2016年1月12日 (No.396) 〈マーケットレポートNo.4,609〉 【2016年1月4日~2016年1月8日】 1. 先週の市場動向 【先週の市場の振り返り】 <株式> NYダウ(米国) 日経平均株価(日本) DAX指数(ドイツ) FTSE指数(英国) 上海総合指数(中国) 香港ハンセン指数(中国) ASX指数(豪州) 先々週末 2016/1/1 先週末 2016/1/8 前週比 17,425.03 19,033.71 10,743.01 6,242.32 3,539.18 21,914.40 5,295.90 16,346.45 17,697.96 9,849.34 5,912.44 3,186.41 20,453.71 4,990.84 ▲6.19% ▲7.02% ▲8.32% ▲5.28% ▲9.97% ▲6.67% ▲5.76% <リート> 先々週末 先週末 S&Pグローバルリート指数 173.24 167.22 <債券>(利回り)(%) 先々週末 先週末 2.269 0.265 0.629 1.960 2.116 0.229 0.514 1.770 <為替> 先々週末 先週末 ドル円 豪ドル円 120.55 131.10 1.0856 88.09 117.26 128.12 1.0922 81.53 <商品> 先々週末 先週末 商品(CRB指数) 176.27 37.04 168.58 33.16 米国10年国債 日本10年国債 ドイツ10年国債 英国10年国債 ユーロ円 ユーロドル 原油先物価格(WTI) 前週比 ▲3.47% <債券> 前週差 円は、世界的な株式市場の下落や地政学リスクによるリスク回避の動きの強まりから、ユーロやドルに対して上昇 しました。ドルは、金融市場の不安定化により、利上げ継続に不透明感が強まったことから、ユーロに対して下落し ▲2.73% ▲2.27% ました。 前週比 0.61% ▲7.44% <商品> 前週比 為替(前週比) 英国10年国債 ▲0.190% ユーロドル 0.61% ▲5.76% NYダウ(米国) 米国10年国債 ▲6.19% 香港ハンセン指数(中国) ▲0.154% ▲2.27% ユーロ円 ▲6.67% 日経平均株価(日本) ドイツ10年国債 ▲7.02% ▲0.115% ドル円 ▲2.73% ▲8.32% DAX指数(ドイツ) 上海総合指数(中国) 原油価格は下落しました。中国の原油需要や世界的な暖冬による石油需要への懸念が強まったことなどが主な ▲4.36% 要因でした。 ▲10.48% 10年国債利回り(前週差) ▲5.28% ASX指数(豪州) 米国やドイツの国債利回りは、世界的な株式市場の下落や地政学リスクなどにより投資家のリスク回避の動きが ▲0.154 強まり、低下しました。 ▲0.036 ▲0.115 <為替> ▲0.190 株式(前週比) FTSE指数(英国) <株式> 世界的に株式市場は、下落しました。人民元安による中国からの資金流出懸念の高まりなどから中国市場が急 落するなか、欧米市場も原油安や地政学リスクなどにより投資家のリスク回避の動きが強まり、大きく下落しまし た。金曜日公表の米国の雇用統計は予想を上回る堅調な内容となり、市場は一時これを好感する場面もありま したが、リスク回避の動きが優勢となりました。 日本市場も下落しました。中国市場の下落や原油安に加え、円高進行もあり、年初から5日連続の下落となり ました。 日本10年国債 ▲0.036% 豪ドル円 ▲9.97% ▲12.0% ▲8.0% ▲4.0% 0.0% ▲0.30% ▲0.20% ※利回りの低下は債券価格の上昇を表します。 ▲0.10% 0.00% ▲7.44% ▲10.00% ▲5.00% 0.00% 5.00% ※ユーロドルのプラス表示はユーロ高・ドル安。 (出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成 当資料の最終ページに重要な注意事項を記載しておりますので、必ずご確認ください。 1 2016年1月12日 (No.396) 〈マーケットレポートNo.4,609〉 【2016年1月4日~2016年1月8日】 2. 先週のマーケット・デイリー/ウィークリー 1/4 テーマ (月) 先週のマーケットの振り返り 1/5 1/6 (月) 年末年始の市場動向 (火) 世界の「投信マネー」 (水) シンガポール・リート市場 昨年末最終週の米国株式市場は、原油・資源価格の下落によりエネルギーや素材セクターが大きく 下落し、全体としても下落となりました。 ・ 年明け最初の取引となる4日の日本株式市場は、前週末に起きたサウジアラビアとイランの緊張や、中 国の製造業景況感の下振れなどを嫌気し、大幅な下落となりました。 ・ 原油と中国景気をめぐる不透明感はしばらく残ると見られ、当面の株式市場は、これらをにらみ神経 質な展開となることが見込まれます。 ・ 株式ファンドの2015年の年間流出入額を見ると、欧州、日本、インド等が流入超でした。 ・ 債券ファンドはユーロ圏や日本などの先進国に加え、アジアも年間で流入超となりました。 ・ 米国は、株式ファンド、債券ファンドともに年間で流出超となりました。 ・ 2015年のシンガポール・リート市場(S&Pリート指数の現地通貨ベース)は、前年末比5.5%の下 落となりました。 ・ 昨年12月末のS&Pシンガポール・リート指数の配当利回りは6.8%と、オーストラリアの5.1%、香港 の4.7%と比較して高い水準にあります。 シンガポールのオフィスの新規供給は2016年でピークアウトする見通しです。中国の景気は徐々に安 ・ 定化に向かう見込みであることから、悪材料は概ね出尽くしと考えられます。 ☆ 1/7 (水) 米国のISM景況感指数(12 月) ☆ 1/7 1/8 (木) 足元の市場動向 ☆1/7【米国のISM景況感指数(2015年12月)】 低下したが、景気の拡大基調に変化は見られない 2015/12/28~2016/1/1マーケットの振り返り ・ 1/4 ☆先週の市場動向に関連する代表的な「グラフ・図表」 ポイント ・ 12月のISM製造業景況感指数は2カ月連続して分岐点となる50ポイントを下回り、製造業の活動 が引き続き停滞することが示唆されました。 ・ 12月の非製造業景況感指数は55.3ポイントと50ポイント台半ばの水準を維持し、拡大基調を維 持しています。 ・ ISMの製造業指数と非製造業指数を、GDPに占める各々の比率で加重平均した合成指数は、国 内需要が今年1-3月期にかけて年率3%程度で成長することを示唆しています。 ・ 7日の中国株式市場は、景気への懸念や元安を受けた資金流出懸念などから大幅に下落、下落幅 が規定限度に達して取引が停止されました。 ・ 日経平均株価は年初来7日までで4日続落、NYダウは年初から6日までで▲3.0%下落し、日本と 米国でも株安が継続しています。 ・ 原油と中国景気をめぐる不透明感はしばらく残ると見られ、当面の株式市場は、これらをにらみ神経 質な展開となることが見込まれます。 ・ ユーロ圏の景気は、緩やかな回復が持続しています。 最近の指標から見る欧州経済 ・ 消費者物価指数上昇率は小幅なプラスで推移し、ECBの目標である2%を大きく下回っています。 (金) (1月) ユーロ圏は、雇用や所得の回復によりサービス業が引き続き景気を支えると見られ、追加金融緩和や ・ 財政拡大で、緩やかな景気回復の持続が予想されます。 ☆ は右の「グラフ・図表」を参照。 当資料の最終ページに重要な注意事項を記載しておりますので、必ずご確認ください。 (ポイント) 65 ISM景況感指数 ISM製造業景況感指数 ISM非製造業景況感指数 60 55 50 45 13/6 13/12 14/6 14/12 15/6 15/12 (年/月) (注)データ期間は2013年6月~2015年12月。 (出所)Datastreamのデータを基に三井住友アセットマネジメント作成 ☆1/7【足元の市場動向】 中国要因、原油安が引き続き市場の懸念材料 (円) 21,000 日経平均株価と米ドル円レート (円/米ドル) 125 日経平均株価 20,000 123 (左軸) 17,767.34 19,000 (1月7日) 米ドル円レート(右軸) 18,000 17,000 15/10 118.0 121 119 (1月7日) 15/11 15/12 16/1 117 (年/月) (注)2015年10月1日から2016年1月7日(日本時間15時)。 (出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成 2 2016年1月12日 (No.396) 〈マーケットレポートNo.4,609〉 【2016年1月4日~2016年1月8日】 3. 今週の主な注目材料 日付 米国 1/11 (月) 1/12 (火) 1/13 (水) 欧州 11月国際収支 12月景気ウォッチャー 12月消費者態度指数 12月財政収支 1/14 (木) 1/15 12月小売売上高 ☆ 1月ミシガン大学消費者信頼感指数 (金)11月企業在庫 12月生産者物価指数 12月鉱工業生産指数 ☆ 今週の注目点 日本 アジア・オセアニア・その他 メキシコ11月鉱工業生産指数 インド12月消費者物価指数 12月マネーストック ユーロ圏11月鉱工業生産指数 ☆ 中国12月貿易統計 ☆ ブラジル11月小売売上高 11月機械受注 ☆ 12月国内企業物価 12月工作機械受注 ☆ 英中銀(BOE)金融政策委員会 インド12月卸売物価指数 豪州12月雇用統計 ユーロ圏11月貿易統計 米国経済の鍵を握る個人消費の動向を見るうえで、 設備投資の先行指標である、機械受注統計が 小売売上高が注目されます。 注目されます。 ユーロ圏の景気回復が持続しているか、生産 中国の景気動向を見るうえで、12月の貿易統 活動が注目されます。 計が注目されます。 ※各経済指標・イベントは予定であり、変更されることがあります。 先週の注目の「マーケット・デイリー」 2016年 1月 7日 米国のISM景況感指数(2015年12月)低下したが、景気の拡大基調に変化は見られない【デイリー】 2016年 1月 7日 足元の市場動向 中国要因、原油安が引き続き市場の懸念材料【デイリー】 先週の「マーケット・ウィークリー」 弊社マーケットレポート 検索!! 2016年 1月 4日 先週のマーケットの振り返り(2015/12/28-2016/1/1)【ウィークリー】 先月の「マーケット・マンスリー」 2016年 1月 5日 先月のマーケットの振り返り(2015年12月)【マンスリー】 先週の注目の「マーケット・キーワード」 2016年 1月 4日 宅森昭吉に聞く「2016年の景気」(日本)【キーワード】 当資料の最終ページに重要な注意事項を記載しておりますので、必ずご確認ください。 3 (No.396) 〈マーケットレポートNo.4,609〉 2016年1月12日 【2016年1月4日~2016年1月8日】 【重要な注意事項】 【投資信託商品についてのご注意(リスク、費用)】 ●投資信託に係るリスクについて 投資信託の基準価額は、投資信託に組み入れられる有価証券の値動き等(外貨建資産には為替変動もあります。)の影響により上下します。基準価額の下落により損失を被り、投資元本を割 り込むことがあります。 運用の結果として投資信託に生じた利益および損失は、すべて受益者に帰属します。したがって、投資信託は預貯金とは異なり、投資元本が保証されているものではなく、一定の投資成果を保証す るものでもありません。 ●投資信託に係る費用について ご投資いただくお客さまには以下の費用をご負担いただきます。 ◆直接ご負担いただく費用 ・・・申込手数料 上限3.78%(税込) ・・・換金(解約)手数料 上限1.08%(税込) ・・・信託財産留保額 上限3.50% ◆投資信託の保有期間中に間接的にご負担いただく費用・・・信託報酬 上限 年 2.052%(税込) ◆その他費用・・・監査費用、有価証券の売買時の手数料、デリバティブ取引等に要する費用(それらにかかる消費税等相当額を含みます。)、および外国における資産の保管等に要する費用等 が信託財産から支払われます。また、投資信託によっては成功報酬が定められており当該成功報酬が信託財産から支払われます。投資信託証券を組み入れる場合には、お客さ まが間接的に支払う費用として、当該投資信託の資産から支払われる運用報酬、投資資産の取引費用等が発生します。これらの費用等に関しましては、その時々の取引内容等 により金額が決定し、運用の状況により変化するため、予めその上限額、計算方法等を具体的には記載できません。 ※なお、お客さまにご負担いただく上記費用等の合計額、その上限額および計算方法等は、お客さまの保有期間に応じて異なる等の理由により予め具体的に記載することはできません。 上記に記載しているリスクや費用項目につきましては、一般的な投資信託を想定しております。費用の料率につきましては、三井住友アセットマネジメントが運用するすべての投資信託(基準日現在 において有価証券届出書を提出済みの未設定の投資信託を含みます。)における、それぞれの費用の最高の料率を記載しております。投資信託に係るリスクや費用は、それぞれの投資信託により 異なりますので、ご投資をされる際には、事前に投資信託説明書(交付目論見書)や契約締結前交付書面等を必ずご覧ください。 ●投資信託は、預貯金や保険契約と異なり、預金保険・貯金保険・保険契約者保護機構の保護の対象ではありません。また登録金融機関でご購入の場合、投資者保護基金の支払対象とはな りません。 ●投資信託は、クローズド期間、国内外の休祭日の取扱い等により、換金等ができないことがありますのでご注意ください。 三井住友アセットマネジメント株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第399号 加入協会:一般社団法人 投資信託協会、一般社団法人 日本投資顧問業協会、一般社団法人 第二種金融商品取引業協会 〔2014年4月1日現在〕 ■当資料は、情報提供を目的として、三井住友アセットマネジメントが作成したものです。特定の投資信託、生命保険、株式、債券等の売買を推奨・勧誘するものではありません。■当資料に基づいて取られた投資行動の結 果については、当社は責任を負いません。■当資料の内容は作成基準日現在のものであり、将来予告なく変更されることがあります。■当資料に市場環境等についてのデータ・分析等が含まれる場合、それらは過去の実績及び 将来の予想であり、今後の市場環境等を保証するものではありません。■当資料は当社が信頼性が高いと判断した情報等に基づき作成しておりますが、その正確性・完全性を保証するものではありません。■当資料にインデック ス・統計資料等が記載される場合、それらの知的所有権その他の一切の権利は、その発行者および許諾者に帰属します。■当資料に掲載されている写真がある場合、写真はイメージであり、本文とは関係ない場合があります。 4
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