感染症のお知らせ28年2月号(PDF:61KB)

墨田区保健所 保健予防課 感染症係 電話 03-5608-6191(直通)
FAX 03-5608-6507
平成28年
2 月号
● 感染症・予防接種のお知らせ
■ インフルエンザが流行しています
■ ジカウイルス感染症について
インフルエンザが流行しています
東京都は、1月28日、「都内のインフルエンザ流行が注意報レベルになった」と報道発
表しました。今後も流行が続いていく可能性があるため、インフルエンザの予防、拡大防止
に、より一層注意を払っていただくことが重要です。
(流行注意報基準:感染症発生動向調査による定点報告において、10人/定点を超えた
保健所の管内人口の合計が、東京都の人口全体の30%を超えた場合としています。)
都内におけるインフルエンザ患者報告数(インフルエンザ定点報告)過去5シーズン
【インフルエンザ予防のポイント】
①こまめな手洗い:外から帰ったらうがい・手洗いをしましょう。
②休養・栄養・水分補給を心がけましょう。
③咳エチケット:咳が出るときはハンカチや手で口元を覆うようにするか、マスクを
つけましょう。
④適度な室内加湿をしましょう。また適切に換気をしましょう。
ジカウイルス感染症について
ジカウイルス感染症とは、ジカウイルスが感染することによりおこる感染症で、軽度
の発熱、発疹、結膜炎、筋肉痛、関節痛、倦怠感、頭痛などが主な症状です。 ウイル
スに感染した患者を蚊が吸血すると、蚊の体内でウイルスが増殖し、その蚊が他者を吸
血することでウイルスが感染します。また、感染して全員が発症するわけではなく、症
状がない、または、症状が軽いため気付かないこともあります。
発生地は、アフリカ、中央・南アメリカ、アジア太平洋地域で、特に、中南米(ブラ
ジル、メキシコ、コロンビアなど)で流行しています。
今年 2 月 1 日に、WHO は「国際的に懸念される公衆の保健上の緊急事態」を宣言
しました。
海外の流行地にでかける際は、蚊に刺されないように注意しましょう。長袖、長ズボ
ンの着用、忌避剤の使用を心がけてください。
近年、ブラジルにおいて小頭症の新生児が増えており、妊婦とジカウイルスとの関連
が示唆されています。このため、厚労省からは渡航へ関しての注意喚起が出されており、
特に妊婦の渡航は可能な限り控えたほうがよいと呼びかけています。やむを得ず渡航す
る場合は、主治医と相談の上で、厳密な防蚊対策を講じることが必要です。
すべての蚊がジカウイルスを保有している訳ではないので、蚊に刺されたことだけで
過分に心配する必要はありません。
【海外旅行中(流行地域)に蚊に刺された場合の相談先】
空港等の検疫所でご相談ください。
帰国後、心配なことがある場合は墨田区保健所保健予防課感染症係(墨田区役所 5
階)03-5608-6191 に御相談ください。
発熱等の症状がある場合には、医療機関を受診してください。
<厚労省ホームページ
ジカウイルス感染症について
>
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000109881.html
<国立感染症研究所
ジカ熱とは>
http://www.nih.go.jp/niid/ja/diseases/sa/zika.html
<海外感染症情報
検疫所>
http://www.forth.go.jp/topics/fragment5.html
お知らせは、東京都感染症情報センター(http://idsc.tokyo-eiken.go.jp/)の
情報及び東京都健康安全研究センターが集計を行った 「東京都感染症発生動向調
査週報」(http://survey.tokyo-eiken.go.jp/epidinfo/)を基に作成しています。
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