風に。 へるぱる 2016 スタート準備号 6 魚介が 主役の献立 副菜 カレー味の具だくさんスープは、ごはんやパン に合うのはもちろん、麺類にかけても。食べ 応えのあるマヨ味の副菜と合わせてどうぞ。 ごまに含まれたセサミンのパワーで 疲労を回復します A 火が通りにくい じゃがいもは小さめに 小さめのひと口大に切 ることで加熱時間を短 縮。水にさらして、変 色を防止します。 B 241 kcal アスパラの皮むきは ピーラーを使って 繊維が固い根元から下 半分を目安に。包丁よ りも薄く、手早くむく ことができます。 塩分 1.2g ごまたっぷりでボリューム感ある一品 アスパラとちくわの ごまマヨネーズ和え 材料 (1人分) 作り方 アスパラ…2本 ちくわ…1本 塩…少々 白すりごま…大さじ1½ マヨネーズ…小さじ2 しょうゆ…小さじ1/3 1. 鍋に水(約300㎖)を入れてわかす。 2. アスパラは根元の固い部分を中心に皮をむきB(写真)、長さ を半分に切る。ちくわは縦4等分に切り、さらに長さを半分に する。 3. 沸騰した湯に塩を加え、アスパラを入れて約1分半ゆでたら 取り出してC(写真)、あら熱を取る。 4. 3のアスパラは1cm幅の斜め切りにし、 ちくわ、ごま、 マヨネー ズ、しょうゆを加えて和える。D(写真) ◦ス ナップえんどう、小松菜、菜の花 も、ごまマヨネーズ味と好相性。 ◦か まぼこ、かに風味かまぼこなどの 練り製品やハムでもOK。 7 へるぱる 2016 スタート準備号 C アスパラは半分の長さで ゆでるのが正解 ゆで上がりにざるなど を使わず、サッと取り 出せるうえ、断面から の栄養や風味の流出を 防ぐ効果も。 D 調味料は事前に 合わせる必要ナシ! 副菜の調味料はボウル に直接投入。少量だか ら、あらかじめ合わせ ておかなくても味がな じみます。 主菜 主 …主菜 やわらかく消化の良い 鶏ささみ+キャベツを使った 胃にやさしい主菜です 副 …副菜 副 わかめをもどす 主 キャベツと玉ねぎを切る 副 にんじんを切る (わかめが長い場合は切る) 主 ささみに切れ目を入れる 386 kcal 塩分 主 ささみ、野菜を 電子レンジで加熱 副 わかめ、にんじんを炒め、 調味料を加える 主 ささみを裏返して 電子レンジで再加熱 主 さいたささみと野菜に 調味料をからめる 1.9g 甘いキャベツと淡泊なささみが好相性 鶏ささみとキャベツの ごま酢がけ 材料 (1人分) 作り方 鶏ささみ肉…2本 キャベツ…80g 玉ねぎ…1/3個 酒…小さじ2 塩…少々 合わせ調味料 ┌ 白すりごま…大さじ2 │ │ 酢…小さじ2 │ │ しょうゆ…小さじ1½ │ └ ごま油(なくても可)…小さじ1 1. キャベツは太めのせん切りにし、玉ねぎは繊 維に 沿って縦に薄く切る。A(写真) 2. ささみは筋を取り、縦に切れ目を入れて厚さを均一 にする。C(写真) 3. 耐熱皿に1、2をのせ、酒と塩をふる。ラップをふん わりかけ、 600Wの電子レンジで約2分半加熱する。 D(写真) 4. 3をいったん取り出し、ささみを裏返したら再びラッ プをかけ、電子レンジでさらに約1分加熱する。 5. 調味料は合わせておく。 6. 4をボウルに取り出し、ささみはさいばしなどで熱いう ちにさく。5を回し入れ、全体にからめる。 ◦ 鶏むね肉、豚薄切り肉(ももやロースなどのやわらか い部位)に置き換えても。 ◦ 小 松菜やほうれん草、白菜などの葉野菜もおすすめ。 へるぱる 2016 スタート準備号 8 鶏肉が 主役の献立 副菜 ヘルシーな鶏ささみに、 ごまをたっぷり加えた風 味豊かな酢じょうゆでコクをプラス。 しょうがが 隠し味の副菜は繰り返し作りたいおいしさです。 わかめのアルギン酸で塩分を排出。 高血圧の人にもうれしい! A 材料はすべて まとめ切りで効率UP 野菜→肉の順に切った ら、包丁やまな板は洗 っておくとラク。主菜 用の野菜は切り終えた ら耐熱皿に置き、加熱 の準備を。 B 34 kcal にんじんの薄切りは ピーラーで手早く 包丁使いが苦手な人で も簡単にできるのでお すすめ。固いにんじん も、薄切りならすぐ火 が通ります。 塩分 1.5g ピーラーでスライスしたにんじんの食感が◎ にんじんとわかめの しょうが和え 材料 (1人分) 作り方 わかめ(乾燥)…2g にんじん…1/3本(30g) しょうが(チューブ)…小さじ1/3 ごま油(サラダ油でも可)…少々 酒…小さじ2 塩…小さじ1/4 1. わかめはかぶるくらいのぬるま湯に約3分つけても どし、水けを切って、長い場合は食べやすい大きさ に切る。にんじんは皮をむき、ピーラーで縦に薄くス ライスする。B(写真) 2. フライパンを中火で熱し、ごま油としょうがを入れ る。 3. 香りがたったら1を入れてしんなりするまで炒め、酒、 塩を加えて汁けがなくまるまで炒める。 ◦に んじんだけでもおいしい。 ◦ピ ーラーで薄くスライスした大根やズッキ ーニ、斜め薄切りにしたいんげんなどでも。 9 へるぱる 2016 スタート準備号 C 切れ目を入れて開けば 肉の加熱時間が短縮 中心から外側に向かっ て左右に包丁を入れて 「観音開き」に。火の通 りがよくなり、加熱ム ラを防ぎます。 D 均一に加熱するため 食材は平らに広げて 食材を重ねるとムラに なって、加熱時間が余 計にかかってしまうの で気をつけましょう。 ラップをふんわりかけ ることも忘れずに。
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