第2回行財政改革推進委員会の主な意見等とその対応について

第2回行財政改革推進委員会の主な意見等とその対応について
主な意見等
①
対 応
国で一億総活躍社会というようなことが謳われてい まち・ひと・しごと総合戦略の中で盛り込んでいく。
るが,大綱の中に盛り込む必要はないか。
目標将来人口については,人口ビジョンを前提とし
たものではなく,あくまで社人研の推計に基づくの
② か。
社人研の推計に基づいている。人口については,種々の施策
を国とセットで行う中で上乗せし,目標人口を目指していく仕組
みで考えている。
第5次大綱は第8次総合計画が確立するまでの間 人口も含めてまち・ひと・しごと総合戦略ができたので,それら
をつなぐ形となっているが,今後総合計画で出てくる に基づいてこの大綱・実施計画も動いていく。
ような課題等について,どの程度まで大綱で検討し
③ て良いか。
大綱を読んだが目標や方策のインパクトが弱いよう
に感じる。例えば大綱を見た時に,市民に今後どの
ような変化が起こるかが伝わらない。
④ 例えば歳入増についての方策,歳出減についての
方策など,その効果はどうなのか。
10年,20年先までは分からない中で,まずはこの3年間の中
で大綱を作る。
具体的な内容については改革項目でで示したような形で進め,
これによって見込みがつけば,さらにその後の第6次行革大綱
において様々な事業を取り入れていきたい。
税については数値化を検討してはどうか。歳出がお 実施計画の中で個別の取組が出されるので,その中で細かい
よそ550億として,何億円くらい滞納があり,その
数字等々の問題も入ってくるので,少し見えてくる。
⑤ 何%くらいを回収するとか,そういったことを数値化
すると分かりやすい。
市民協働について,協働の活動に参加している方の 市,市民,あるいは企業のそれぞれ役割があり,例えば市民の
頑張りが見えづらい。参加しない方々をどう巻き込 役割の範囲で参加をお願いしていく。仕組み等を作るには至っ
⑥ んでいくか。
ていないが,理想はそういった形。
協働の担い手として市と連携がはかれる団体には
どういったものがあるか。
⑦
目標管理について,目標が先行しすぎて職員のモチ
ベーション低下につながってしまっては悪影響があ
る。目標管理の進め方,基準などがあれば教えても
⑧ らいたい。
例えば文化協会,女性団体など,市と一緒にやっていくような
協会・協議会については補助金等を出している。その他のNP
Oについては市の事業の一部を担ってもらえるのであれば,そ
のNPOに委託という形で役割分担をしている。
現在,勤務評定と目標管理制度の全面見直しを図るため,作
業部会を開いて検討を進めている。事務ベースの職員もいれ
ば消防・施設職員などもいるので,過度の負担にならないよう
現場に合わせた制度設計をしている。
使用料等の見直しについて,受益者負担での対応 今後,受益者負担の関係などを含めて検討していく。
をしてもらうため,今後の運営を含めて理解を求め
ていかなければならない。次回以降,具体的な考え
⑨ を示していく中で,そういった所を盛り込めれば良い
のではないか。
新規財源をふるさと納税のような競争性のあるもの 観光といった場合には土浦市は都心部に近いことから難しい
に委ねるよりも,新たな財源を見つけていくのが大 ため,シティプロモーションでは住んでもらうためのPRを進めて
⑩ 事ではないか。例えば観光等による収入増など,そ いこうと考えている。
ういった財源の検討が必要では。
1
第2回行財政改革推進委員会の主な意見等とその対応について
主な意見等
対 応
つくば市との合併や広域行政について。市の中だけ
で自己完結型のインフラ・施設整備が難しいのであ
れば,広域行政を意識して行っていく必要があるの
⑪ ではないか。そういった部分でリーダーシップをとる
のはどうか。
つくば市との合併協議については今後も調整を進めていく。ま
た,つくば市との協議の中で,市の境界近くに同じような施設が
ある等の事例も確認できているため,そういった所も今後検討
していきたい。
「経営健全化への取組み」中「財務書類の効果的な 実質公債費比率,プライマリーバランス等の推移を見て今後の
活用」とあるが,これはどういったものか。
予算編成等に活かしていく。また,公会計の考え方に則り,官
公庁の現金主義では存在しなかった減価償却,資産の減耗な
⑫
どの部分を予算に反映していく。公会計はまだ過渡期であるた
め,今後情報把握に努めていきたい。
パブリックコメントの進め方はどうなっているか。また パブリックコメントは市のホームページ等でお知らせするほか,
パブリックコメントに市民がどれくらい反応している 市役所・支所出張所・各公民館等で閲覧できるようコーナーを
か。
設け,制度推進を図っている。反応については意見0件のもの
⑬
もあるが,例えば新庁舎整備のようなものについては100件以
上の意見が来る場合もある。
外郭団体のあり方の見直しが「機能的な組織作り」
に移っている。これはどういう理由か。
⑭
効率的・効果的な部分から,改革項目の一つに繰上げて,見
直しを図っていきたいと考えている。この中で,機能的な組織
作りや人材育成も含め,見直しをはかっていく。
基本方針1中「情報発信の強化」とあるが,市民参 パブリックコメント等もあるが,元々はSNSやTwitter等の有効
画による情報発信の強化とは具体的にどういったこ 活用を含め,市・市民双方からの情報発信強化を図っていく。
⑮ とか。
財務書類の効果的な活用に関して,予算・決算の数 予算・決算の結果については,実質収支比率や個別の項目か
値を比較してどのくらいの達成度か,予算を効率的 ら検討していくものである。
に使えたか,などの検討をするということと思うがい
⑯ かがか。
公共施設の維持修繕・更新等に係る基金設置につ 公共施設等総合管理計画を来年度にかけて策定する中で,全
いては,どれくらいの規模を考えているか。
体の何%を削減するのかを定められればと考えている。種類
によって縮減,複合化等を進め,管理費を下げていくことを考え
⑰
ている。
市立保育所への民間活力導入については,具体的 国の方針として保育所は民営化の流れがある。民営保育所の
に施策を考えているのか。
特徴のある保育や公立保育所の同一水準の保育など,各々特
徴がある。基本的な方針は「民ができることは民」であるが,ど
⑱
こまで民営化を進めるか,現在,検討中。
公共施設の将来の更新費用の推計について,平成 このグラフは平成22年度に作成されたものであるが,当時と
26年~27年頃に70億を超えるグラフとなっている は施設等の更新が進んでおり状況が異なるため,現状とは
が,これは既に投資的経費として執行された実績
違ってきている。
⑲ か。
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第2回行財政改革推進委員会の主な意見等とその対応について
要 望 等
対 応
市民協働,NPOの法人化と連携について。町内会
や老人会に対するニーズが変わってきて,自分の活
躍する場所を模索しているのではないかという状況
1 がある。NPO法人を促進するのは良いことだと思う
ので,シティプロモーションを推進していく中で,市民
協働についても進めることが大切ではないか。
シティプロモーション活動の取掛かりとして,まずは、市が主体
となって実施し,中期的には市民参画等を通した取組みの波
及による全体論としてのプロモーションを展開していきたいと考
えている。現在,土浦の魅力を市民自らが再発見,情報を発信
するワークショップを実施しており,今後,市民参画のホーム
ページの運用を開始する予定である。
今後が全体的に縮小傾向とすると,どの程度までの
行政サービスを提供していくのか,そういった部分を
分かりやすく表現できないか。
また,マイナンバー制度など,サービスのシステムが
2 抜本的に変わってしまう可能性もある。そういったも
のについても相対的に市民サービスの水準は維持
できるのかについてうまくアピールできれば。
第5次行革大綱についても,第4次行革大綱同様,スリム化・
効率化だけではなく,協働によるまちづくりを推進しながら,公
の領域においても民間の力を活用出来るような仕組みづくりを
目指すものである。また,多様な市民ニーズに対応するため,
証明書のコンビニ交付などのマイナンバー制度を活用していく
とともに,公共施設においても,公共施設等総合管理計画に基
づき,統廃合を含めた長寿命化・複合化・民営化を進め,トータ
ルコストの縮減や平準化を図りながら,行政サービスの低下を
大綱の4つの柱のうち2~4はスリム化・効率化が中 招くことのないよう努めていきたいと考えている。
心だが,1は協働について書かれている。この中で
サービスの質を挙げていく方策について書かれると
3 良いのではないか。
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