2016年1月4日 (No.395) 〈マーケットレポートNo.4,595〉 【2015年12月28日~2016年1月1日】 1. 先週の市場動向 【先週の市場の振り返り】 <株式> NYダウ(米国) 日経平均株価(日本) DAX指数(ドイツ) FTSE指数(英国) 上海総合指数(中国) 香港ハンセン指数(中国) ASX指数(豪州) 先々週末 2015/12/25 先週末 2016/1/1 17,552.17 18,769.06 10,727.64 6,254.64 3,627.91 22,138.13 5,207.60 17,425.03 19,033.71 10,743.01 6,242.32 3,539.18 21,914.40 5,295.90 <株式> 米国の株式市場は、市場参加者が少なく材料にも乏しいなか、原油価格の下落を受け、エネルギーや素材セク ▲0.72% ターを中心に下落しました。日本の株式市場は、円高進行の一服や欧米株式市場に対する出遅れ感などから上 1.41% 0.14% 昇しました。 前週比 ▲0.20% ▲2.45% ▲1.01% 1.70% <債券> 米国債の利回りは、5年債の入札が軟調となったことなどから、上昇しました。ドイツ国債は、株式市場の底堅い 動きなどを受け、利回りが上昇しました。 前週比 ▲0.26% 前週差 <為替> 0.028 ドルは、米国の消費者信頼感指数が堅調だったことなどを受け、円やユーロに対して上昇しました。ユーロは追加 ▲0.014 金融緩和が意識されたことなどから対円、対ドルで下落しました。 <リート> 先々週末 先週末 S&Pグローバルリート指数 173.70 173.24 <債券>(利回り)(%) 先々週末 先週末 2.241 0.279 0.641 1.920 2.269 0.265 0.629 1.960 <為替> 先々週末 先週末 ドル円 豪ドル円 120.33 131.96 1.0960 87.30 120.55 131.10 1.0856 88.09 <商品> 先々週末 先週末 前週比 商品(CRB指数) 176.09 38.10 176.27 37.04 0.10% ▲2.78% 米国10年国債 日本10年国債 ドイツ10年国債 英国10年国債 ユーロ円 ユーロドル 原油先物価格(WTI) ▲0.012 0.040 <商品> 原油価格は下落しました。米エネルギー情報局(EIA)の統計で米国の原油在庫が増加し、供給過剰感が 0.18% 強まったことが主な要因でした。 ▲0.65% 前週比 ▲0.95% 0.90% 1.70% 日経平均株価(日本) 英国10年国債 0.040% 豪ドル円 0.90% 1.41% DAX指数(ドイツ) 0.028% 米国10年国債 0.14% FTSE指数(英国) 0.18% ドル円 ▲0.20% NYダウ(米国) ドイツ10年国債 ▲0.72% ▲1.01% 香港ハンセン指数(中国) 上海総合指数(中国) 為替(前週比) 10年国債利回り(前週差) 株式(前週比) ASX指数(豪州) 日本10年国債 ▲0.012% ユーロ円 ▲0.014% ユーロドル ▲2.45% ▲4.0% ▲2.0% 0.0% 2.0% 4.0% ▲0.08% ▲0.04% 0.00% ※利回りの低下は債券価格の上昇を表します。 0.04% 0.08% ▲0.65% ▲0.95% ▲1.60% ▲0.80% 0.00% 0.80% 1.60% ※ユーロドルのプラス表示はユーロ高・ドル安。 (出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成 当資料の最終ページに重要な注意事項を記載しておりますので、必ずご確認ください。 1 2016年1月4日 (No.395) 〈マーケットレポートNo.4,595〉 【2015年12月28日~2016年1月1日】 2. 先週のマーケット・デイリー/ウィークリー テーマ 12/28 (月) 先週のマーケットの振り返り 2016年のASEAN5カ国経済 12/28 (月) の見通し ☆ 12/29 (火) 2016年の米国経済の見通し ☆先週の市場動向に関連する代表的な「グラフ・図表」 2015/12/21~12/25マーケットの振り返り ・ インドネシアやタイの景気は、予算執行の遅れなどから15年後半にやや減速しました。 ・ アセアン5カ国の16年の実質GDP成長率は、4.8%程度と伸びが加速する見込みです。物価は、総 じて低位で安定した推移となりそうです。 ・ 16年はフィリピンやベトナムの高成長が注目されます。 ・ 15年の米国経済は、悪天候、港湾スト、中国の人民元切り下げを契機とする世界的な金融市場の 混乱などから鈍化する局面もありましたが、年間では+2.5%程度の成長になったと見られます。 利上げは、16年も引き続き実施される見通しです。ただし、物価が低位で安定していることを踏まえる と、利上げの速度は緩やかなものになると思われます。 米ドルの対円レートは、年前半に米国の利上げ観測を背景に上昇しましたが、年後半は中国景気へ ・ の懸念などから円高傾向になり、年末は前年末並みの120円近辺になりました。 ☆ 12/30 (水) 2016年の中国経済の見通し ・ 新興国通貨は、世界同時株安や米国の利上げ観測(12月に実施)などから前年末比下落となり ました。 ・ 16年は、米国での緩やかな利上げが織り込まれていると見られることや、日欧の金融政策の方向性が 同じことなどから、主要通貨は方向感のない推移となりそうです。豪ドルや新興国通貨は、中国景気 や資源価格に左右される展開になると思われます。 ・ 15年の中国のGDP成長率は、輸出減、不動産投資の抑制、設備過剰業種の生産調整などにより 前年比6%台に減速する見込みです。 ・ 16年の成長率は、年6.5%以上の成長が保たれる見込みです。 中国人民銀行は、政策金利である貸出金利の引き下げなどで、景気を支えると見込まれます。貸出 ・ 金利の引き下げは、企業の資金調達コストを引き下げる狙いもあると見られます。 実質GDP成長率の推移 (%) 5 4 2.5 2.4 3 2 16年も景気は生産拡大が所得・消費に波及するプラスの循環が維持され、成長率は+2%台半ば ・ が見込まれます。 ・ 2015年の振り返り(為替市 12/29 (火) 場) ☆12/29【2016年の米国経済の見通し】 個人消費主導の緩やかな景気拡大へ ポイント 1 0 予想 ▲1 ▲2 ▲3 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 (年) (注)データは2007年~2016年。2015年以降は 三井住友アセットマネジメントの予想。 (出所)Datastreamのデータを基に三井住友アセットマネジメント作成 ☆12/30【2016年の中国経済の見通し】 成長率は6.5%程度へ減速 (%) 実質GDP成長率と消費者物価上昇率 20 15 10 実質GDP成長率 14.2 消費者物価上昇率 9.6 9.2 4.8 5.9 10.6 9.5 5.4 3.3 5 予想 7.7 7.7 7.3 6.9 6.6 2.6 2.6 2.0 1.4 2.1 0 ▲0.7 ▲5 07 ☆ は右の「グラフ・図表」を参照。 当資料の最終ページに重要な注意事項を記載しておりますので、必ずご確認ください。 08 09 10 11 12 13 14 15 16(年) (注)データは2007年~2016年。2015年以降は三井住友アセット マネジメントの予想。 (出所)中国国家統計局のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成 2 2016年1月4日 (No.395) 〈マーケットレポートNo.4,595〉 【2015年12月28日~2016年1月1日】 3. 今週の主な注目材料 日付 1/4 米国 12月ISM製造業景況感指数 (月)11月建設支出 日本 1/5 (火) 1/6 11月製造業受注(確報) 11月貿易統計 (水)12月ISM非製造業景況感指数 連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(12 月15-16日開催分) 1/7 (木) 12月自動車販売台数(6日までに公表) 12月自動車販売台数 12月マネタリーベース 1/8 (金) ☆ 今週の注目点 アジア・オセアニア・その他 中国12月財新製造業PMI インドネシア12月消費者物価指数 ブラジル12月貿易統計 ユーロ圏12月消費者物価指数(速報)☆ ユーロ圏12月Markit非製造業PMI 12月オフィス空室率 12月雇用統計 ☆ 欧州 ユーロ圏12月Markit製造業PMI ドイツ12月消費者物価指数(速報)☆ ユーロ圏11月小売売上高 ドイツ11月製造業受注 11月毎月勤労統計 ドイツ11月鉱工業生産指数 11月景気動向指数(速報) ドイツ11月貿易統計 日銀金融政策決定会合における主な意見(12 月17-18日開催分) ☆ ブラジル11月鉱工業生産指数 ☆ 豪州11月貿易統計 中国12月貿易収支(15日までに公表予定) ブラジル12月消費者物価指数 ☆ 豪州11月小売売上高 トルコ11月鉱工業生産指数 利上げペースを占ううえで、良好な雇用情勢が続いて 「主な意見」は、今年から議事要旨より早めの公 追加緩和を予想するうえで、ユーロ圏やドイツ ブラジルでは景気低迷と物価高が続いており、生 いるか注目されます。 表が開始されます。量的・質的金融緩和の補完 の物価動向が注目されます。 産と物価の動向が注目されます。 措置を決定した経緯が注目されます。 ※各経済指標・イベントは予定であり、変更されることがあります。 先週の注目の「マーケット・デイリー」 2015年12月29日 2016年の米国経済の見通し 個人消費主導の緩やかな景気拡大へ【デイリー】 2015年12月30日 2016年の中国経済の見通し 成長率は6.5%程度へ減速【デイリー】 先週の「マーケット・ウィークリー」 弊社マーケットレポート 検索!! 2015年12月28日 先週のマーケットの振り返り(2015/12/21-12/25)【ウィークリー】 先月の「マーケット・マンスリー」 2015年12月 1日 先月のマーケットの振り返り(2015年11月)【マンスリー】 先週の注目の「マーケット・キーワード」 2015年12月28日 2015年を振り返るキーワード 「欧州への難民と地政学リスク」(欧州)【キーワード】 当資料の最終ページに重要な注意事項を記載しておりますので、必ずご確認ください。 3 (No.395) 〈マーケットレポートNo.4,595〉 2016年1月4日 【2015年12月28日~2016年1月1日】 【重要な注意事項】 【投資信託商品についてのご注意(リスク、費用)】 ●投資信託に係るリスクについて 投資信託の基準価額は、投資信託に組み入れられる有価証券の値動き等(外貨建資産には為替変動もあります。)の影響により上下します。基準価額の下落により損失を被り、投資元本を割 り込むことがあります。 運用の結果として投資信託に生じた利益および損失は、すべて受益者に帰属します。したがって、投資信託は預貯金とは異なり、投資元本が保証されているものではなく、一定の投資成果を保証す るものでもありません。 ●投資信託に係る費用について ご投資いただくお客さまには以下の費用をご負担いただきます。 ◆直接ご負担いただく費用 ・・・申込手数料 上限3.78%(税込) ・・・換金(解約)手数料 上限1.08%(税込) ・・・信託財産留保額 上限3.50% ◆投資信託の保有期間中に間接的にご負担いただく費用・・・信託報酬 上限 年 2.052%(税込) ◆その他費用・・・監査費用、有価証券の売買時の手数料、デリバティブ取引等に要する費用(それらにかかる消費税等相当額を含みます。)、および外国における資産の保管等に要する費用等 が信託財産から支払われます。また、投資信託によっては成功報酬が定められており当該成功報酬が信託財産から支払われます。投資信託証券を組み入れる場合には、お客さ まが間接的に支払う費用として、当該投資信託の資産から支払われる運用報酬、投資資産の取引費用等が発生します。これらの費用等に関しましては、その時々の取引内容等 により金額が決定し、運用の状況により変化するため、予めその上限額、計算方法等を具体的には記載できません。 ※なお、お客さまにご負担いただく上記費用等の合計額、その上限額および計算方法等は、お客さまの保有期間に応じて異なる等の理由により予め具体的に記載することはできません。 上記に記載しているリスクや費用項目につきましては、一般的な投資信託を想定しております。費用の料率につきましては、三井住友アセットマネジメントが運用するすべての投資信託(基準日現在 において有価証券届出書を提出済みの未設定の投資信託を含みます。)における、それぞれの費用の最高の料率を記載しております。投資信託に係るリスクや費用は、それぞれの投資信託により 異なりますので、ご投資をされる際には、事前に投資信託説明書(交付目論見書)や契約締結前交付書面等を必ずご覧ください。 ●投資信託は、預貯金や保険契約と異なり、預金保険・貯金保険・保険契約者保護機構の保護の対象ではありません。また登録金融機関でご購入の場合、投資者保護基金の支払対象とはな りません。 ●投資信託は、クローズド期間、国内外の休祭日の取扱い等により、換金等ができないことがありますのでご注意ください。 三井住友アセットマネジメント株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第399号 加入協会:一般社団法人 投資信託協会、一般社団法人 日本投資顧問業協会、一般社団法人 第二種金融商品取引業協会 〔2014年4月1日現在〕 ■当資料は、情報提供を目的として、三井住友アセットマネジメントが作成したものです。特定の投資信託、生命保険、株式、債券等の売買を推奨・勧誘するものではありません。■当資料に基づいて取られた投資行動の結 果については、当社は責任を負いません。■当資料の内容は作成基準日現在のものであり、将来予告なく変更されることがあります。■当資料に市場環境等についてのデータ・分析等が含まれる場合、それらは過去の実績及び 将来の予想であり、今後の市場環境等を保証するものではありません。■当資料は当社が信頼性が高いと判断した情報等に基づき作成しておりますが、その正確性・完全性を保証するものではありません。■当資料にインデック ス・統計資料等が記載される場合、それらの知的所有権その他の一切の権利は、その発行者および許諾者に帰属します。■当資料に掲載されている写真がある場合、写真はイメージであり、本文とは関係ない場合があります。 4
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