(No.397) 〈マーケットレポートNo.4,618〉 【2016年1月11日~1月15日】 1. 先週の市場動向 【先週の市場の振り返り】 先々週末 2016/1/8 <株式> NYダウ(米国) 日経平均株価(日本) DAX指数(ドイツ) FTSE指数(英国) 上海総合指数(中国) 香港ハンセン指数(中国) ASX指数(豪州) <リート> S&Pグローバルリート指数 先週末 2016/1/15 15,988.08 17,147.11 9,545.27 5,804.10 2,900.97 19,520.77 4,892.80 ▲2.19% ▲3.11% ▲3.09% ▲1.83% ▲8.96% ▲4.56% ▲1.96% 167.22 163.38 ▲2.30% 2.116 0.229 0.514 1.770 2.035 0.221 0.540 1.662 ▲0.081 ▲0.008 0.026 ▲0.108 117.26 128.12 1.0922 81.53 116.98 127.71 1.0916 80.27 ▲0.24% ▲0.32% ▲0.05% ▲1.54% 168.58 33.16 159.93 29.42 ▲5.13% ▲11.28% 米国10年国債 日本10年国債 ドイツ10年国債 英国10年国債 先週末 ユーロ円 ユーロドル 豪ドル円 先々週末 <商品> 商品(CRB指数) 原油先物価格(WTI) 前週差 先週末 先々週末 ドル円 前週比 先週末 先々週末 <為替> 前週比 16,346.45 17,697.96 9,849.34 5,912.44 3,186.41 20,453.71 4,990.84 先々週末 <債券>(利回り)(%) 先週末 前週比 前週比 <株式> 世界的な株式市場の下落が先週も続きました。中国市場が経済指標の下振れによる景気減速懸念などから 前週に続き下落するなか、欧米市場も原油安の進行による投資家のリスク回避の動きが引き続き強まり、下落し ました。金曜日公表の米国の小売売上高の基調が予想を下回ったことで米国経済の先行き懸念が再燃し、欧米 市場の下落に拍車がかかりました。 日本市場も、中国市場の下落、原油安、円高進行などから、下落しました。 <債券> 米国の国債利回りは、低下しました。原油安と世界景気の減速懸念により、投資家のリスク回避の動きが強まり ました。ドイツ国債の利回りは、一進一退の動きのなか、利回りが小幅に上昇しました。ユーロ圏各国の国債入札 で、利回りが上昇した影響などを受けました。 <為替> 円は、前週に続きリスク回避の動きが強まり、ユーロやドルに対して上昇しました。金曜日公表の米国の小売売 上高の基調が予想を下回ったことで米国経済の先行き懸念が再燃し、円は一時1ドル=116円51銭とおよそ4カ 月ぶりの円高水準まで買い進まれました。一方、ユーロはドルに対して小幅に下落しました。 <商品> 原油価格は、中国の原油需要減やイランの増産などへの思惑により、前週に続き下落しました。 ▲1.83% ASX指数(豪州) ▲1.96% NYダウ(米国) ▲3.09% 日経平均株価(日本) ▲3.11% ▲12.0% 英国10年国債 米国10年国債 ▲2.19% DAX指数(ドイツ) ユーロドル ▲0.081% ▲4.0% 0.0% ▲0.20% ▲0.05% ▲0.24% ドル円 ▲0.008% ユーロ円 ドイツ10年国債 ▲8.96% ▲8.0% ▲0.108% 日本10年国債 ▲4.56% 香港ハンセン指数(中国) 為替(前週比) 10年国債利回り(前週差) 株式(前週比) FTSE指数(英国) 上海総合指数(中国) 2016年1月18日 0.026% ▲0.10% ※利回りの低下は債券価格の上昇を表します。 0.00% 豪ドル円 0.10% ▲2.10% ▲0.32% ▲1.54% ▲1.40% 0.00% ▲0.70% ※ユーロドルのプラス表示はユーロ高・ドル安。 (出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成 当資料の最終ページに重要な注意事項を記載しておりますので、必ずご確認ください。 1 (No.397) 〈マーケットレポートNo.4,618〉 【2016年1月11日~1月15日】 2. 先週のマーケット・デイリー/ウィークリー 1/12 1/12 1/13 テーマ (火) 米国の雇用統計(12月) (水) 主要国のリート市場の最近の 動向(12月) ☆ 1/14 (木) 米国の債券市場(1月) ☆ 1/14 1/15 ☆先週の市場動向に関連する代表的な「グラフ・図表」 2016/1/4~1/8マーケットの振り返り ・ 12月の非農業部門雇用者数は前月比29.2万人の増加となり、市場予想(ブルームバーグ集計) の同20.0万人増を上回り、良好な結果でした。 ・ 時間当たり賃金は、前年同月比では2.5%増加し、緩やかながらも今後高まる見通しです。 ・ 12月の雇用統計は、米国の経済が順調に拡大していること、労働市場のスラック(需給の緩み)が かなり改善したことを示唆するものでした。 ・ 12月のグローバル・リート市場は、地域によってまちまちな動きとなりましたが、現地通貨ベースでは全 体として若干のプラスでした。 ・ 各地域を現地通貨ベースで見ると、オセアニア、北米が上昇する一方、欧州が大きく下落しました。 ・ 中国の景気と原油価格をにらみ、当面神経質な展開が見込まれますが、堅調な不動産市場を背景 に、リートの配当は安定的な成長が続く見込みで、中期的に底堅い展開となりそうです。 昨年12月上旬、米国10年債利回りは、欧州金利の上昇や米国の利上げ観測の高まりなどを受け ・ て2.3%台まで上昇しました。その後、利上げ実施で不透明感が後退し、12月末の10年国債利回り は2.27%まで低下しました。 ・ 米国の利上げにより、日米短期金利差は拡大しました。 ・ 国債利回りには上昇圧力がかかりますが、利上げのペースが緩慢なことや、中国経済や原油価格など の不透明要因が解消されていないことを踏まえると、当面レンジ内での動きになる見通しです。 ・ 14日の日経平均株価は、前日のNY市場の下落を引き継ぎ大幅に下落しました。市場の混乱は、 中国の景気減速と人民元安、原油安の進行、地政学リスクの高まりが要因です。 日本株式市場、足元の動向と 中国の景気は、既に不動産投資に上向きの兆しが見られるうえ、金融緩和などの政策余地もあり、 (木) 今後の見通し ・ 徐々に安定化に向かう見通しです。 (金) ☆1/14【米国の債券市場(2016年1月)】 好悪材料が拮抗し、国債利回りはもみ合う展開 ポイント (火) 先週のマーケットの振り返り ・ 相場の⾏き過ぎを示す指標もあり、目先は落ち着きどころを探る展開になるとみられます。 ・ 15年12月の雇用者数は、前月から減少したものの、トレンドを見ると引き続き高い水準を維持してい ます。 7-9月期の消費者物価指数は、前年同期比1.5%の上昇で、豪州準備銀行の物価目標の下限を 最近の指標から見る豪州経済 ・ (1月) 引き続き下回っています。 ・ 2016年1月18日 昨年までの利下げや雇用の改善などを背景に、家計部門を軸に景気は回復基調を維持する見込み です。 (%) 5.0 米国債、ドイツ国債の利回りと 社債スプレッド(国債との利回り差) (%) 米国債利回り(残存10年、左軸) ドイツ国債利回り(残存10年、左軸) 米社債スプレッド(残存約10年、右軸) 4.0 2.8 2.4 2.0 3.0 1.6 1.2 2.0 0.8 1.0 0.4 0.0 15/8 15/10 15/12 (注1)データは2014年12月1日~2016年1月13日。 (年/月) 0.0 14/12 15/2 15/4 15/6 (注2)米社債スプレッドはバークレイズ・米国投資適格社債インデックスによる。 (出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成 ☆1/14【日本株式市場、足元の動向と今後の見通し】 中国景気と原油などをにらみ落ち着きどころを探る展開へ (円) 22,000 日経平均株価と人民元対円レート (円/人民元) 21 20,000 18,000 16,000 14,000 20 日経平均株価 (左軸) 19 18 人民元対円レート (右軸、オフショアレート) 17 12,000 16 14/1 14/4 14/7 14/10 15/1 15/4 15/7 15/10 16/1 ☆ は右の「グラフ・図表」を参照。 当資料の最終ページに重要な注意事項を記載しておりますので、必ずご確認ください。 (注)日経平均株価と人民元対円レートは、2014年1月1日から2016年 (年/月) 1月14日(日本時間15時)。 (出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成 2 (No.397) 〈マーケットレポートNo.4,618〉 3. 今週の主な注目材料 日付 1/18 米国 【2016年1月11日~1月15日】 日本 11月鉱工業生産(確報) 12月全国百貨店売上高 (月) 1月NAHB住宅市場指数 ☆ 12月新規マンション発売件数 12月訪日外国人観光客数 ☆ 1/19 (火) 1/20 (水)12月消費者物価指数 1/21 (木) 1/22 (金)12月景気先行指数(コンファレンスボード) 12月住宅着工・建設許可件数 ☆ 欧州 ユーロ圏11月経常収支 ドイツ1月ZEW景況感指数 ユーロ圏12月消費者物価指数(確報) 12月コンビニエンスストア売上高 12月全国スーパー売上高 ☆ 今週の注目点 2016年1月18日 12月中古住宅販売件数 ☆ アジア・オセアニア・その他 中国12月不動産価格指数 中国10-12月期GDP 中国12月鉱工業生産 中国12月小売売上高 トルコ金融政策決定会合 ブラジル金融政策決定会合(19日~20日)☆ 南アフリカ12月消費者物価指数 欧州中銀(ECB)定例理事会 ☆ ユーロ圏1月消費者信頼感指数 マレーシア金融政策決定会合 ユーロ圏1月Markit製造業・サービス業PMI 英国12月小売売上高 製造業の活動が停滞するなか、住宅市場の 世界的にテロが頻発するなか、訪日外国人 原油安が進行するなか、ECB理事会後のド ブラジルは景気が低迷するなか、インフレの加速と 堅調さが持続しているか注目されます。 観光客の増加傾向に変化がないか注目され ラギ総裁の会見で追加緩和への示唆があるか 通貨安に直面しており、利上げに踏み切るか注目 ます。 注目されます。 されます。 ※各経済指標・イベントは予定であり、変更されることがあります。 先週の注目の「マーケット・デイリー」 2016年 1月14日 米国の債券市場(2016年1月)好悪材料が拮抗し、国債利回りはもみ合う展開【デイリー】 2016年 1月14日 日本株式市場、足元の動向と今後の見通し 中国景気と原油などをにらみ落ち着きどころを探る展開へ【デイリー】 先週の「マーケット・ウィークリー」 弊社マーケットレポート 検索!! 2016年 1月12日 先週のマーケットの振り返り(2016/1/4-/1/8)【ウィークリー】 先月の「マーケット・マンスリー」 2016年 1月 5日 先月のマーケットの振り返り(2015年12月)【マンスリー】 先週の注目の「マーケット・キーワード」 2016年 1月13日 「街角景気」、現状判断が上昇(日本)【キーワード】 当資料の最終ページに重要な注意事項を記載しておりますので、必ずご確認ください。 3 (No.397) 〈マーケットレポートNo.4,618〉 【2016年1月11日~1月15日】 2016年1月18日 【重要な注意事項】 【投資信託商品についてのご注意(リスク、費用)】 ●投資信託に係るリスクについて 投資信託の基準価額は、投資信託に組み入れられる有価証券の値動き等(外貨建資産には為替変動もあります。)の影響により上下します。基準価額の下落により損失を被り、投資元本を割 り込むことがあります。 運用の結果として投資信託に生じた利益および損失は、すべて受益者に帰属します。したがって、投資信託は預貯金とは異なり、投資元本が保証されているものではなく、一定の投資成果を保証す るものでもありません。 ●投資信託に係る費用について ご投資いただくお客さまには以下の費用をご負担いただきます。 ◆直接ご負担いただく費用 ・・・申込手数料 上限3.78%(税込) ・・・換金(解約)手数料 上限1.08%(税込) ・・・信託財産留保額 上限3.50% ◆投資信託の保有期間中に間接的にご負担いただく費用・・・信託報酬 上限 年 2.052%(税込) ◆その他費用・・・監査費用、有価証券の売買時の手数料、デリバティブ取引等に要する費用(それらにかかる消費税等相当額を含みます。)、および外国における資産の保管等に要する費用等 が信託財産から支払われます。また、投資信託によっては成功報酬が定められており当該成功報酬が信託財産から支払われます。投資信託証券を組み入れる場合には、お客さ まが間接的に支払う費用として、当該投資信託の資産から支払われる運用報酬、投資資産の取引費用等が発生します。これらの費用等に関しましては、その時々の取引内容等 により金額が決定し、運用の状況により変化するため、予めその上限額、計算方法等を具体的には記載できません。 ※なお、お客さまにご負担いただく上記費用等の合計額、その上限額および計算方法等は、お客さまの保有期間に応じて異なる等の理由により予め具体的に記載することはできません。 上記に記載しているリスクや費用項目につきましては、一般的な投資信託を想定しております。費用の料率につきましては、三井住友アセットマネジメントが運用するすべての投資信託(基準日現在 において有価証券届出書を提出済みの未設定の投資信託を含みます。)における、それぞれの費用の最高の料率を記載しております。投資信託に係るリスクや費用は、それぞれの投資信託により 異なりますので、ご投資をされる際には、事前に投資信託説明書(交付目論見書)や契約締結前交付書面等を必ずご覧ください。 ●投資信託は、預貯金や保険契約と異なり、預金保険・貯金保険・保険契約者保護機構の保護の対象ではありません。また登録金融機関でご購入の場合、投資者保護基金の支払対象とはな りません。 ●投資信託は、クローズド期間、国内外の休祭日の取扱い等により、換金等ができないことがありますのでご注意ください。 三井住友アセットマネジメント株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第399号 加入協会:一般社団法人 投資信託協会、一般社団法人 日本投資顧問業協会、一般社団法人 第二種金融商品取引業協会 〔2014年4月1日現在〕 ■当資料は、情報提供を目的として、三井住友アセットマネジメントが作成したものです。特定の投資信託、生命保険、株式、債券等の売買を推奨・勧誘するものではありません。■当資料に基づいて取られた投資行動の結 果については、当社は責任を負いません。■当資料の内容は作成基準日現在のものであり、将来予告なく変更されることがあります。■当資料に市場環境等についてのデータ・分析等が含まれる場合、それらは過去の実績及び 将来の予想であり、今後の市場環境等を保証するものではありません。■当資料は当社が信頼性が高いと判断した情報等に基づき作成しておりますが、その正確性・完全性を保証するものではありません。■当資料にインデック ス・統計資料等が記載される場合、それらの知的所有権その他の一切の権利は、その発行者および許諾者に帰属します。■当資料に掲載されている写真がある場合、写真はイメージであり、本文とは関係ない場合があります。 4
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