感染症のお知らせ28年9月号(PDF:42KB)

墨田区保健所 保健予防課 感染症係
電話 03-5608-6191(直通)
FAX03-5608-6507
平成 28 年
9 月号
● 感染症・予防接種のおしらせ
■ 周辺自治体より、麻しんの国内感染事例の報告がありました。
■
9月24日から30日まで「結核予防週間」です。
麻しん(はしか)について
麻しんは「麻しんウイルス」によってひきおこされる感染症で、一般的に「はし
か」とよばれます。今年、都内で
主に海外で感染したものと考えられる患者の報
告がありました。周辺自治体からは、国内で感染した麻しん患者の報告があり、今
後の国内での感染の広がりについては、十分な注意が必要です。
医療機関受診をするときは・・・・
麻しんが強く疑われる症状(発熱、発疹等)があらわれた場合は、すぐに受診する
のではなく、医療機関に電話連絡をして、指示に従って受診してください。
1
感染経路
空気感染が主たる感染経路ですが、その他に、患者の咳やくしゃみに含まれるウ
イルスを吸い込むことによる「飛まつ感染」、およびウイルスが付着した手で口や
鼻に触れることによる「接触感染」もあります。
発症した人が周囲に感染させる期間は、発しんが出現する4日前から発しん出現
後 4∼5 日くらいまでです。なお、感染力が最も強いのは発しん出現前の期間で、
免疫を持っていない人が感染するとほぼ 100%発症します。
2
症状
約 10〜12 日間の潜伏期間の後、38℃程度の発熱及びかぜ症状が 2〜4 日続き、
その後 39℃以上の高熱とともに発しんが出現します。主な症状は、発熱・発しん
の他、咳、鼻水、目の充血などです。
また、合併症として、肺炎、中耳炎、稀に、脳炎、失明等があり、肺炎や脳炎は、
重症化すると死亡することもあります。
3
治療
特別な治療法はなく、症状に応じた対症療法が行われます。
4
予防のポイント
有効な予防法は、麻しんワクチン接種です。
■MR(麻しん・風しん)定期接種は、1 歳児、小学校就学前1年間の計2回です。
■墨田区では、MR(麻しん風しん混合)の定期接種期間中に受けることができな
かった方で、次の対象年齢の方に、接種費用の助成を行っています。
・対象者
①平成 10 年 4 月 2 日から平成 22 年 4 月 1 日までに生まれた方
②平成 23 年 4 月 2 日以降に生まれた生後 24 か月以上の方
※麻しん・風しん両方をり患した方は除きます。
・実施期間
平成 29 年 3 月 31 日まで
・接種場所
墨田区内予防接種実施医療機関
※墨田区内の予防接種実施医療機関以外で接種した場合は、自己負担になります。
ご注意ください。
・申し込み方法
接種を希望する人は接種前に電話で下記にお申込みください。
申込み後、医療機関にお持ちいただく予防接種予診票を郵送します。
・申し込み・問い合わせ先
向島保健センター 電話:03-3611-6135
本所保健センター 電話:03-3622-9137
保健予防課感染症係
電話:03-5608-6191
結核予防週間です
「結核はひとごとではない。」
平成28年9月24日から30日まで結核予防週間です。
今年の結核予防週間の標語は「結核ではひとごとではない。」です。
結核をなくすためには多くのかたに、正しく理解してもらうことが大切です。
あなたと身近な人を結核から守るため「結核の常識 2016」のパンフレットをお配
りしています。ご希望の方は保健予防課へお問い合わせください。
このお知らせは、東京都感染症情報センター(http://idsc.tokyo-eiken.go.jp/)の情報及び
東京都健康安全研究センターが集計を行った 「東京都感染症発生動向調査週報」
(http://survey.tokyo-eiken.go.jp/epidinfo/)を基に作成しています。
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