2016年2月8日 (No.400) 〈マーケットレポートNo.4,654〉 【2016年2月1日~2月5日】 1. 先週の市場動向 【先週の市場の振り返り】 <株式> NYダウ(米国) 日経平均株価(日本) DAX指数(ドイツ) FTSE指数(英国) 上海総合指数(中国) 香港ハンセン指数(中国) ASX指数(豪州) 先々週末 2016/1/29 先週末 2016/2/5 前週比 16,466.30 17,518.30 9,798.11 6,083.79 2,737.60 19,683.11 5,005.52 16,204.97 16,819.59 9,286.23 5,848.06 2,763.49 19,288.17 4,976.18 ▲1.59% ▲3.99% ▲5.22% ▲3.87% 0.95% ▲2.01% ▲0.59% <リート> 先々週末 先週末 前週比 S&Pグローバルリート指数 167.46 166.34 ▲0.67% <債券>(利回り)(%) 先々週末 先週末 前週差 1.921 0.100 0.325 1.560 1.836 0.027 0.296 1.559 ▲0.085 ▲0.073 ▲0.029 ▲0.001 米国10年国債 日本10年国債 ドイツ10年国債 英国10年国債 <為替> 先々週末 先週末 前週比 ドル円 豪ドル円 121.14 131.21 1.0831 85.82 116.87 130.41 1.1158 82.62 ▲3.52% ▲0.61% 3.02% ▲3.73% <商品> 先々週末 先週末 前週比 商品(CRB指数) 166.75 33.62 161.93 30.89 ▲2.89% ▲8.12% ユーロ円 ユーロドル 原油先物価格(WTI) 上海総合指数(中国) 0.95% DAX指数(ドイツ) ▲9.0% 米国10年国債 日本10年国債 ▲1.59% 香港ハンセン指数(中国) 日経平均株価(日本) <商品> 原油価格は、下落しました。米国の原油在庫増や世界景気の下振れ懸念の強まりなどにより、供給超過が長引くと の見方が強まったことが要因です。一時、およそ1週間ぶりに1バレル30ドルを下回る場面も見られました。 為替(前週比) ユーロドル ▲0.085% 3.02% ▲0.59% NYダウ(米国) FTSE指数(英国) <債券> 米国、ドイツなど主要国の国債利回りは、低下しました。米国のISM製造業・非製造業景況感指数や雇用統計な どの経済指標の下振れ、株式市場の下落が主な要因となりました。 <為替> ドルは、円やユーロに対して下落しました。米国のISM製造業・非製造業景況感指数や雇用統計などの経済指標 の下振れ、原油安懸念の再燃により、米国の利上げペースが緩やかにとどまるとの観測が強まったことが主な要因です。 円は対ユーロでも上昇しました。 10年国債利回り(前週差) 株式(前週比) ASX指数(豪州) <株式> 欧米株式市場は、下落しました。米国や中国の経済指標の下振れや原油安懸念の再燃が、主な下落要因となり ました。金曜日に公表された米国の雇用統計が予想を下回ったことも、下落幅拡大につながりました。日本は、前週の 日銀の「マイナス金利付き量的・質的金融緩和」の導入を好感する動きが週初まで続いたものの、欧米市場の下落や 円高が影響し、下落しました。 中国株式市場は、7日からの春節(旧正月)の連休を前に投資家の様子見姿勢が強まるなか、週初は、国家統 計局発表の製造業PMIが予想を下回ったことなどにより下落しました。しかし2日以降は、中国人民銀行(中央銀 行)による連日の資金供給が投資家心理を支え、上昇傾向となりました。 ▲0.073% ▲0.61% ユーロ円 ▲2.01% ドイツ10年国債 ▲3.87% ▲3.99% ▲0.029% 英国10年国債 ドル円 ▲0.001% ▲5.22% ▲6.0% ▲3.0% 0.0% 3.0% ▲0.15% ▲0.10% ※利回りの低下は債券価格の上昇を表します。 ▲0.05% 0.00% 豪ドル円 ▲3.52% ▲3.73% ▲6.00% ▲3.00% 0.00% 3.00% 6.00% ※ユーロドルのプラス表示はユーロ高・ドル安。 (出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成 当資料の最終ページに重要な注意事項を記載しておりますので、必ずご確認ください。 1 (No.400) 〈マーケットレポートNo.4,654〉 2016年2月8日 【2016年2月1日~2月5日】 2. 先週のマーケット・デイリー/ウィークリー 2/1 テーマ ポイント (月) 先週のマーケットの振り返り ☆ 2/2 オーストラリア準備銀行(RBA、中銀)は2日、政策金利を2.00%に据え置くことを決定しました。 RBAは今回の声明で、最近の金融市場の混乱が内外の需要を弱める可能性に言及し、低インフレ (火) 豪中銀、政策金利を据え置き 下で必要な場合はさらなる緩和の余地もあるとし、利下げの可能性を残しました。 緩やかな景気回復と低インフレの持続により、RBAは当面政策金利を据え置くとみられます。一方日 ・ 銀の追加緩和で拡大した日豪金利差は当面継続し、豪ドル円レートを支えそうです。 株式ファンドの1月の動向を見ると、ユーロ圏、日本が流入超の中心となる一方、米国の流出超過額 ・ は大幅に拡大しました。 ・ (火) 1月の投信マネーは、株式が 日欧へ、債券が米国へ流入 ☆2/2【豪中銀、政策金利を据え置き】 2016/1/25~1/29マーケットの振り返り ・ 2/2 ☆先週の市場動向に関連する代表的な「グラフ・図表」 ・ 債券ファンドの1月は、米国が大幅な流入超となりました。利回り格差から米国へ資金が集中している と思われます。 2/3 (水) インドの金融政策(2月) 豪ドル高 2/4 2/5 (木) 米国のISM景況感指数(1 月) (金) メキシコの金融政策(2月) ・ 2016年1月のISM製造業景況感指数は、総合指数が48.2ポイントと、好不況の分岐点となる50 ポイントを4カ月連続で下回りました。しかし、前月の48.0ポイントからは0.2ポイント上昇しました。 ・ 1月の非製造業景況感指数は前月比▲2.3ポイントの53.5ポイントとなりました。指数は50ポイント 台を維持し、非製造業の拡大基調に変化のないことを示唆するものです。 0.9 0.8 対米ドル(右軸) 85 0.7 豪ドル安 75 14/11 15/1 15/3 15/5 15/7 15/9 15/11 0.6 16/1 (年/月) (注)データ期間は2014年11月3日~2016年2月2日。 2016年2月2日は日本時間13時時点のレート。 (出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成 RBIは、景気回復を確かにするため、財政再建や構造改革を通じた投資促進などが必要との考えを ・ 示しました。2月末に発表予定の政府予算案を見極め、追加利下げを実施する可能性もあります。 ☆ (米ドル) 対円(左軸) 95 債券ファンドの12月は、インドが大幅な流出超となりました。物価や財政面の改善で、インド国債利回 ・ りが低下する展望を描けるか、今後の動向が注目されます。 インド準備銀行(RBI、中銀)は2日、大方の市場予想通り、政策金利(レポ金利)を6.75%に ・ 据え置くことを発表しました。 RBIは、物価が安定し、景気が緩やかに回復するなか、現状の金融政策は緩和的と認識しており、今 ・ 回も政策金利据え置きが適切と判断しました。 豪ドルの対円、対米ドルレート (円) 105 ☆2/4【米国のISM景況感指数(2016年1月)】 製造業の新規受注が回復、在庫調整一巡へ 75 ・ 米景気は昨年後半に鈍化しましたが、今年1-3月期に再び拡大ペースを加速させる見通しです。 ・ メキシコ銀行(中銀)は4日、政策金利(翌日物銀行間レート)を3.25%に据え置くことを発表し ました。 70 ・ 中銀は、景気への配慮から現行の低水準の政策金利を維持しながら、米国が追加利上げする場合 には、ペソ安圧力を抑えるため追随すると予想されます。 65 ・ メキシコペソは、原油安から下振れしやすいものの、中銀の通貨安抑制姿勢により今後もペソは下支 えされる見込みです。 60 (ポイント) ISM景況感指数 ISM製造業指数(総合) 製造業新規受注指数 ISM非製造業指数(総合) 非製造業新規受注指数 55 50 45 13/7 ☆ は右の「グラフ・図表」を参照。 当資料の最終ページに重要な注意事項を記載しておりますので、必ずご確認ください。 14/1 14/7 15/1 15/7 16/1 (年/月) (注)データ期間は2013年7月~2016年1月。 (出所)Datastreamのデータを基に三井住友アセットマネジメント作成 2 2016年2月8日 (No.400) 〈マーケットレポートNo.4,654〉 【2016年2月1日~2月5日】 3. 今週の主な注目材料 日付 米国 2/8 (月) 2/9 (火) 2/10 (水) 2/11 (木) 2/12 (金)12月企業在庫 日本 12月国際収支 1月景気ウォッチャー 12月毎月勤労統計 日銀金融政策決定会合における主な意見 (1月28-29日開催分) 12月卸売在庫 1月マネーストック 1月工作機械受注 ☆ 1月財政収支 イエレン米連邦準備理事会議長が下院で議会証言 1月オフィス空室率 1月国内企業物価指数 1月小売売上高 ☆ ☆ 今週の注目点 欧州 アジア・オセアニア・その他 トルコ12月鉱工業生産指数 インド10-12月期GDP ドイツ12月鉱工業生産指数 ドイツ12月貿易統計 ユーロ圏財務相会合 メキシコ12月鉱工業生産指数 フィリピン金融政策決定会合 ユーロ圏12月鉱工業生産指数 ユーロ圏10-12月期GDP(速報値) ☆ インド1月消費者物価指数 ☆ 2月ミシガン大学消費者信頼感指数 1月の小売売上高に暴風雪の影響がどの程度あった か注目されます。 設備投資の先行指標である、工作機械受注が 今後の欧州中央銀行(ECB)の追加緩和 インドの金融政策を予想するうえで、消費 注目されます。 の内容を予想するうえで、ユーロ圏の10-12 者物価の動向が注目されます。 月期のGDPが注目されます。 ※各経済指標・イベントは予定であり、変更されることがあります。 先週の注目の「マーケット・デイリー」 2016年 2月 2日 豪中銀、政策金利を据え置き【デイリー】 2016年 2月 4日 米国のISM景況感指数(2016年1月)【デイリー】 先週の「マーケット・ウィークリー」 弊社マーケットレポート 検索!! 2016年 2月 1日 先週のマーケットの振り返り(2016/1/25-/1/29)【ウィークリー】 先月の「マーケット・マンスリー」 2016年 2月 2日 先月のマーケットの振り返り(2016年1月)【マンスリー】 先週の注目の「マーケット・キーワード」 2016年 2月 4日 「春節」消費は鈍化、主役は旅行(中国)【キーワード】 当資料の最終ページに重要な注意事項を記載しておりますので、必ずご確認ください。 3 (No.400) 〈マーケットレポートNo.4,654〉 2016年2月8日 【2016年2月1日~2月5日】 【重要な注意事項】 【投資信託商品についてのご注意(リスク、費用)】 ●投資信託に係るリスクについて 投資信託の基準価額は、投資信託に組み入れられる有価証券の値動き等(外貨建資産には為替変動もあります。)の影響により上下します。基準価額の下落により損失を被り、投資元本を割 り込むことがあります。 運用の結果として投資信託に生じた利益および損失は、すべて受益者に帰属します。したがって、投資信託は預貯金とは異なり、投資元本が保証されているものではなく、一定の投資成果を保証す るものでもありません。 ●投資信託に係る費用について ご投資いただくお客さまには以下の費用をご負担いただきます。 ◆直接ご負担いただく費用 ・・・申込手数料 上限3.78%(税込) ・・・換金(解約)手数料 上限1.08%(税込) ・・・信託財産留保額 上限3.50% ◆投資信託の保有期間中に間接的にご負担いただく費用・・・信託報酬 上限 年 2.052%(税込) ◆その他費用・・・監査費用、有価証券の売買時の手数料、デリバティブ取引等に要する費用(それらにかかる消費税等相当額を含みます。)、および外国における資産の保管等に要する費用等 が信託財産から支払われます。また、投資信託によっては成功報酬が定められており当該成功報酬が信託財産から支払われます。投資信託証券を組み入れる場合には、お客さ まが間接的に支払う費用として、当該投資信託の資産から支払われる運用報酬、投資資産の取引費用等が発生します。これらの費用等に関しましては、その時々の取引内容等 により金額が決定し、運用の状況により変化するため、予めその上限額、計算方法等を具体的には記載できません。 ※なお、お客さまにご負担いただく上記費用等の合計額、その上限額および計算方法等は、お客さまの保有期間に応じて異なる等の理由により予め具体的に記載することはできません。 上記に記載しているリスクや費用項目につきましては、一般的な投資信託を想定しております。費用の料率につきましては、三井住友アセットマネジメントが運用するすべての投資信託(基準日現在 において有価証券届出書を提出済みの未設定の投資信託を含みます。)における、それぞれの費用の最高の料率を記載しております。投資信託に係るリスクや費用は、それぞれの投資信託により 異なりますので、ご投資をされる際には、事前に投資信託説明書(交付目論見書)や契約締結前交付書面等を必ずご覧ください。 ●投資信託は、預貯金や保険契約と異なり、預金保険・貯金保険・保険契約者保護機構の保護の対象ではありません。また登録金融機関でご購入の場合、投資者保護基金の支払対象とはな りません。 ●投資信託は、クローズド期間、国内外の休祭日の取扱い等により、換金等ができないことがありますのでご注意ください。 三井住友アセットマネジメント株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第399号 加入協会:一般社団法人 投資信託協会、一般社団法人 日本投資顧問業協会、一般社団法人 第二種金融商品取引業協会 〔2015年12月30日現在〕 ■当資料は、情報提供を目的として、三井住友アセットマネジメントが作成したものです。特定の投資信託、生命保険、株式、債券等の売買を推奨・勧誘するものではありません。■当資料に基づいて取られた投資行動の結 果については、当社は責任を負いません。■当資料の内容は作成基準日現在のものであり、将来予告なく変更されることがあります。■当資料に市場環境等についてのデータ・分析等が含まれる場合、それらは過去の実績及び 将来の予想であり、今後の市場環境等を保証するものではありません。■当資料は当社が信頼性が高いと判断した情報等に基づき作成しておりますが、その正確性・完全性を保証するものではありません。■当資料にインデック ス・統計資料等が記載される場合、それらの知的所有権その他の一切の権利は、その発行者および許諾者に帰属します。■当資料に掲載されている写真がある場合、写真はイメージであり、本文とは関係ない場合があります。 4
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